卵巣がん

FDAが進行卵巣がんの初回維持療法にニラパリブを承認の画像

FDAが進行卵巣がんの初回維持療法にニラパリブを承認

2020年4月29日、食品医薬品局(FDA)はプラチナ製剤ベースの初回化学療法に完全奏効または部分奏効を示した進行上皮性卵巣がん、卵管がんまたは原発性腹膜がんの成人患者の維持療法にニラパリブ(販売名:ZEJULA、グラクソ・スミスクライン社
一次治療として週1回のdose-dense化学療法は、上皮性卵巣がんのPFSを改善しないの画像

一次治療として週1回のdose-dense化学療法は、上皮性卵巣がんのPFSを改善しない

ICON8試験の結果から、主に欧州人の患者集団において、標準の3週間毎のレジメンと比較し、無増悪生存期間が改善しないことが示された 日本人以外の民族を起源とする女性の上皮性卵巣がんに対する一次治療として、週1回のdose-dense化学療法
再発卵巣がんの二次手術で全生存は改善されないの画像

再発卵巣がんの二次手術で全生存は改善されない

プラチナ感受性の再発卵巣がん患者において、二次腫瘍減量術とその後に行う化学療法は、化学療法単独と比べて生存期間を延長しないとの知見が、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者から報告された。 第3相Gynecologic Oncol
PARP阻害薬3剤、卵巣がん初期治療に有望な結果の画像

PARP阻害薬3剤、卵巣がん初期治療に有望な結果

現在、PARP阻害薬として知られる薬剤は、治療後に再発した進行卵巣がん患者の治療に使用されている。最近、新しく3つの臨床試験の結果が発表され、これらの薬剤が進行卵巣がんと新たに診断された患者にも利益をもたらす可能性があることが示された。 P
FDAがHRD陽性進行卵巣がんにニラパリブを承認の画像

FDAがHRD陽性進行卵巣がんにニラパリブを承認

2019年10月23日、米国食品医薬局(FDA)が3種類以上の化学療法歴があり、相同組換え修復異常(homologous recombination deficiency:HRD)陽性の進行卵巣、卵管または原発性腹膜がん患者に対するニラパリ
英国NHSが進行卵巣がんにルカパリブを承認の画像

英国NHSが進行卵巣がんにルカパリブを承認

進行卵巣がんに対する分子標的療法が、英国医療サービス(NHS)で承認され、その費用は英国抗がん剤基金(Cancer Drugs Fund)より支払われることとなる。 Rucaparib[ルカパリブ](Rubraca[ルブラカ])は、化学療法
PARP阻害薬ニラパリブは再発卵巣がんのQOL維持に有益の画像

PARP阻害薬ニラパリブは再発卵巣がんのQOL維持に有益

プラチナベース化学療法で寛解に至った再発卵巣がん患者では、ニラパリブによる治療は、症状や毒性の現れない期間(TWiST)を有意に延長できることがダナファーバーがん研究所の最新の研究で明らかになった 。 本日、電子版Journal of Cl
進行卵巣がん治療薬ルカパリブは英国NHSで初回承認されずの画像

進行卵巣がん治療薬ルカパリブは英国NHSで初回承認されず

卵巣がんの進行を遅らせる可能性のある分子標的薬は、英国医療サービス(NHS)で使用を認められなかった。 Rucaparib[ルカパリブ](Rubraca[ルブラカ])の仮決定を下すにあたり、英国国立医療技術評価機構(NICE)は生存における
米医療費負担適正化法(ACA)により、卵巣がんの診断・治療が迅速化の画像

米医療費負担適正化法(ACA)により、卵巣がんの診断・治療が迅速化

ASCOの見解 「あらゆる種類のがん、特に卵巣がんにおいて早期発見と迅速な治療は重要です。この研究は、健康保険が利用できることが重要であり、ケアを受ける機会格差の是正にも役立ち、最終的には卵巣がん患者に対する長期的な転帰を改善することを裏づ
進行卵巣がんにおけるリンパ節摘出術の意義の画像

進行卵巣がんにおけるリンパ節摘出術の意義

進行卵巣がんの手術を行う場合、術者は腫瘍周囲のリンパ節の外見や触感が正常であっても、それらをすべて除去することが多い。というのは、そのようなリンパ節には原発腫瘍から転移したがん細胞が付着しているかもしれず、後の化学療法に抵抗性を示す可能性が
化学療法抵抗性の卵巣がんにPARP阻害薬単独よりアルペリシブ併用が有効の画像

化学療法抵抗性の卵巣がんにPARP阻害薬単独よりアルペリシブ併用が有効

ダナファーバーがん研究所の研究者は、臨床試験において分子標的薬を追加することで、PARP阻害薬の効果が期待できない卵巣がん患者の約3分の1で、腫瘍の部分的縮小を確認した。 PARP阻害薬オラパリブと、細胞タンパクであるPI3キナーゼαを標的
FDAがBRCA変異卵巣がんの一次治療薬にオラパリブを承認の画像

FDAがBRCA変異卵巣がんの一次治療薬にオラパリブを承認

2018年12月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、有害または有害な可能性のある生殖細胞系列BRCA変異(gBRCAm)や体細胞BRCA変異(sBRCAm)を有する進行した上皮性卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がんの成人患者で、初回治療のプ
インテリジェントナイフは卵巣がんと正常組織を識別するの画像

インテリジェントナイフは卵巣がんと正常組織を識別する

インテリジェントナイフはよりスマートな手術となりうるか? 手術は卵巣がん治療の主要な一部であるが、適切な切除ができていない場合もある。 外科医にとって、何の組織を切除しているかを知ることは非常に重要である。卵巣の腫瘤が悪性腫瘍か良性腫瘍かを
FDAが卵巣がんの化学療法との併用でベバシズマブを承認の画像

FDAが卵巣がんの化学療法との併用でベバシズマブを承認

2018年6月13日、米国食品医薬品局(FDA)は、初回の外科的切除後のステージ3または4の上皮性卵巣がん、卵管がんまたは原発性腹膜がん患者に対して、カルボプラチンおよびパクリタキセルとの併用、さらにその後の単剤治療薬としてベバシズマブ(商
FDAが再発卵巣がん維持療法薬としてルカパリブを承認の画像

FDAが再発卵巣がん維持療法薬としてルカパリブを承認

2018年4月6日、米国食品医薬品局(FDA)は、白金製剤ベースの化学療法に完全奏効または部分奏効する再発上皮性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの維持療法薬としてポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(poly ADP-ribose
免疫療法薬+PARP阻害剤併用で卵巣がんの寛解率が上昇の画像

免疫療法薬+PARP阻害剤併用で卵巣がんの寛解率が上昇

ダナファーバーがん研究所 治療困難な卵巣がんを有する女性において、免疫療法剤とDNA修復阻害剤の併用は、いずれかの薬剤単独よりも有意に有効な可能性があるとダナファーバーがん研究所の研究者らが主導した第1/2相臨床試験で示された。この結果は、
卵巣がん  ~知っていますか?~の画像

卵巣がん  ~知っていますか?~

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 卵巣がんの罹患率と死亡率が減少傾向にあることを知っていますか?さま
クラミジア感染で卵巣がんリスクが上昇の画像

クラミジア感染で卵巣がんリスクが上昇

2018年米国がん学会(AACR)年次総会(4月14日~18日、イリノイ州シカゴで開催)に先立ち、マスコミ向けに公表されたデータによると、性感染症であるクラミジアに以前に感染したことのある女性の血中にみられる抗体は卵巣がんリスクを2倍にする
TAPUR試験が新たに4つの患者群を追加し登録を拡大の画像

TAPUR試験が新たに4つの患者群を追加し登録を拡大

4コホート(患者群)に患者を追加登録:免疫療法薬の組み合わせにより登録患者総数は500人を越える 米国臨床腫瘍学会(ASCO)のTargeted Agent and Profiling Utilization Registry(TAPUR)
特定の免疫細胞が卵巣がんの生存期間改善と関連する可能性の画像

特定の免疫細胞が卵巣がんの生存期間改善と関連する可能性

卵巣がん患者の腫瘍内に存在するある種の免疫細胞が、一部の患者における生存期間の改善に関連していることが、大規模国際研究において示された。   卵巣腫瘍組織解析コンソーシアムの研究者らは、この解析のために5,500人超の患者の腫瘍に
卵巣がん診断に循環マイクロRNAの測定が有効な可能性の画像

卵巣がん診断に循環マイクロRNAの測定が有効な可能性

卵巣がんに対して特異的な循環マイクロRNAを測定する非侵襲的診断ツールの開発 ダナファーバーがん研究所とブリガム&ウィメンズ病院(BWH)の研究チームは、人工知能を活用して卵巣がんを早期の段階で確実に検出する新たな手法の開発に取り組んでいる
卵巣がんの起源部位は卵管であることが示唆されるの画像

卵巣がんの起源部位は卵管であることが示唆される

小規模研究が概念の証明とより幅広い研究への支持を示す 一部の研究者らはこれまで、最も一般的な型の卵巣がんは、卵巣を子宮とつないでいる細い繊維性の管 である卵管に由来する可能性があると考えてきた。今回、9人の女性を対象とした研究結果により、多
Rucaparibが再発卵巣がんの維持療法に有望の画像

Rucaparibが再発卵巣がんの維持療法に有望

Rucaparib[ルカパリブ]は、ARIEL3試験においてITT(Intention To Treat)解析およびサブグループ解析において、卵巣がんの再発を遅らせた   悪性度の高い、プラチナ製剤感受性再発卵巣がん、卵管がんまた
オラパリブがTP53破壊的遺伝子変異陽性卵巣がんの全生存期間延長の画像

オラパリブがTP53破壊的遺伝子変異陽性卵巣がんの全生存期間延長

卵巣がん患者のBRCA遺伝子およびTP53遺伝子を分析したところ、TP53破壊的遺伝子変異がある場合にolaparib[オラパリブ]で全生存期間が延長されたことが示された   Olaparib[オラパリブ]とプラセボを比較した第2