消化器がん

FDAが食道/胃食道接合部がんにペムブロリズマブを承認の画像

FDAが食道/胃食道接合部がんにペムブロリズマブを承認

2021年3月22日、米国食品医薬品局(FDA)は、外科的切除または根治的化学放射線療法の対象とならない、局所進行または転移のみられる食道がんまたは胃食道接合部(GEJ)(胃食道接合部から1~5cm上に腫瘍中心がある)がん患者に対し、プラチ
ASCOアドバンス・オブ・ザ・イヤー2021は「分子プロファイリングによる消化管がん治療の進歩」の画像

ASCOアドバンス・オブ・ザ・イヤー2021は「分子プロファイリングによる消化管がん治療の進歩」

分子プロファイリング(がん遺伝子パネルなどを含む)により、分子や遺伝子の特徴に基づいたがん治療を行うことができるようになった。こうした検査は、 過去1 年間で消化器がん治療に数多くの進展をもたらし、患者ケアは改善されつつある。この進展を認め
FDAがHER2陽性胃腺がんにトラスツズマブ デルクステカンを承認の画像

FDAがHER2陽性胃腺がんにトラスツズマブ デルクステカンを承認

2021年1月15日、米国食品医薬品局(FDA)は、トラスツズマブを含む治療歴のあるHER2陽性の局所進行/転移のみられる胃腺がんまたは食道胃接合部(GEJ)腺がん患者にトラスツズマブ デルクステカン(販売名:エンハーツ、第一三共株式会社)
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用が進行肝臓がんの一次治療にの画像

アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用が進行肝臓がんの一次治療に

【ロイター】免疫チェックポイント阻害薬アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)と血管内皮増殖因子阻害薬(VEGF阻害薬)ベバシズマブの併用療法が、システマティックレビューとネットワークメタアナリシス(NMA)を経て、進行肝がんの標準治療として
なぜ若年成人で大腸がんが急増しているのかの画像

なぜ若年成人で大腸がんが急増しているのか

Doug Dallmann氏が大便に血が混じっていることに初めて気づいたのは30代前半であった。 「しかし、たまにしか起こらなかったし、痛みもなかったのであまり気にせず、主治医には相談しませんでした」とDallmann氏は自分のアカウントで
KRAS阻害薬adagrasibが肺がん、大腸がんなどの固形がんで客観的奏効を達成の画像

KRAS阻害薬adagrasibが肺がん、大腸がんなどの固形がんで客観的奏効を達成

・adagrasib(アダグラシブ;MRTX1133)により、非小細胞肺がん患者の約半数が客観的奏効を達成  ・臨床試験において、大腸がん、膵臓がん、子宮内膜がんに対する有望な暫定結果が出る 研究者らは、臨床試験において、KRAS変異を標的
ニボルマブが一部の進行胃がんの生存を改善の画像

ニボルマブが一部の進行胃がんの生存を改善

大規模臨床試験の結果から、進行胃がんと診断された患者の一部において、化学療法に加えて免疫療法薬ニボルマブ(販売名:オプジーボ)の投与を初回治療として行うことで、生存期間が延長する可能性があることが示された。 CheckMate 649と呼ば
Icotinib+放射線療法が高齢の進行食道がん患者の生存期間を延長の画像

Icotinib+放射線療法が高齢の進行食道がん患者の生存期間を延長

【ロイター】高齢で切除不能な食道扁平上皮がん患者に対して、icotinib[イコチニブ]と放射線治療の併用は、放射線治療単独と比較して生存期間を延ばすなどの治療利益を促進するかもしれない、と中国の研究者らが発表した。  「本第2相試験は、食
進行食道がんの早期治療に免疫チェックポイント阻害薬が有望の画像

進行食道がんの早期治療に免疫チェックポイント阻害薬が有望

先ごろ発表された2つの大規模臨床試験の結果によると、免疫療法は一部の進行食道がん患者で早期治療の一角を担うことになるかもしれない。 両試験で、標準治療に比べて免疫チェックポイント阻害薬による治療は、進行食道がん患者が増悪することなく生存でき
直腸がんの予後予測にはTNM分類より、血管侵襲と腫瘍デポジットのほうが精度が高いの画像

直腸がんの予後予測にはTNM分類より、血管侵襲と腫瘍デポジットのほうが精度が高い

【ロイター】直腸がん患者において、MRIの画像評価によるリンパ節ではない腫瘍結節(腫瘍デポジット、mrTDs)や壁外静脈侵襲(EMVI)は、腫瘍の大きさやリンパ節転移(mrLNMs)よりも精度の高い予後予測因子であると研究者らは述べている。
胃・食道がんに免疫チェックポイント阻害薬が有益との新知見の画像

胃・食道がんに免疫チェックポイント阻害薬が有益との新知見

現在のところ胃がんおよび食道がん患者の生命予後は不良であるが、免疫療法がこれらに有益であることを示す新しいデータが2020年欧州臨床腫瘍学会年次総会(ESMO 2020)で発表された(1~3)。 免疫療法は治療を大きく変えることになるだろう
ダブラフェニブ+トラメチニブ併用はBRAF変異陽性進行胆管がんに有効の画像

ダブラフェニブ+トラメチニブ併用はBRAF変異陽性進行胆管がんに有効

希少疾患の患者を対象とした初の前向き臨床試験で ダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法が新たな治療選択肢として支持される BRAF V600E遺伝子変異陽性の胆管がん患者を対象に、BRAF阻害薬であるダブラフェニブ(販売名:タフィンラー)とM
歯周病とそれに伴う歯の喪失は大腸がんの前がん病変に関連の画像

歯周病とそれに伴う歯の喪失は大腸がんの前がん病変に関連

米国がん学会(AACR)のジャーナルCancer Prevention Research誌で発表された研究結果によると、歯周病は大腸がんの2種類の前がん病変のリスク増加と関連していることがわかった。 「成人では歯周病が非常に多く、米国人口の
肝がんスクリーニングの新たな血液検査方法を開発の画像

肝がんスクリーニングの新たな血液検査方法を開発

【米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース】 肝がんで最も多い肝細胞がんの発症リスクが高い人の特定に役立つ新しい検査が開発された。このアプローチは、患者が特定のウイルスに曝露したことがあるかどうかを簡単な血液検査で調べるものである。 この
AIによるすい臓がん検診の実現に向けての進歩の画像

AIによるすい臓がん検診の実現に向けての進歩

膵臓がんは早期発見が命を救う上できわめて重要であるが、人工知能(AI)でその早期発見が可能となる見込みがある。2020年7月1日から4日まで開催の欧州臨床腫瘍学会(ESMO)世界消化器がん会議で発表される研究で、AIの可能性が示された(1)
FDAが切除不能な大腸がんの初回治療にペムブロリズマブ(キイトルーダ)を承認の画像

FDAが切除不能な大腸がんの初回治療にペムブロリズマブ(キイトルーダ)を承認

本日、米国食品医薬品局(FDA)は、高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはミスマッチ修復機能欠損(dMMR)を有する切除不能な大腸がん患者の初回治療薬として、ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)静脈内注射を承認した。今回の
FDAが食道扁平上皮がんにニボルマブを承認の画像

FDAが食道扁平上皮がんにニボルマブを承認

2020年6月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、フルオロピリミジン系薬剤およびプラチナ系薬剤を含む化学療法による前治療を受けた切除不能な進行、再発または転移食道扁平上皮がん(ESCC)患者の治療薬として、ニボルマブ(販売名:オプジーボ、
オラパリブがBRCA変異陽性の前立腺・膵臓がんに有効な可能性ーTAPUR試験の画像

オラパリブがBRCA変異陽性の前立腺・膵臓がんに有効な可能性ーTAPUR試験

TAPUR(Targeted Agent and Profiling Utilization Registry)試験の2つのコホートからの良好な結果は、BRCA1/2遺伝子不活性化変異を有する進行前立腺がんおよび膵臓がんの治療にオラパリブ(
ペムブロリズマブが特定のDNA変異を有する進行大腸がんの無増悪生存を2倍にの画像

ペムブロリズマブが特定のDNA変異を有する進行大腸がんの無増悪生存を2倍に

ASCOの見解 ASCO会長のHoward A. Burris III医師( 米国内科学会フェロー:FACP、米国臨床腫瘍学会フェロー:FASCO)によれば、「ペムブロリズマブや同様の免疫療法薬が、進行がんの二次治療として有効であることは証
抗炎症薬アスピリンは、数種の消化管がんのリスク低下と関連の画像

抗炎症薬アスピリンは、数種の消化管がんのリスク低下と関連

抗炎症薬または解熱鎮痛薬(NSAID)として広く利用されているアスピリンは、死亡率が非常に高いすい臓がん、肝臓がんなどのがんを含めて、数種類の消化管がんの発症リスクの低下と関連している。 有力な専門誌「Annals of Oncology
FDAが転移のあるBRAF変異大腸がんにエンコラフェニブ+セツキシマブを承認の画像

FDAが転移のあるBRAF変異大腸がんにエンコラフェニブ+セツキシマブを承認

2020年4月8日、米国食品医薬品局(FDA)は、前治療後にBRAF V600E変異陽性(FDA承認検査で検出)の転移大腸がん(CRC)成人患者の治療にセツキシマブとの併用でエンコラフェニブ(販売名:BRAFTOVI、Array BioPh
感染症率の増加が将来のがん診断と関連かの画像

感染症率の増加が将来のがん診断と関連か

がん患者はがんと診断される数年前に高頻度で感染症にかかっているとの研究結果が、米国がん学会(AACR)の学会誌であるCancer Immunology Research誌で公表された。 「がんは、感染症、免疫破壊、化学発がん物質への曝露、慢
FDAがFGFR2再構成/融合胆管がんにペミガチニブを迅速承認の画像

FDAがFGFR2再構成/融合胆管がんにペミガチニブを迅速承認

2020年4月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、治療歴があり、FDA承認の検査で検出された線維芽細胞増殖因子受容体2(FGFR2)融合またはその他の再構成を有する切除不能な局所進行または転移を有する成人胆管がん患者の治療薬としてペミガチ
FDAが肝細胞がんの2次治療にニボ+イピ併用を承認の画像

FDAが肝細胞がんの2次治療にニボ+イピ併用を承認

2020年3月10日、米食品医薬品局(FDA)がソラフェニブによる治療歴がある肝細胞がん(HCC)患者を対象にニボルマブとイピリムマブ(販売名:オプジーボおよびヤーボイ、Bristol-Myers Squibb社)の併用療法を迅速承認した。