白血病
多くの高齢血液腫瘍患者で認知機能低下の傾向
2018年3月16日
白血病や多発性骨髄腫などの血液関連がんの高齢患者の多くは、認知機能低下の徴候を示す傾向があり、その低下は生存期間に影響を与える可能性があると、ダナファーバーがん研究所およびブリガム&ウィメンズ病院(BWH)の研究者による新たな試験が示してい
Acalabrutinib併用は未治療/再発白血病に安全かつ有効
2018年3月4日
Acalabrutinib[アカラブルチニブ]は、第2世代ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬であり、慢性リンパ性白血病(CLL)およびマントル細胞リンパ腫(MCL)を有する患者の生存が向上することを示した新タイプの薬剤の一つである。
ベネトクラックス+リツキシマブが白血病(CLL)の予後を改善
2018年2月28日
治療が奏効しなくなった慢性リンパ性白血病(CLL)患者にとって、新しい薬の併用が有効な選択肢となる可能性がある。第3相臨床試験の中間結果に基づいて、臨床試験責任医師らは、venetoclax[ベネトクラックス]とリツキシマブ(リツキサン)の
一部の慢性骨髄性白血病患者ではニロチニブを中止可能
2018年2月21日
米国食品医薬品局(FDA)は、慢性骨髄性白血病(CML)患者におけるニロチニブ(商品名:タシグナ)の推奨投与方法に対する大幅な変更を承認した。 FDA は12月22日、ニロチニブの添付文書について、本薬剤を服用中でがんが長期間
まれな白血病における早期死亡率低下を目指した画期的臨床試験
2018年2月21日
「医療従事者を対象に腫瘍内科医が24時間体制のヘルプデスクを設置する」という臨床試験は類例に乏しい。米国国立がん研究所(NCI)が資金援助を行った画期的な臨床試験として上記のような取り組みがなされている。非常に稀なタイプのがんである急性前骨
分子標的薬SL-401への腫瘍細胞の耐性をアザシチジンが無効化する可能性
2018年1月21日
ダナファーバーがん研究所の研究者は、ある種の血液腫瘍細胞が分子標的治療法による細胞死を免れる仕組みを発見し、腫瘍細胞をだましてその攻撃を受けやすくする分子標的薬を開発した。 アトランタで開催された第59回米国血液学会(ASH)年次総会・展示
分子標的薬と化学療法の併用で慢性リンパ性白血病の治療効果改善
2018年1月13日
慢性リンパ性白血病(CLL)と新規診断された若年患者において、単独化学療法による一般的な奏効と比べて、化学療法および分子標的薬併用療法は奏効が有意に改善することが、研究者主導型多施設共同第2相臨床試験によって示された。 「われ
脂肪細胞が化学療法の効果を妨げる
2018年1月13日
よく用いられる2種類の化学療法薬を脂肪細胞が吸収し、毒性が低い形に分解して薬剤の効果を減弱させる可能性が新たな研究で示された。 また別の1種類の化学療法薬に対しては、脂肪細胞は吸収するが分解しないことも見出した。この研究はNC
急性骨髄性白血病(AML)に対する分子標的薬併用は高い奏効率を示す
2018年1月10日
【米国血液学会(ASH)2017】 再発/難治性の急性骨髄性白血病(AML)に対する分子標的薬の国際共同非盲検第Ib相試験の初期の評価によると 、最大50%の患者において完全寛解が示されたと、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者
レテルモビルの同種造血幹細胞移植後CMV感染予防効果についての試験結果
2017年12月29日
先月の米国食品医薬品局(FDA)によるレテルモビルの承認後、New England Journal of Medicine誌は本日、新薬の重要な第3相臨床試験からの主要な結果を発表した。レテルモビルは、同種造血幹細胞移植(HSCT)を受けた
慢性骨髄性白血病では持続奏効後にニロチニブを中止できる可能性
2017年12月29日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、抗がん剤ニロチニブ(商品名:タシグナ)の添付文書を更新し、医療供給者に向けて一部の患者への投薬中止の方法に関する情報を付け加えた。 2007年にFDAによって初めて承認されたニロチニブは、フィ
FDAがフィラデルフィア染色体陽性慢性骨髄性白血病にボスチニブを迅速承認
2017年12月26日
2017年12月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、未治療の慢性期(CP)フィラデルフィア染色体陽性(Ph+)慢性骨髄性白血病(CML)患者の治療にボスチニブ(商品名:ボシュリフ)(Pfizer Inc.社)を迅速承認した。
ダサチニブが慢性骨髄性白血病小児患者にFDA承認
2017年12月4日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年11月9日、慢性期のフィラデルフィア染色体陽性(Ph+)慢性骨髄性白血病(CML)小児患者の治療薬として、ダサチニブ(スプリセル、Bristol-Myers Squibb Co.社 )を通常承認した。
CAR-T細胞療法による急性毒性の評価、等級付け、および管理法
2017年12月1日
CAR-T細胞療法関連毒性(CAR T cell-therapy-associated TOXicity:CARTOX)ワーキンググループによる推奨 キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法は難治性悪性腫瘍の治療として有望なアプロ
白血病患者と腫瘍専門主治医とで予後認識が大幅に異なる
2017年11月8日
専門家の見解 「がんが検出された時期に関わらず、診断された経験は、患者にとてつもなく大きなストレスと不安を引き起こす可能性があります。患者が治療リスクと起こりがちな予後を正確に理解して、情報に基づいたより良い決定を主治医と行うために、医師・
CAR-T細胞療法、副作用の対処法ガイドラインを作成
2017年10月10日
詳細手順の策定で、有望な治療の毒性から患者を保護 がん治療の新領域を切り開く免疫細胞療法だが致死的となることもある独特な副作用があり、腫瘍医にとって新たな課題となっている。課題への取り組みの一環として、テキサス大学MDアンダーソンがんセンタ
FDAがCD33陽性急性骨髄性白血病にゲムツズマブオゾガマイシンを再承認
2017年9月14日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、腫瘍がCD33抗原を発現する急性骨髄性白血病(CD33陽性AML)で、未治療の成人患者の治療薬として、gemtuzumab ozogamicin[ゲムツズマブオゾガマイシン](商品名:Mylotarg[マイ
米国初の遺伝子治療(CAR-T療法)薬tisagenlecleucelをFDAが承認
2017年9月5日
FDAニュースリリース B細胞性急性リンパ芽球性白血病の小児および若年成人に対してCAR-T療法を承認 米国食品医薬品局(FDA)は2017年8月30日、米国で初めて遺伝子治療を承認するという歴史的な発表を行った。がんや、その他の重篤で生命
FDA、ブリナツモマブをフィラデルフィア染色体陽性前駆B細胞急性リンパ性白血病に適応拡大
2017年8月29日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年7月11日、成人および小児における再発性または難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病(ALL)の治療薬として、blinatumomab[ブリナツモマブ](商品名:Blincyto[ブリンサイト]、Amge
FDAが再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病にinotuzumab ozogamicinを承認
2017年8月21日
2017年8月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発・難治性の前駆B細胞急性リンパ性白血病(ALL)成人患者の治療にイノツズマブ オゾガマイシン[inotuzumab ozogamicin](商品名:BESPONSA)(Wyeth Ph
FDAが特定の予後不良の急性骨髄性白血病に初めてVyxeosを承認
2017年8月11日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、2種類の成人急性骨髄性白血病(AML)の治療にVyxeos(商品名)を承認した。対象となるのは新たに診断された治療関連AML(t-AML)または骨髄異形成に関連した変化を有するAML(AML-MRC)である
FDAが再発性または治療抵抗性の急性骨髄性白血病にenasidenibを承認
2017年8月9日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、新規分子標的薬enasidenib(商品名:Idhifa)を、特定の遺伝子変異をもつ再発または治療抵抗性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者を対象とする治療薬として承認した。この薬剤の承認はコンパニオン診
FDAが慢性移植片対宿主病にイブルチニブを承認
2017年8月7日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年8月2日、1種類以上の治療で効果がみられなかった慢性移植片対宿主病(cGVHD)の成人患者の治療薬として、イブルチニブ(商品名:イムブルビカ)の適応を拡大した。cGVHDの治療薬としては、本剤が初めての
若年急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群患者への強力な移植前処置が最善
2017年8月2日
今回の大規模第3相臨床試験の結果は同種幹細胞移植を受ける予定の若年急性骨髄性白血病(AML)患者または骨髄異形成症候群(MDS)患者に対しては、強力な前処置を使用することが望ましいことを示唆している。 本試験において、大量化学