肝臓がん・胆嚢がん

FDAが局所進行/転移性胆道がんにデュルバルマブを承認の画像

FDAが局所進行/転移性胆道がんにデュルバルマブを承認

2022年9月2日、米国食品医薬品局(FDA)は、局所進行または転移性の胆道がん(BTC)の患者を対象に、ゲムシタビンおよびシスプラチンとの併用でデュルバルマブ(販売名:イミフィンジ、AstraZeneca UK Limited社)を承認
FDAが胆管がんにフチバチニブを迅速承認の画像

FDAが胆管がんにフチバチニブを迅速承認

2022年9月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、フチバチニブ(販売名:Lytgobi、大鵬薬品工業)を迅速承認した。適応は、治療歴があり切除不能な、局所進行または転移性の肝内胆管癌で、線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)遺伝子の融合
肝臓がん患者の肝移植に関する最新エビデンスの画像

肝臓がん患者の肝移植に関する最新エビデンス

肝臓がんの中でも最も多い肝細胞がん(HCC)の患者の一部にとって、治癒のためには肝移植が唯一の望みである。しかし、移植用の臓器が提供される機会は非常に限られている。そのため、ドナー肝臓が入手可能になった場合、医師と公衆衛生の専門家は、誰が最
早期肝細胞がんで手術とラジオ波焼灼の両方を支持-日本SURFデータの画像

早期肝細胞がんで手術とラジオ波焼灼の両方を支持-日本SURFデータ

【キーポイント】日本のSURF研究のデータが更新され、早期の肝細胞がん(≤3結節、すべて≤3cm)患者に対する手術とラジオ波焼灼療法(RFA)は、同等の無再発生存期間と全生存期間を示した。 このデータに基づき、日本の肝細胞がんの診療ガイドラ
多巣性肝内胆管がんに肝動脈注入ポンプ(HAIP)フロクスウリジン化学療法の画像

多巣性肝内胆管がんに肝動脈注入ポンプ(HAIP)フロクスウリジン化学療法

多巣性肝内胆管がん(iCCA)には肝動脈注入ポンプ(HAIP)フロクスウリジン化学療法が外科手術に代わる効果的な治療法となり得ることが、コホート試験により示唆された。 「このような知見は、実地医療を変えるものであると考えている」とエラスムス
デュルバルマブが進行胆道がんの生存を緩やかに改善の画像

デュルバルマブが進行胆道がんの生存を緩やかに改善

大規模臨床試験の新たな結果は、胆管がんや胆のうがんなど、まれだが進行の早い種類のがんである胆道がん患者に希望の光を与えるものである。 TOPAZ-1と呼ばれるこの試験では、免疫療法薬デュルバルマブ(販売名:イミフィンジ)を標準的な化学療法に
切除可能な肝臓がんに術前セミプリマブ(PD-1阻害薬)は有望の画像

切除可能な肝臓がんに術前セミプリマブ(PD-1阻害薬)は有望

PD-1阻害薬セミプリマブ(cemiplimab、販売名:Libtayo)術前投与は現在進行中の第2相試験において、切除可能な肝細胞がん(HCC)患者の3分の1に病理学的奏効をもたらした。 「この試験では、術前におよそ3週間治療を実施したに
ASCO消化器がんシンポジウム2022ハイライト:胆道がん、肝細胞がんに対する免疫療法薬の画像

ASCO消化器がんシンポジウム2022ハイライト:胆道がん、肝細胞がんに対する免疫療法薬

米国臨床腫瘍学会(ASCO)消化器がんシンポジウム2022の公式プレスプログラムでは、胆道がんおよび肝細胞がん患者を対象にした免疫療法薬の併用療法に関する知見が注目される。プレスプログラムで紹介される研究は、シンポジウムで発表される650本
免疫チェックポイント阻害薬が切除不能な肝がんに対する最良の標準治療となる可能性の画像

免疫チェックポイント阻害薬が切除不能な肝がんに対する最良の標準治療となる可能性

切除不能な肝細胞がん(HCC)の患者において、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は、標準治療と比較して優れた有効性と安全性を示したとするメタ解析が行われた。 「免疫チェックポイント阻害薬は、標準治療と比較して全生存期間、無増悪生存期間、全
術前運動で肝臓を保護できる可能性の画像

術前運動で肝臓を保護できる可能性

世界の多くの医療機関では、患者の手術結果を改善させるために、術前運動療法を指示している。オハイオ州立大学総合がんセンターのアーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャード・J・ソロブ研究所(OSUCCC - James)、オハイオ州立大学ウ
ペルツズマブとトラスツズマブ併用はHER2陽性胆道がんに有望の画像

ペルツズマブとトラスツズマブ併用はHER2陽性胆道がんに有望

ペルツズマブ(販売名:パージェタ)とトラスツズマブ(販売名:ハーセプチン)による二剤併用抗HER2療法は、一部のHER2陽性進行性胆道がん患者で忍容性が高く有望な結果が得られることが、MyPathway試験のデータ解析により明らかとなった。
カボザンチニブ+ニボルマブ併用で進行肝臓がんの手術が可能にの画像

カボザンチニブ+ニボルマブ併用で進行肝臓がんの手術が可能に

薬剤併用療法によって、通常は手術の対象とならない一部の肝臓がん患者に根治手術を行える可能性がある。 キナーゼ阻害薬のカボザンチニブ(販売名:カボメティクス)と免疫療法薬のニボルマブ(販売名:オプジーボ)を併用することで、通常は手術の対象とな
FDAが進行または転移胆管がんにイボシデニブを承認の画像

FDAが進行または転移胆管がんにイボシデニブを承認

2021年8月25日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAにより承認された検査でイソクエン酸デヒドロゲナーゼ1(IDH1)変異が検出された、治療歴のある局所進行または転移胆管がんの成人患者に対して、イボシデニブ(販売名:Tibsovo、Se
初の進行胆管がん治療薬としてペミガチニブが英国で承認の画像

初の進行胆管がん治療薬としてペミガチニブが英国で承認

ペミガチニブ[販売名:Pemazyre(日本での販売名:ペマジール)]は、初回化学療法後に進行または転移した希少タイプの胆管がんの患者に対して、今後選択肢の一つとなるであろう。 英国国立医療技術評価機構(NICE)は、FGFR2と呼ばれる分
生体肝移植は肝がん患者の延命につながる可能性の画像

生体肝移植は肝がん患者の延命につながる可能性

生体肝移植ドナー候補者の存在により、移植待機中の肝がん患者の死亡者数が減少する可能性があると研究者らは示唆した。 「肝細胞がんのいわゆる治癒的切除を受ける患者は非常に多いですが、3年後の再発率は約60%です。肝切除患者の大半は、生体肝移植に
Apatinibは進行肝臓がんの中国人患者の生存期間を延長の画像

Apatinibは進行肝臓がんの中国人患者の生存期間を延長

Apatinib[アパチニブ]は前治療の後に進行した肝細胞がんの患者の全生存期間と無増悪生存期間の両方を延長することが、中国で新たに行われたランダム化比較試験により明らかとなった。 また、進行までの期間や客観的奏効を得た患者の割合など、すべ
FDAがFGFR2融合遺伝子陽性切除不能胆管がんにインフィグラチニブを承認の画像

FDAがFGFR2融合遺伝子陽性切除不能胆管がんにインフィグラチニブを承認

2021年5月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、治療歴のある切除不能局所進行性または転移胆管がんを有し、FDA承認検査によって検出された線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)融合遺伝子陽性または他の遺伝子再構成を有する成人を対象に、キ
進行胆道がん治療の大きな一歩、FOLFOX療法の画像

進行胆道がん治療の大きな一歩、FOLFOX療法

医学研究がただ一つの結論に至ることはほとんどない。最終的な答えや決定的な解決がないこともよくあり、科学は進化し続け、それに伴ってやるべきこと、理解すべきこと、調査すべきことが増え続けている。 しかし、時として、蓄積された知見が実際に医療行為
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用が進行肝臓がんの一次治療にの画像

アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用が進行肝臓がんの一次治療に

【ロイター】免疫チェックポイント阻害薬アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)と血管内皮増殖因子阻害薬(VEGF阻害薬)ベバシズマブの併用療法が、システマティックレビューとネットワークメタアナリシス(NMA)を経て、進行肝がんの標準治療として
ダブラフェニブ+トラメチニブ併用はBRAF変異陽性進行胆管がんに有効の画像

ダブラフェニブ+トラメチニブ併用はBRAF変異陽性進行胆管がんに有効

希少疾患の患者を対象とした初の前向き臨床試験で ダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法が新たな治療選択肢として支持される BRAF V600E遺伝子変異陽性の胆管がん患者を対象に、BRAF阻害薬であるダブラフェニブ(販売名:タフィンラー)とM
肝がんスクリーニングの新たな血液検査方法を開発の画像

肝がんスクリーニングの新たな血液検査方法を開発

【米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース】 肝がんで最も多い肝細胞がんの発症リスクが高い人の特定に役立つ新しい検査が開発された。このアプローチは、患者が特定のウイルスに曝露したことがあるかどうかを簡単な血液検査で調べるものである。 この
FDAがFGFR2再構成/融合胆管がんにペミガチニブを迅速承認の画像

FDAがFGFR2再構成/融合胆管がんにペミガチニブを迅速承認

2020年4月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、治療歴があり、FDA承認の検査で検出された線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)融合またはその他の再構成を有する切除不能な局所進行または転移を有する成人胆管がん患者の治療薬としてペミガチ
FDAが肝細胞がんの2次治療にニボ+イピ併用を承認の画像

FDAが肝細胞がんの2次治療にニボ+イピ併用を承認

2020年3月10日、米食品医薬品局(FDA)がソラフェニブによる治療歴がある肝細胞がん(HCC)患者を対象にニボルマブとイピリムマブ(販売名:オプジーボおよびヤーボイ、Bristol-Myers Squibb社)の併用療法を迅速承認した。
進行胆管がんのFGFR+mTOR標的治療が研究で示唆されるの画像

進行胆管がんのFGFR+mTOR標的治療が研究で示唆される

胆管がんというまれで致死的ながんの患者において、有望な分子標的薬に対する耐性がどのように発現するかを示した新たな研究が、オハイオ州立大学総合がんセンターの アーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャード・J・ソロベ研究所(OSUCCC –