がん記事一覧
【ASCO2025】イナボリシブ併用療法で、進行乳がんの生存延長と化学療法の遅延が可能に
2025年5月29日
ASCOの見解(引用)「INAVO120試験では、未治療でPIK3CA変異を有するホルモン受容体陽性転移乳がん患者さんの生存期間を有意に改善する分子標的治療レジメンの有効性が示...
【AACR2025】リキッドバイオプシー検査で、切除可能大腸がんの再発を画像診断前に検出
2025年5月29日
循環腫瘍DNA(ctDNA)ベースの超高感度リキッドバイオプシー検査により、大腸がん患者において、画像診断前に再発の徴候が検出され、手術後1カ月以内に予後値が示された。このVICTOR...
【AACR2025】AI活用バイオマーカーにより、がん悪液質検出が向上する可能性
2025年5月29日
日常的に収集される画像情報と臨床情報を解析するマルチモーダルな人工知能(AI)型モデルにより、標準的な方法と比べてがん悪液質をより正確に予測できるようになったとの結果が、4月25日から...
FDA承認により、一部の進行大腸がんの初回治療が変わる可能性
2025年5月26日
米国食品医薬品局(FDA)は、一部の進行大腸がん患者に対する初回治療として、2種類の免疫療法薬の併用を承認した。この承認は、腫瘍がMSI-HまたはdMMRに分類される患者に対するニボル...
【AACR2025】進行甲状腺がんに新たなCAR-T細胞療法AIC100が有益
2025年5月26日
MDアンダーソンニュースリリース 2025年4月29日● 第1相臨床試験において、悪性度が高い2つのタイプの甲状腺がんで持続的な奏効と有望な安全性プロファイルが示され、固形がん...
G12D変異肺がんに経口治験薬ゾルドンラシブが客観的奏効を示す
2025年5月28日
KRAS G12D変異を有する前治療歴のある非小細胞肺がん(NSCLC)患者において、KRAS G12Dに対する経口阻害薬zoldonrasib[ゾルドンラシブ]の臨床的有用性が認めら...
病理画像AIで小児肉腫を高精度で分類
2025年5月21日
デジタル病理画像のみを用いた人工知能(AI)解析により、小児肉腫を高精度に分類できることを示した研究成果が、4月25日〜30日に開催された米国癌学会(AACR)年次総会で発表された。
小...
小...
難治性白血病(AML)にロジックゲートを用いたCAR-NK細胞療法SENTI-202で完全寛解
2025年5月28日
それまでの治療が奏効しなかったり、治療後に再発したりした急性骨髄性白血病(AML)患者が数人、first-in-class[画期的医薬品]のキメラ抗原受容体ナチュラルキラー(CAR-N...
転移予測にがん細胞の「くっつきやすさ」を評価ー乳がんDCISで研究
2025年5月19日
研究者らは、他の部位にまだがんが転移していない患者の治療方針について、腫瘍医がより良い判断を下すのに役立つと期待される装置を開発した。この装置は、腫瘍サンプル中のがん細胞の「接着性(く...
米FDA、c-Metタンパク質過剰発現の非小細胞肺がんにテリソツズマブ ベドチン-tllvを迅速承認
2025年5月17日
2025年5月14日、米国食品医薬品局(FDA)は、局所進行性または転移性の非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)の成人患者のうち、全身療法の治療歴があり、c-Metタンパク質の過剰発...
迅速な遺伝子検査が脳腫瘍手術の指針となる可能性
2025年5月20日
手術中に患者から採取した脳組織サンプル中の特定の遺伝子変異レベルを迅速に測定する方法が研究者らにより開発された。
新たな研究で、研究者らは、自らが開発した液滴デジタルポリメラーゼ連鎖反応...
新たな研究で、研究者らは、自らが開発した液滴デジタルポリメラーゼ連鎖反応...
白血病AMLにおける遺伝子変異の関連性が新治療につながる可能性
2025年5月19日
あるタイプの急性骨髄性白血病(AML)における2つの遺伝子変異に関連性があることが、オハイオ州立大学総合がんセンター・アーサー・G・ジェームスがん病院・リチャード・J・ソロヴ研究所(O...
標準治療にペムブロリズマブの周術期追加投与で新規頭頸部がんの転帰が改善
2025年5月15日
術後補助療法として周術期にペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)を投与すると、未治療の局所進行頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)患者の治療効果と生存率が改善することが、4月25日から3...
米FDA、KRAS変異陽性の再発低悪性度漿液性卵巣がんにアブトメチニブ+デファクチニブ併用を迅速承認
2025年5月12日
2025年5月8日、米国食品医薬品局(FDA)は、全身療法の治療歴があるKRAS変異再発性低悪性度漿液性卵巣がん(LGSOC)成人患者を対象に、avutometinib[アブトメチニブ...
【ASCO2025】「最新がん研究:診断、免疫療法、プレシジョン医療の進歩」注目の演題
2025年5月13日
【プレス向け報道】
2025年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会において、世界中のがん医療関係者がシカゴに参集し、今年最大の腫瘍学研究について聴講する。免疫療法の新しいアプローチや組...
2025年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会において、世界中のがん医療関係者がシカゴに参集し、今年最大の腫瘍学研究について聴講する。免疫療法の新しいアプローチや組...
学習済み機械学習モデルが資源の乏しい環境での非メラノーマ皮膚がん診断に有用
2025年5月10日
膨大なデータセットで事前学習済みの人工知能モデルは、組織サンプルのデジタル画像から非メラノーマ皮膚がん(NMSC)を識別する上で、従来の標準的なベースラインモデルよりも顕著に優れている...
dMMR早期がんへの術前PD-1阻害薬(ドスタルリマブ)により手術不要の可能性
2025年5月8日
ドスタルリマブ(販売名:Jemperli[ジェンペルリ])によるPD-1遮断は、局所進行のミスマッチ修復機構欠損(dMMR)固形がん患者において完全な腫瘍消失を誘導し、手術の必要性を解...
dMMR固形がんに対してctDNA有無に基づく術後PD-1阻害薬が効果を示す
2025年5月12日
ミスマッチ修復機能欠損(dMMR)早期固形がんで、術後、検出可能な循環腫瘍DNA(ctDNA)が陽性の患者に対して抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ)を投与すると、微...
【米国癌学会(AACR)】MDアンダーソンから画期的発表12演題
2025年5月7日
アブストラクト:1186、3746、3763、3776、3824、6367、6384、6396、6424、6427、6436、6438テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの...
米FDA、非角化性上咽頭がんにペンプリマブ-kcqxを承認
2025年5月7日
2025年4月23日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発または転移性非角化性上咽頭がん(NPC)の成人患者に対する一次治療として、シスプラチンまたはカルボプラチンおよびゲムシタビンとの...
副作用で免疫療法薬中止後も、一部の患者で病勢コントロール持続の可能性
2025年5月8日
免疫関連有害事象(irAE)のため免疫チェックポイント阻害薬(ICI)療法を中止した非小細胞肺がん(NSCLC)患者の一部は長期にわたる病勢コントロールを継続していたとの研究結果が米国...
悪性度の高い脳腫瘍、膠芽腫の治療に有望な酵素を発見
2025年5月2日
膠芽腫の増殖を抑制する有望なアプローチを発見PGM3という酵素を標的にすることで、極めて悪性度の高い脳腫瘍である膠芽腫の増殖を抑えられる可能性があることを研究者らは発見した。
こ...
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卵巣がんの根本原因は― 答えの一部が新研究で解明か
2025年5月12日
研究者らが、卵巣がんで最も多いタイプの重要な生物学的因子とみられるものを発見した。この発見は、卵巣がんを早期発見したり、そもそも発症を予防したりするためのアプローチ開発を方向付ける可能...
腎臓/膵臓がんに対する新たな免疫ベース治療法、実現の兆し?
2025年5月7日
腎臓がんと膵臓がんに対する新たな免疫療法が、2つの小規模臨床試験で有望な結果を示した。どちらの試験でも、腫瘍摘出手術が成功した患者において、これらの治療法ががん再発を予防する効果が示唆...