がん医療
がんワクチンはどこまできたか
2023年3月30日
キャンサーリサーチUK
予防接種(ワクチン)は、医療界と人の健康に大きな変化をもたらしました。麻疹やおたふくかぜ、ポリオ、そして最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から私たちを守...
予防接種(ワクチン)は、医療界と人の健康に大きな変化をもたらしました。麻疹やおたふくかぜ、ポリオ、そして最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から私たちを守...
遠隔診療で節約できるがん患者の時間と費用
2023年3月15日
COVID-19パンデミック以降、多くのがん患者が医師の遠隔診療を受けるようになった。遠隔診療は対面での診察と比較すると、がん患者の移動などの時間と費用を節約できる可能性があることが、新たな研...
欧州ESMO、臨床試験に新たなQOLチェックリストを導入
2023年2月18日
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)は、がん医療の臨床的有用性を評価するための検証された、再現性のあるツールESMO-MCBS(Magnitude of Clinical Benefit Scale)...
米保険会社の事前承認制は治療遅延などの弊害をもたらす―腫瘍内科医が回答
2023年1月16日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)調査によりがん治療に対する事前承認の悪影響が明らかに事前承認(診療前の保険会社による保険適否審査)制度ががん患者に悪影響を及ぼしていることが米国臨床腫瘍学会...
新型コロナウイルスワクチンは、がん免疫療法中でも安全
2022年11月27日
ある種の免疫療法薬で治療を受けているがん患者は、免疫関連の副作用のリスクを増加させることなくmRNAコロナウイルスワクチンの接種を受けられることが、新たな研究から示唆された。この結果は、以前に行われた小規模な研究の結果と一致している。 今回
がん初期臨床試験に対する認識を変える―Dr. 武部直子インタビュー
2022年11月26日
臨床試験とは、新しいがん治療法を、実験室での発見から日常の患者さんの治療へと移行させるために不可欠な段階である。新しいがん治療を最初にヒトで研究する試験を第1相臨床試験と言い、その主な目的は、さらに続く試験のための安全な用量を確認することで
『米国がん年次報告』ーがん死亡率は減少傾向が続き、膵臓がん生存率はやや改善
2022年11月20日
最新の『がんの現状に関する米国年次報告書(Annual Report to the Nation on the Status of Cancer)』によると、2015年から2019年までの間、米国の主な人種・民族グループの男性、女性、子ども
患者ナビゲーションはメディケア公的保険加入がん患者の医療費を削減する
2022年10月25日
ASCOの見解 「患者ナビゲーターは、がん患者のケアに関連するさまざまな組織的課題やその他の課題を解決するために、重要な役割を担っています。今回、オンラインでのナビゲーションプログラムの利用により、ナビゲーターは膨大な量の社会的サービスを提
より安価な後発薬で、治療の質をおとさずにがん診療費の削減が可能
2022年10月11日
ASCOの見解 「より安価な後発薬を使用した治療の場合でも、患者さんは治療の質を断念せずに自己負担額や支払額が削減できるという恩恵を受けられることが研究で示されました。これは、患者さんにとって受ける治療の質が変わらないだけでなく、同質の治療
英語ページをブラウザで自動翻訳する方法
2022年9月8日
『海外がん医療情報リファレンス』( https://www.cancerit.jp/ )は、信頼性の高い、がんの最新情報配信サイトです。ボランティア翻訳者、監修者により運営されています。 ◆─────────────────◆ ~英語ページ
米国民間保険加入がん患者では、支払う遺伝カウンセリングの費用はわずか
2022年8月15日
がんの遺伝カウンセリングは、高精度の医療を実現する現代において、遺伝子検査とがん治療の意思決定を促進するための価値の高いがん医療の一つです。米国で報告された新たな研究で、遺伝カウンセリングの費用は大半が民間保険で 賄われており、患者の負担は
特定の遺伝要因のあるCOVID-19患者はインターフェロン治療で軽症化する可能性
2022年7月24日
研究内容 米国国立衛生研究所(NIH)の一部である米国国立がん研究所(NCI)の研究者らとその共同研究者らは、COVID-19で入院したヨーロッパ系およびアフリカ系の患者は、入院しなかった軽症患者よりもOAS1と呼ばれる遺伝子に特定の遺伝子
妊娠中のがん治療―現状と今後
2022年6月23日
2020年の秋、妊娠13週のLeticia Ramos-Mateo氏のもとに、「がんが再発した」という思わしくない知らせが届いた。 彼女は3年前、ホジキンリンパ腫の治療を受けていたが、治療が終了して以来、病気の徴候はみられなかった。しかし3
ASCO CancerLinQとCount Me Inコラボ:がん臨床研究に患者が診療データを共有
2022年5月6日
ASCOの CancerLinQとCount Me In(カウント・ミー・イン、「私を参加させて」の意味)は、臨床研究事業の一環として積極的にがん患者を関与させることにより、がん研究者がすべてのがん患者から学べるようにする新たなコラボレーシ
遠隔診療を利用したがんケアの急増とその今後
2022年3月31日
2020年に7歳の娘Evaが進行性のウィルムス腫瘍と診断された後、LaBonne夫妻のChrisとAliciaは、娘Evaの治療についてナッシュビルのヴァンダービルト-イングラムがんセンター(VICC)の医師にセカンドオピニオンを求めた。た
mRNAワクチンはがん治療に貢献できるか
2022年3月30日
COVID-19流行により、細胞にタンパク質産生を指令する分子である 伝令RNA(messenger RNA:mRNA)に注目が集まっている。全世界で何億人もの人々がSARSコロナウイルス2の感染による重篤な新型コロナウイルス感染症(COV
がん治療におけるバイオシミラーは先行バイオ医薬品と同等の有効性と費用対効果
2022年3月7日
バイオシミラー抗がん薬は、その先行バイオ医薬品と同様に安全で有効とみられ、コストもかなり低いことが系統的レビューとメタ解析により報告された。 「広く使われている3つのがんバイオ医薬品ベバシズマブ(販売名:アバスチン)、トラスツズマブ(販売名
がん患者のワクチン追加接種はオミクロン株への予防効果が高い
2022年1月28日
がん患者へのワクチンの追加接種は、SARS-CoV-2(COVID-19を引き起こすウイルス)および感染力が強い最新の変異株オミクロン株に対し、著しく強力かつ広範な予防効果があることが新たなデータで示された。この予防効果は、治療状況にかかわ
米国がん対策法署名50周年におけるASCO声明
2021年12月21日
50年前、新年まで数日の時、リチャード・ニクソン元大統領が、「米国がん対策法(NCA)」に署名し、がん撲滅を明確な国の優先事項とした。(*サイト注:NCI動画『1971年ニクソン大統領「がん対策法」に署名』、『時間の贈り物-がん対策法50周
時間の贈り物-がん対策法50周年
2021年12月9日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 <50年前、米国では選挙権年齢が18歳に引き下げられ、スリー・ドッグ・ナイトの歌う「ジョイ・トゥ・ザ・ワー
がんに関するソーシャルメディア上の誤情報への対応
2021年11月18日
あなたやあなたの大切な人が、がんと診断されました。医師との面談を終え、頭が混乱しています。あなたは参ってしまい、怯えています。 近頃多くの人がするように、あなたもインターネットやソーシャルメディアで情報を得ようとします。科学的に聞こえる記事
コロナで低迷していたがん研究が勢いを取り戻すーコロナ回復後のがん患者には注意が必要
2021年10月4日
【欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 2021 プレスリリース】 ・ESMO Congress 2021では診療を一変するような研究結果が発表される予定であり、腫瘍学界がパンデミック(世界的流行)による後退期を脱し、その歩みを再開したことを証明
~がん研究とデータ科学との調和~ NCIデータコモンズ
2021年9月26日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 がん研究の発展を考えるとき、科学的な発見のためには「調和」が必要不可欠であることは、あまり知られていません
新型コロナの感染やワクチンに関する免疫応答の解明:SeroNet研究
2021年9月16日
2020年4月以降、NCIはCOVID-19に関する多数の研究や臨床試験を主導し、資金を提供してきました。その取り組みの一つにはNCIの血清学ネットワーク(SeroNet)があり、COVID-19の原因ウイルス(SARS-CoV-2)および