米FDAが再発・難治性濾胞性リンパ腫にタファシタマブ-cxixを承認

米FDAが再発・難治性濾胞性リンパ腫にタファシタマブ-cxixを承認

2025年6月18日、米国食品医薬品局(FDA)が、再発・難治性濾胞性リンパ腫(FL)の成人患者を対象に、レナリドミド+リツキシマブとの併用でtafasitamab-cxix[タファシタマブ-cxix](販売名:Monjuvi、Incyte Corporation社)を承認した。
 
Monjuviの詳細な処方情報はこちらに掲載される。

有効性と安全性

二重盲検プラセボ対照試験であるinMIND(NCT04680052)において、再発・難治性濾胞性リンパ腫患者548人をレナリドミド+リツキシマブ併用でのタファシタマブ-cxix群またはプラセボ群に無作為に割り付け、有効性を評価した。患者の半数が全身療法の一次治療を受けており、25%は二次治療、20%は三次治療以上を受けていた。
 
主要な有効性評価項目は、治験担当医師の評価による無増悪生存期間(PFS)であった。中央値14.1カ月の追跡調査後、タファシタマブ-cxix群のPFSは統計学的に有意に延長した(ハザード比0.43[95%信頼区間:0.32~0.58]、p値<0.0001)。推定PFS中央値は、タファシタマブ-cxix群で22.4カ月(95%信頼区間:19.2、評価不能)、対照群で13.9カ月(95%信頼区間:11.5~16.4)であった。
 
タファシタマブ-cxix群の患者の33%に重篤な副作用が発現し、そのうち24%に重篤な感染症が認められた。タファシタマブ-cxixの処方情報には、注入関連反応、骨髄抑制、および感染症に関する警告と注意事項が記載されている。

推奨用量

タファシタマブ-cxixの推奨用量は、レナリドミド+リツキシマブ併用で、12mg/kg静脈内注入、最大12サイクル投与である。タファシタマブ-cxixは、対象臨床試験以外では、再発・難治性辺縁帯リンパ腫患者には適応がなく、推奨もされていない。

  • 監修 佐々木裕哉(筑波大学/血液内科)
  • 記事担当者 仲里芳子
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  • 原文掲載日 2025/06/18

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