消化器がん
特定の遺伝子変化を有する大腸がん治療が免疫療法のみへと変わる?
2023年3月10日
一部のがん患者にとっては、6カ月の免疫療法だけですむかもしれない、あるいは4週間の免疫療法薬の後に小さな手術をするだけで治療が終わるといった可能性はあるのだろうか。
局所進行がんを有する一部の患...
局所進行がんを有する一部の患...
FDAがツカチニブ+トラスツズマブ併用を進行性結腸直腸がんに承認
2023年3月12日
大腸がんのうち、外科的切除不能あるいは体の他の部分に転移のある患者の一部に対する新たな治療選択肢が登場した。米国食品医薬品局(FDA)は1月19日、HER2というタンパクを過剰に発現する進行し...
次世代の免疫療法薬2剤(botensilimab、balstilimab)は大腸がんに有効
2023年2月27日
次世代免疫療法薬2剤の併用は、これまで免疫療法薬があまり効かなかった難治性転移大腸がん患者の治療に有望な臨床効果を示すことがダナファーバーがん研究所の研究で明らかになった。
サンフランシスコで1...
サンフランシスコで1...
FDAが大腸がんにツカチニブ+トラスツズマブ併用療法を迅速承認
2023年2月19日
2023年1月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンベースの化学療法後に進行したRAS遺伝子野生型かつHER2陽性の切除不能または転移性の大腸...
KRAS標的薬MRTX1133が非臨床段階で膵臓がんに有望
2023年2月22日
膵臓がんは、治療抵抗性が高いことで知られる、急速に進行する疾患である。多くのがん種および膵臓がんのほとんどは、KRASと呼ばれる遺伝子の変異が引き金となることから、研究者らはこれまで、変異を生...
ASCO消化器がんシンポジウム最新の11研究発表
2023年2月23日
2023年1月19日から21日までカリフォルニア州サンフランシスコのモスコーンウェストビル(Moscone West Building)で開催される「2023 ASCO消化器がんシンポジウム...
ソトラシブがKRAS G12C変異陽性進行膵がんに臨床的意義のある効果を示す
2023年2月12日
CodeBreaK 100試験で、許容可能な安全性プロファイルと有望な結果が実証されるKRAS G12C阻害薬ソトラシブ(販売名:ルマケラス)は、第I/II相試験「CodeBreaK ...
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア会議2022ハイライト
2023年1月14日
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア大会2022が12月2日〜4日にシンガポール会場およびオンラインで開催された。
プログラムは、特にアジア太平洋地域に関連した、腫瘍学全分野における最近の科学的・...
プログラムは、特にアジア太平洋地域に関連した、腫瘍学全分野における最近の科学的・...
MDアンダーソン研究ハイライト SITC2022特集:大腸がん
2023年1月19日
がん免疫療法学会(SITC)2022特集新しい免疫療法の組み合わせにより、非炎症性腫瘍におけるT細胞浸潤が促進される(抄録番号:657)
チェックポイント阻害薬は、マイクロサテライト安定...
チェックポイント阻害薬は、マイクロサテライト安定...
C. ディフィシル菌が一部の大腸がんを誘発する可能性
2022年10月31日
若年層における大腸がん増加の一因は一般的な感染症である可能性 重い下痢性感染症を引き起こすことで知られる細菌種クロストリディオイデス・ディフィシル(C.ディフィシル)が、大腸がんも誘発する可能性が示唆された。ジョンズホプキンス大学キンメルが
フルキンチニブにより、遠隔転移を有する難治性大腸がん患者の生存期間が延長
2022年10月13日
遠隔転移を有する難治性大腸がん患者を対象とした試験で分子標的薬fruquintinib[フルキンチニブ]が全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)を有意に改善したとテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者により報告された。国際共
FDAが局所進行/転移性胆道がんにデュルバルマブを承認
2022年10月3日
2022年9月2日、米国食品医薬品局(FDA)は、局所進行または転移性の胆道がん(BTC)の患者を対象に、ゲムシタビンおよびシスプラチンとの併用でデュルバルマブ(販売名:イミフィンジ、AstraZeneca UK Limited社)を承認
FDAが胆管がんにフチバチニブを迅速承認
2022年10月3日
2022年9月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、フチバチニブ(販売名:Lytgobi、大鵬薬品工業)を迅速承認した。適応は、治療歴があり切除不能な、局所進行または転移性の肝内胆管癌で、線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)遺伝子の融合
肝臓がん患者の肝移植に関する最新エビデンス
2022年9月6日
肝臓がんの中でも最も多い肝細胞がん(HCC)の患者の一部にとって、治癒のためには肝移植が唯一の望みである。しかし、移植用の臓器が提供される機会は非常に限られている。そのため、ドナー肝臓が入手可能になった場合、医師と公衆衛生の専門家は、誰が最
パニツムマブとmFOLFOX6の 併用によりRAS 野生型大腸がんの生存が改善
2022年8月25日
RAS野生型の切除不能再発大腸がん患者(mCRC)では、パニツムマブ(販売名:ベクティビックス)とmFOLFOX6を併用した1次療法は、ベバシズマブ(販売名:アバスチン)とmFOLFOX6の併用療法と比較して、無増悪生存(PFS)は同程度で
修正FOLFIRINOX術前療法は、すい臓がんの生存率を改善
2022年8月4日
NCI Alliance試験により、FOLFIRINOX療法が望ましい治療法として確立される 切除可能境界膵がん患者を対象とした試験で、修正FOLFIRINOX療法による術前化学療法は、過去のデータよりも相対的に、あるいはFOLFIRINO
モノクローナル抗体薬dostarlimab投与でdMMR直腸がんが消失
2022年6月28日
抗PD-1モノクローナル抗体ドスタルリマブによる直腸がん治験治療の第2相試験において、患者12人中12人で腫瘍が完全に消失したことが、早期結果で明らかになった。 患者は全員、ミスマッチ修復機構欠損を有する局所進行がん(直腸がん患者の5~10
前がん病変治療でHIV感染者の肛門がんリスクが低下
2022年6月24日
HIV感染者を対象とした大規模臨床試験から、肛門の前がん病変である高度扁平上皮内病変(high-grade squamous intraepithelial lesions:HSIL)の治療により、肛門がんの発症率が半分以下に減少することが
リキッドバイオプシーはステージ2大腸がん術後療法の必要性の判断に有用
2022年6月21日
ASCOの見解 「リキッドバイオプシーは治療法を決定する際の有用なツールとなる可能性があります。今回の研究結果から、ステージ2の大腸がんの患者のうち術後化学療法で効果を得られる患者と、追加治療を省略できる患者を、無再発生存率を低下させること
ニモツズマブによりKRAS野生型進行膵臓がんの全生存期間が有意に延長
2022年6月16日
ASCOの見解 「たとえどの程度であっても、転移性膵臓がんの臨床試験で生存期間の改善がみられるのは興味深いことです。この試験では膵臓がんの分類型の一つであるKRAS野生型を検討していますが、この型は膵臓がん患者全体の10%にも満たないため、
大腸がんへのパニツムマブ併用療法が10年ぶりに全生存期間を延長
2022年6月15日
ASCOの見解 「切除不能進行再発大腸がんに対する一次治療を前向きに検証した第3相試験で、これまでで最長の生存期間が認められました。これらの知見は、進行再発大腸がん診断時に、RAS遺伝子を含む包括的なバイオマーカーと併せて、原発巣占居部位を
FDAが食道扁平上皮がんの一次治療にニボ+化学療法/イピリムマブ併用を承認
2022年6月14日
2022年5月27日、米国食品医薬品局(FDA)は、進行または転移した食道扁平上皮がん(ESCC)患者の一次治療として、ニボルマブ(販売名:オプジーボ、Bristol-Myers Squibb Company社)、フッ化ピリミジン系薬剤、お
早期肝細胞がんで手術とラジオ波焼灼の両方を支持-日本SURFデータ
2022年5月31日
【キーポイント】日本のSURF研究のデータが更新され、早期の肝細胞がん(≤3結節、すべて≤3cm)患者に対する手術とラジオ波焼灼療法(RFA)は、同等の無再発生存期間と全生存期間を示した。 このデータに基づき、日本の肝細胞がんの診療ガイドラ
多巣性肝内胆管がんに肝動脈注入ポンプ(HAIP)フロクスウリジン化学療法
2022年5月31日
多巣性肝内胆管がん(iCCA)には肝動脈注入ポンプ(HAIP)フロクスウリジン化学療法が外科手術に代わる効果的な治療法となり得ることが、コホート試験により示唆された。 「このような知見は、実地医療を変えるものであると考えている」とエラスムス