呼吸器がん
転移非小細胞肺がんの初回治療にニボルマブ+イピリムマブを承認
2020年5月25日
2020年5月15日、米国食品医薬品局(FDA)は、ニボルマブ(販売名:オプジーボ、Bristol-Myers Squibb Co.社)とイピリムマブ(販売名:ヤーボイ、Bristol-Myers Squibb Co.社)の併用療法を、FD
RET変異または融合遺伝子を有する肺がんおよび甲状腺がんにSelpercatinibを承認
2020年5月21日
2020年5月8日、米食品医薬品局(FDA)はselpercatinib [セルパーカチニブ](販売名:RETEVMO、Eli Lilly and Company社)を以下の適応症に対して迅速承認した。 ・転移RET融合遺伝子陽性の非小細胞
FDAが転移非小細胞肺がんにカプマチニブを承認
2020年5月11日
2020年5月6日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認試験で検出された間葉上皮転換(MET)エクソン14スキッピング変異を有する進行非小細胞肺がん(NSCLC)の成人患者を対象として、capmatinib[カプマチニブ](販売名:TA
FDAが進展型小細胞肺がんにデュルバルマブを承認
2020年4月12日
2020年3月27日、米国食品医薬品局(FDA)はデュルバルマブ(販売名:イミフィンジ、AstraZeneca社)とカルボプラチン+エトポシドまたはシスプラチン+エトポシドとの併用療法を進展型小細胞肺がん(ES-SCLC)患者の初回治療とし
禁煙電話相談を通じ、情報に基づく肺がん検診受診の意思決定が向上
2020年3月16日
クイットライン(禁煙電話相談)は、肺がん検診に適した人に到達するための効果的な手段である 肺がん検診を受診するかどうかについて、意思決定支援ツールと標準的な教育情報とを比較した初の比較臨床試験で、タバコのクイットラインで提供される意思決定支
ビタミンEアセテートが電子タバコ使用に関連する肺損傷の原因か
2020年2月13日
ビタミンEアセテートとEVALI(電子タバコ製品の使用に関連する肺損傷)の関連性について、以前の調査結果を支持する結果が、米国疾病予防管理センター(CDC)とオハイオ州立大学総合がんセンターの アーサー・G・ジェームズがん病院およびリチャー
FDAが転移を有する非扁平上皮非小細胞肺がんにアテゾリズマブ+ナブパクリタキセル+カルボプラチンを承認
2019年12月17日
2019年12月3日、米国食品医薬品局(FDA)はEGFR遺伝子変異またはALK遺伝子変異がない転移性非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)を有する成人患者の一次治療に対して、蛋白結合パクリタキセルとカルボプラチンとの併用でアテゾリズマブ(
デュルバルマブと化学療法の併用により、小細胞肺がんの生存期間が延長
2019年11月27日
大規模臨床試験の新しい結果で、免疫療法薬のデュルバルマブ(販売名:イミフィンジ)は一部の進行小細胞肺がん患者の生存期間を延長する可能性があることが明らかになった。本試験では、デュルバルマブと標準化学療法レジメンの併用により、新規に診断された
電子タバコ製品の使用に関連する肺疾患
2019年10月23日
背景 ・米国食品医薬品局(FDA)と米国疾病管理予防センター(CDC)は、電子タバコ製品の使用に関連した重度の呼吸器疾患という悲惨な出来事について精力的に調査している。 FDAとCDCは、州および地方の保健当局と緊密に協力しながら、これらの
RET遺伝子変異を有する肺がんにSelpercatinibが有望
2019年10月11日
腫瘍にRET遺伝子変異を有する肺がん患者に対して、試験薬Selpercatinib[セルパーカチニブ]が有益である可能性が、臨床試験の暫定結果から明らかになった。 非小細胞肺がん患者の約2%で、RET遺伝子と他のDNA断片との間に融合を認め
臨床試験参加に影響する要因、および参加した患者の利益が示される
2019年10月4日
ASCOの見解 「適切な患者を臨床試験に登録することは、腫瘍医である私たちの義務です」と、ASCO専門委員、FACP(米国内科学会フェロー)、クオリティケアシンポジウムのニュースプランニングチームのリーダーであるMerry-Jennifer
肺・気管支がん ~知っていますか?~
2019年10月3日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、JAMT(一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ)が日本語字幕を付けたものです。 米国でのがんによる死亡のうち、肺がんが男性・女性ともに最も多いことを知っていますか?「肺がん~知っていますか
オラパリブ+テモゾロミド併用療法は再発小細胞肺がんに初期試験で有望な結果
2019年8月30日
米国がん学会(AACR)ジャーナルのCancer Discovery誌で報告された第1/2相臨床試験の結果において、PARP阻害薬オラパリブ(リムパーザ)は化学療法剤テモゾロミド(テモダール)との併用によって、再発小細胞肺がん(SCLC)患
FDAが特定の遺伝子陽性固形がんおよび非小細胞肺がんにエヌトレクチニブを承認
2019年8月27日
2019年8月15日、米国食品医薬品局(FDA)は、神経栄養因子受容体チロシンキナーゼ(NTRK)融合遺伝子陽性で既知の獲得耐性変異を有さず、転移がみられるか外科的切除が重篤な合併症を起こす可能性が高く、治療後に病勢進行したか適切な標準治療
早期肺がんにおいて術前のチェックポイント阻害薬併用は有効
2019年7月2日
ニボルマブ+イピリムマブの併用による術前補助療法、すなわち手術前の治療を受けた早期切除可能非小細胞肺がん患者における病理学的著効(major pathologic response:MPR)率は33%であった。これらの患者では、手術時点での
ペムブロリズマブが進行非小細胞肺がんの一部でこれまでの生存率を改善
2019年6月24日
ASCOの見解 「これらのデータは、5年以上生存可能な患者集団が存在するという点で、免疫療法で治療した他のがんにおいてみられるデータと類似しています。今までよりも多くの患者について、もはや生存期間を月単位で計算する必要がないということは、実
FDAが転移小細胞肺がんにペムブロリズマブを承認
2019年6月22日
2019年6月17日、米国食品医薬品局(FDA)は、1つ以上の治療を受け、かつプラチナベースの化学療法中または治療後に進行した転移小細胞肺がん(SCLC)患者の治療薬としてペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ、Merck社)を迅速承認した
初期肺がんに対する術前アテゾリズマブ免疫療法は有望
2019年6月17日
ASCO年次総会で発表される大規模多施設試験の中間結果 手術可能な非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象にした免疫チェックポイント阻害剤による術前化学(ネオアジュバント)療法は忍容性が良好で、多くの場合、顕著な腫瘍細胞死を引き起こした。これ
FDAが非小細胞肺がん(TPS ≥1%)一次治療にペムブロリズマブの適応を拡大
2019年4月22日
2019年4月11日、米国食品医薬品局(FDA)は、切除不能もしくは根治的化学放射線療法が適応でないステージ3非小細胞肺がん(NSCLC)患者、または転移を有するNSCLC患者の一次治療にペムブロリズマブ(商品名キートルーダ:メルク社製)を
ASCO最新の知見、米国がん学会(AACR)年次総会で発表されたTAPUR試験について
2019年4月10日
協力企業の支援期間延長により、実際的試験からのより多くの知見が腫瘍学分野にもたらされる 2019年米国がん学会(AACR)の会期中、ポスターセッションにて3件の完了済みコホート試験より得られた知見が発表された。この3件のコホート試験は、米国
FDAが進展型小細胞肺がんにアテゾリズマブを承認
2019年4月2日
2019年3月18日、米国食品医薬品局(FDA)は、成人進展型小細胞肺がん(ES-SCLC)患者に対する一次治療として、アテゾリズマブ(商品名:テセントリク、Genentech Inc.社)とカルボプラチンおよびエトポシドの併用を承認した。
非小細胞肺がんへのリキッドバイオプシーは、組織生検と同程度に有効
2019年3月30日
FDA承認薬が存在する4つの変異をより正確に同定し、最初の検査から治療開始までの期間を短縮することができる。 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが主導した多施設共同研究により、進行非小細胞肺がん(NSCLC)におけるガイドラ
侵襲的肺がん検診の合併症発生率とコストは予想以上に高い
2019年1月30日
肺がんCT検診を検討している患者とリスクを共有することの重要性が研究により明確に 肺の異常に対する侵襲的診断後の合併症発生率は、地域医療の場面では肺がん検診試験での報告の2倍であった。また、検診を受けたのちに発生する関連コストは平均で$6,
小細胞肺がん二次治療、ニボルマブの効果は標準化学療法と同等
2019年1月28日
進行小細胞肺がん患者に対する化学療法と免疫療法では、奏効率および生存率は同等 一次治療後に再発した転移を有する小細胞肺がん(SCLC)患者において、抗PD1抗体治療薬であるニボルマブは、標準化学療法と比べて奏効率や生存率を改善しなかった。こ