卵巣がん
ARID1A変異陽性卵巣がんにスタチンと免疫チェックポイント阻害薬の併用を検討
2023年4月30日
【MDアンダーソンがんセンター研究ハイライト 2023/03/29】より前臨床卵巣がんモデルにおいて、スタチン併用療法が抗腫瘍効果を向上させるがん抑制因子ARID 1 Aの不活...
低異形度漿液性卵巣がんの分子特性を包括的に解析
2023年3月4日
【MDアンダーソンがんセンター研究ハイライト 2023/01/11】より低異形度漿液性卵巣がんの包括的な分子プロファイルを解析した研究低異形度漿液性卵巣がん(LGSO...
薬剤抵抗性卵巣がん患者の3/1にミルベツキシマブが奏効
2023年3月7日
プラチナ製剤に抵抗性を示す再発卵巣がん患者を対象とした、ダナファーバーがん研究所が主導する国際共同臨床試験で、ミルベツキシマブ ソラブタンシン(販売名:Elahere、ImmunoGen, I...
FDAが卵巣/卵管/腹膜がんにミルベツキシマブ ソラブタンシンを迅速承認
2022年12月1日
2022年11月14日、米国食品医薬品局(FDA)は、1~3回の全身治療レジメン歴を有する葉酸受容体α(FRα)陽性プラチナ抵抗性上皮性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの成人患者に対して、ミルベツキシマブ ソラブタンシン-gynx(
MDA研究ハイライト2022/5/4:プラチナ耐性卵巣がん、進行腎細胞がん、KEAP1変異肺がん他
2022年5月23日
細胞療法の進歩、新しい免疫療法と標的療法の組み合わせ、肺がんの新しい治療標的、乳がん診断の格差などを特集 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライトでは、MDアンダーソンの専門家によるがんの基礎研究、トランスレーショナル研究、
ルカパリブは再発卵巣がんにおいて化学療法を上回る
2022年5月10日
ARIEL4試験の結果はPARP阻害剤ルカパリブ(販売名:Rubraca[ルブラカ])の使用を、BRCA1またはBRCA2変異のある再発卵巣がん患者に対する化学療法に代わる療法として支持するものとなった。 「私たちの知る限り、ARIEL4試
卵巣がんにPARP阻害薬ニラパリブが第3相試験で有益なデータ
2022年4月16日
PARP阻害薬のニラパリブ(販売名:ゼジューラ)を用いた維持療法は、進行上皮性卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんと新たに診断された女性を対象としたPRIME試験において、バイオマーカーの状態に関係なく無増悪生存期間(PFS)に統計学的に有意
プラチナ抵抗性卵巣がん患者の1/3が複合体療法ミルベツキシマブにより寛解
2022年4月5日
プラチナ製剤ベースの化学療法を受けた卵巣がん患者を対象とした臨床試験において、新たな「複合体」療法は標準治療と比べて大幅に優れた効果を示した。アリゾナ州フェニックスで開催される米国婦人科腫瘍学会(SGO)年次総会のセッションで、ダナファーバ
低異型度漿液性卵巣がん再発患者にトラメチニブは新たな標準治療となる可能性
2022年3月7日
トラメチニブは疾患または死亡のリスクを低減し、無増悪生存期間を有意に向上させることが示された。 低異型度漿液性卵巣がんの治療において、MEK阻害薬であるトラメチニブ(販売名:メキニスト)は原病の増悪または死亡のリスクを標準治療と比べて52%
EUと英国がん統計ー2022年に卵巣がん死亡率は減少する
2022年2月15日
【ESMO Annals of Oncology誌プレスリリース】 2022年の卵巣がんによる死亡率は、2017年と比較して英国で17%、EU諸国では7%減少すると予測されることが新たな研究により明らかになった。この研究は、著名ながん専門誌
再発卵巣がん患者の一部で手術が適切な選択肢となる可能性
2022年2月7日
卵巣がん患者では10人中7人以上の割合で、初回治療後にがんが再発する。卵巣がんが再発した場合、患者は化学療法を再開する前に、がんをできる限り多く取り除くために追加の手術を受けることがある。 しかし、この追加の二次手術に延命効果があるかどうか
BRCA陽性卵巣がんに対するオラパリブ維持療法の効果は2年治療後も持続
2021年12月15日
新たに卵巣がんと診断されたBRCA遺伝子変異を有する女性において、2年間のオラパリブ(販売名:リムパーザ)維持療法後に持続的な無増悪生存率の改善が認められることが臨床試験の解析により明らかとなった。 本試験は、BRCA遺伝子変異を有し、進行
再発卵巣がんに腫瘍減量手術が有効
2021年12月9日
腫瘍減量手術と化学療法の併用により、再発卵巣がん患者の生存期間が、化学療法単独の場合よりも約8カ月長くなることが、DESKTOP III試験(ランダム化比較試験)の結果、明らかになった。 全生存期間の中央値は、化学療法単独群201人では46
抗生物質によるPARP阻害薬耐性がん治療の可能性
2021年8月19日
がん治療薬の候補として、1950年代に発見された抗生物質の試験が再び行われる。 がん患者を対象としてこの薬剤(ノボビオシン)の試験を最初に行ったのは、30年前の小規模臨床試験だった。進行乳がんの若い女性にこの薬剤が効果を示し2年間生存したが
卵巣がん検診の死亡抑制効果を証明できず
2021年6月4日
「取り組み当初からの目的は、卵巣がん患者さんの命を救うこと、英国国民健康保険(NHS)を導入できそうな検診プログラムの科学的根拠を構築すること、そして、毎年多くの女性が卵巣がんに罹患していますが、これらの患者さんの人生に影響を及ぼすことでし
副作用に弱い高齢卵巣がん患者へのカルボプラチン単剤療法は、従来の2剤併用療法に劣る
2021年5月10日
新たに卵巣がんと診断された副作用に弱い高齢者において、カルボプラチン単剤療法は従来のカルボプラチン+パクリタキセル2剤併用療法に比べて治療効果が著しく劣ることが、数カ国でのランダム化比較臨床試験で明らかになった。 JAMA Oncology
英国NICEが卵巣がんの維持療法としてニラパリブを承認
2021年2月1日
高悪性度の進行した上皮性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの成人患者の一部に対し、新たな分子標的療法が英国国立医療技術評価機構(NICE)により推奨された。 ニラパリブ(販売名:セジューラ)は、初回治療の効果を高めたり持続させたりする
PARP阻害薬は特定の卵巣がん治療に有用―ASCOガイドライン
2020年10月12日
【ロイター】ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害薬は、新規または再発卵巣がんと診断された特定の女性患者の治療に有用であることが、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の新たなガイドラインに示された。 卵巣がん患者への治療薬として米国食
卵巣がん死亡率低下に脂溶性スタチンが関連
2020年7月27日
脂溶性スタチンは、血中コレステロールを下げるために一般的に処方される薬の一種である。この薬剤が卵巣がんの患者の死亡率低下と関連することが、6月22日から24日までオンラインで開催された第二回米国がん学会(AACR)年次総会で発表された研究で
肺がん生存期間への禁煙の効果、再発卵巣がんの維持療法―ASCO20
2020年7月1日
2020年5月13日、Leslie Fannon Zhang、ASCOスタッフ 今月は、世界中から何千人ものがん専門家がバーチャルに集まり、がん患者の治療とケアにおける最新研究について学ぶ。ASCO(米国臨床腫瘍学会)20バーチャル科学プロ
卵巣がん、卵管がん、腹膜がんにオラパリブ+ベバシズマブの適応拡大
2020年5月25日
2020年5月8日、米国食品医薬品局(FDA)はオラパリブ(販売名:LYNPARZA[リムパーザ]、AstraZeneca Pharmaceuticals, LP社)に対し、初回のプラチナ製剤ベース化学療法に完全奏効または部分奏効を示した患
ASCO2020バーチャルがん科学会議、注目のトップ演題(5月29-31日)
2020年5月16日
がん患者、プレシジョン医療、および医療へのアクセスに対するCOVID-19の影響に関する最新研究を特集 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は今年、最新のがん科学を新たにバーチャル形式で世界の腫瘍学関連団体に配信する。肺がん、大腸がん、卵巣がん、膀
FDAが進行卵巣がんの初回維持療法にニラパリブを承認
2020年5月7日
2020年4月29日、食品医薬品局(FDA)はプラチナ製剤ベースの初回化学療法に完全奏効または部分奏効を示した進行上皮性卵巣がん、卵管がんまたは原発性腹膜がんの成人患者の維持療法にニラパリブ(販売名:ZEJULA、グラクソ・スミスクライン社
一次治療として週1回のdose-dense化学療法は、上皮性卵巣がんのPFSを改善しない
2020年1月22日
ICON8試験の結果から、主に欧州人の患者集団において、標準の3週間毎のレジメンと比較し、無増悪生存期間が改善しないことが示された 日本人以外の民族を起源とする女性の上皮性卵巣がんに対する一次治療として、週1回のdose-dense化学療法