白血病
FDAが急性骨髄性白血病にアザシチジンを承認
2020年9月8日
2020年9月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、強化寛解導入化学療法後に初回完全寛解(CR)または不完全血球数回復を伴う完全寛解(CRi)を達成したが、集中治療を完了できない急性骨髄性白血病患者の継続治療として、アザシチジン錠(販売名:O
若年成人の急性白血病(AML)、予後分類と治療法により生存の改善が示唆
2020年8月20日
・急性骨髄性白血病(AML)患者の60~65%は長期生存に至らない。 ・国際的なガイドラインでは、AML細胞における特定の遺伝子変異の有無に応じて、AMLに最も効果が高い治療法を決定している。 ・本研究は、これらのガイドラインの改良と、若年
アザシチジン+ベネトクラクス併用療法は急性骨髄性白血病の生存を有意に改善
2020年8月20日
分子標的療法併用の化学療法は安全性の高い治療法であり、その完全寛解率は66%に達することが第3相試験で明らかとなる テキサス大学MDアンダーソンがんセンターが主導した第3相試験(VIALE-A試験)によると、急性骨髄性白血病(AML)の特定
白血病のFTOタンパク阻害剤として2薬剤が再評価
2020年8月17日
今では使われなくなった古い薬剤2種が、血液腫瘍の一種である急性骨髄性白血病(AML)の治療薬として有望であることを研究者らが発見した。再評価されたbisantrene(ビサントレン)、 brequinar(ブレキナル)という2薬剤は、マウス
FDAが骨髄異形成症候群にデシタビンとセダズリジンの経口配合剤を承認
2020年7月14日
2020年7月7日、米国食品医薬品局(FDA)は、以下の条件を満たす骨髄異形成症候群(MDS)の成人患者に対して、デシタビン[decitabine]とセダズリジン[cedazuridine]の経口配合剤(販売名:INQOVI、Astex P
FDAが小児のCD33陽性、急性骨髄性白血病にゲムツズマブオゾガマイシンを承認
2020年6月22日
2020年6月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、ゲムツズマブオゾガマイシン(販売名:マイロターグ、Wyeth Pharmaceuticals LLC)の適応を拡大し、新たにCD33陽性急性骨髄性白血病(AML)と診断された生後1カ月以上
ルキソリチニブが一部の移植片対宿主病患者に有用
2020年6月18日
造血幹細胞移植を受けて数カ月以内に移植片対宿主病(GVHD)を発症し、ステロイドに反応しなかった血液のがんを有する患者は、他の治療法よりもルキソリチニブ(ジャカビ)に反応する可能性が高いことが、大規模臨床試験の結果により明らかになった。 こ
CAR-T細胞療法の臨床試験増加を目指すNCIの取り組み
2020年5月6日
2010年、米国国立がん研究所(NCI)の研究チームはCAR-T細胞療法と呼ばれる新しい形態のがん治療で初の研究を発表し、進行したリンパ腫の患者で治療後にがんが「劇的に退縮した」一例について詳細に報告した。翌年には、ペンシルべニア大学の研究
FDAが慢性リンパ性白血病 にイブルチニブ+リツキシマブを承認
2020年4月29日
2020年4月21日、米国食品医薬品局(FDA)は、慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)の成人患者の初期治療にリツキシマブとの併用療法を含めるために、イブルチニブ(販売名:IMBRUVICA、Pharmacycl
白血病/リンパ腫にCD19 CAR-NK細胞療法が73%の奏効
2020年3月1日
MDアンダーソンで開発された細胞療法は、再発・難治性血液がんに対する第1/2a相臨床試験において、大きな毒性を示さなかった。 テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターの第1/2a相臨床試験の結果で、CD19を標的とする臍帯血由来キメラ抗
CC-486維持療法が急性骨髄性白血病患者の生存期間を延長
2020年2月4日
大規模な臨床試験によると、臨床試験薬CC-486は、血液がん急性骨髄性白血病(AML)患者の生存期間を延長する効果があることが示唆された。この試験薬はアザシチジン(販売名:ビダーザ、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社)と関連がある。 アザシ
ブリナツモマブが再発白血病小児の転帰を改善
2020年1月8日
NCIプレスリリース 臨床試験による新たな結果から、再発した高または中間リスクのB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)小児・若年成人患者に対する免疫療法薬ブリナツモマブによる治療が、標準的化学療法よりも効果があることが示された。ブリナ
急性リンパ性白血病小児患者は頭部放射線治療を受けなくてよい
2019年12月26日
急性リンパ性白血病(ALL)小児患者は、腫瘍が脳で再発するのを予防するための放射線療法がおそらく不要であることが新たな研究でわかった。同研究によれば、腫瘍再発リスクが最も高い小児であっても放射線治療は受けなくてよい。 10年間に及ぶ臨床試験
米国血液学会(ASH2019)、ダナファーバーより40以上の研究発表
2019年12月17日
12月7~10日にフロリダ州オーランドで開かれる第61回米国血液学会(ASH)年次総会で、ダナファーバーがん研究所の研究者は40以上の試験結果を発表する。 ダナファーバーは、血液と骨髄疾患の患者を対象とする最大、かつ最も権威のある治療センタ
再発/難治性のFLT3陽性白血病(AML)にギルテリチニブ
2019年11月29日
第3相ランダム化試験の結果 再発または難治性のFLT3変異陽性、急性骨髄性白血病(AML)患者において、経口の強力な選択的FLT3阻害剤であるギルテリチニブ[gilteritinib]による治療は、救援化学療法よりも奏効率が高く、生存期間も
FDAが白血病(CLL)と小リンパ球性リンパ腫にアカラブルチニブを承認
2019年11月28日
2019年11月21日、米国食品医薬品局(FDA)は慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)成人患者に対してアカラブルチニブ(販売名:CALQUENCE、AstraZeneca社)の使用を承認した。 今回の審査はFD
末梢血幹細胞移植のドナーになる
2019年7月16日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 骨髄移植や末梢血幹細胞移植のドナーになろうと考えたことはありますか
FDAがFLT3変異白血病薬ギルテリチニブの添付文書に生存データを追加
2019年6月13日
2019年5月29日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査でFLT3遺伝子変異陽性の再発または難治性の急性骨髄性白血病(AML)成人患者を適応とするギルテリチニブ[gilteritinib」(販売名:XOSPATA、Astellas
FDAが白血病(CLL)および小リンパ球性リンパ腫にべネトクラックスを承認
2019年5月23日
2019年5月15日、米国食品医薬品局(FDA)は慢性リンパ性白血病(CLL)成人患者および小リンパ球性リンパ腫(SLL)成人患者にベネトクラックス(商品名:VENCLEXTA、AbbVie Inc.社およびGenentech Inc.社)
Tagraxofusp、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍に対して奏効率90%
2019年5月22日
テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの試験責任医師主導による非盲検、多施設共同第2相試験において、希少かつ非常に悪性度が高く、しばしば致死的な血液疾患である芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(BPDCN)の患者に対してtagraxofuspに
FDAがIDH1変異のある急性骨髄性白血病にイボシデニブを承認
2019年5月16日
2019年5月2日、米国食品医薬品局(FDA)はFDA承認検査によって感受性IDH1変異が検出され、急性骨髄性白血病(AML)と新たに診断された患者のうち75歳以上であるか、集中的導入化学療法の適応外である合併症を有する患者に対し、ivos
ギルテリチニブが急性骨髄性白血病患者の生存期間を延長
2019年4月19日
再発または難治性のFLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病(AML)患者に対して、FLT3 標的療法剤ギルテリチニブ[gilteritinib](ゾスパタ錠)による治療は、標準化学療法レジメンと比較して生存期間を延長した。このADMIRAL第
小児白血病治療が思春期・若年成人にも有効
2019年3月21日
ある臨床試験から得られた最新の結果によると、急性リンパ性白血病(ALL)小児患者のために特別に開発された強化治療は、より高い年齢の若年成人(AYA世代)患者にも有効である。 今回の臨床試験では、新規に診断されたALL若年成人患者に小児白血病
FDAが急性リンパ性白血病にcalaspargase pegolを承認
2019年1月6日
2018年12月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、1カ月の小児から21歳の若年成人までの急性リンパ性白血病(ALL)患者に対して、多剤併用化学療法の構成要素としてアスパラギン特異的酵素、calaspargase pegol(ASPARL