血液腫瘍
リンパ腫治療の進展ー2019年米国血液学会(ASH)年次総会
2020年2月6日
2019年米国血液学会(ASH)年次総会および展示会が12月7日から10日にフロリダ州オーランドで開催された。この総会には世界中から専門家が集まり、血液や骨髄の腫瘍などを含む血液関連疾患の治療における新たな進展について話し合う。 このポッド
CC-486維持療法が急性骨髄性白血病患者の生存期間を延長
2020年2月4日
大規模な臨床試験によると、臨床試験薬CC-486は、血液がん急性骨髄性白血病(AML)患者の生存期間を延長する効果があることが示唆された。この試験薬はアザシチジン(販売名:ビダーザ、ブリストル・マイヤーズ スクイブ社)と関連がある。 アザシ
ブリナツモマブが再発白血病小児の転帰を改善
2020年1月8日
NCIプレスリリース 臨床試験による新たな結果から、再発した高または中間リスクのB細胞性急性リンパ芽球性白血病(B-ALL)小児・若年成人患者に対する免疫療法薬ブリナツモマブによる治療が、標準的化学療法よりも効果があることが示された。ブリナ
急性リンパ性白血病小児患者は頭部放射線治療を受けなくてよい
2019年12月26日
急性リンパ性白血病(ALL)小児患者は、腫瘍が脳で再発するのを予防するための放射線療法がおそらく不要であることが新たな研究でわかった。同研究によれば、腫瘍再発リスクが最も高い小児であっても放射線治療は受けなくてよい。 10年間に及ぶ臨床試験
米国血液学会(ASH2019)、ダナファーバーより40以上の研究発表
2019年12月17日
12月7~10日にフロリダ州オーランドで開かれる第61回米国血液学会(ASH)年次総会で、ダナファーバーがん研究所の研究者は40以上の試験結果を発表する。 ダナファーバーは、血液と骨髄疾患の患者を対象とする最大、かつ最も権威のある治療センタ
再発/難治性のFLT3陽性白血病(AML)にギルテリチニブ
2019年11月29日
第3相ランダム化試験の結果 再発または難治性のFLT3変異陽性、急性骨髄性白血病(AML)患者において、経口の強力な選択的FLT3阻害剤であるギルテリチニブ[gilteritinib]による治療は、救援化学療法よりも奏効率が高く、生存期間も
FDAが白血病(CLL)と小リンパ球性リンパ腫にアカラブルチニブを承認
2019年11月28日
2019年11月21日、米国食品医薬品局(FDA)は慢性リンパ性白血病(CLL)または小リンパ球性リンパ腫(SLL)成人患者に対してアカラブルチニブ(販売名:CALQUENCE、AstraZeneca社)の使用を承認した。 今回の審査はFD
FDAがマントル細胞リンパ腫にザヌブルチニブを迅速承認
2019年11月27日
米国食品医薬品局(FDA)は2019年11月14日、1回以上の治療歴のある成人のマントル細胞リンパ腫(MCL)患者の治療薬として、 zanubrutinib [ザヌブルチニブ](販売名:BRUKINSA、BeiGene社)を迅速承認した。
自己免疫疾患を合併するがん患者における免疫療法を検討する臨床試験
2019年11月26日
自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症など)を有するがん患者に対し免疫療法薬を検討する臨床試験が開始された。 免疫療法薬は、免疫系が腫瘍細胞を発見し殺傷する能力を高める。近年、免疫療法薬は一部の進行がん患者などのよ
γセクレターゼ阻害薬が多発性骨髄腫のCAR-T療法を強化
2019年11月20日
キメラ抗原受容体発現T細胞(CAR-T細胞)療法として知られる比較的新しいタイプのがん治療法が、すでに一部の白血病患者およびリンパ腫患者の治療に用いられている。この種の免疫療法は、多発性骨髄腫の治療法としても有望視されているが、その用途には
FDAが移植に適格な多発性骨髄腫にダラツムマブを承認
2019年10月6日
2019年9月26日、米国食品医薬品局(FDA)は、自家移植(ASCT)に適応のある初発多発性骨髄腫の成人患者に対して、ボルテゾミブ、サリドマイド、デキサメタゾンとの併用でのダラツムマブ(販売名:DARZALEX、Janssen社)を承認し
意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症から骨髄腫への進行リスクが変化
2019年9月2日
新たな研究では、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)と呼ばれる良性の状態から、血液がんの一種である多発性骨髄腫に進行するリスクが経時的に変化することが示唆される。 平均すると、毎年MGUS患者の約1%が多発性骨髄腫を発症す
多発性骨髄腫に対するペムブロリズマブ追加ポマリドミド併用療法はリスクが有用性を上回る
2019年8月19日
再発または難治性多発性骨髄腫患者におけるKEYNOTE-183試験の結果 米国食品医薬品局(FDA)の要請で実施された計画外の特別中間解析から、ペムブロリズマブ+ポマリドミド+デキサメタゾンの有用性とリスクの見通しは、再発または難治性多発性
FDAが未分化大細胞リンパ腫リスクのために乳房インプラントの自主回収を要求
2019年8月15日
米国食品医薬品局(FDA)は本日、乳房インプラントに関連する未分化大細胞リンパ腫(BIA-ALCL)から女性を守るため、重要な措置を講じた。特定タイプのテクスチャードインプラントの製造元であるアラガン(Allergan)社に対し、BIA-A
高用量シクロフォスファミドはリンパ腫に対する免疫活性も促進する
2019年8月3日
・多くのがん種に対する化学療法において主要な薬剤であるシクロホスファミドは、高用量で使用することにより化学療法と免疫療法の両方の役割を示すということが、研究により発見された。 ・他のがん種においても免疫系の攻撃を促進する新しいアプローチを提
FDAが再発・難治性多発性骨髄腫にselinexorを迅速承認
2019年7月17日
2019年7月3日、米国食品医薬品局(FDA)は、4回以上の前治療歴があり、2種類以上のプロテアソーム阻害剤、2種類以上の免疫調節薬および抗CD38モノクローナル抗体に抵抗性を示す再発または難治性多発性骨髄腫(RRMM)の成人患者に対して、
末梢血幹細胞移植のドナーになる
2019年7月16日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 骨髄移植や末梢血幹細胞移植のドナーになろうと考えたことはありますか
FDAが自家幹細胞移植非適応の多発性骨髄腫にダラツムマブを承認
2019年7月16日
2019年6月27日、米国食品医薬品局(FDA)は、自家幹細胞移植非適応の新規診断多発性骨髄腫患者に対して、ダラツムマブ(販売名:DARZALEX、Janssen Biotech,Inc.社)とレナリドミド+デキサメタゾンの併用を承認した。
ダナファーバー、米国臨床腫瘍学会(ASCO2019)にて70件超の研究知見を発表
2019年6月28日
• これらの試験は60を超えるダナファーバーがん研究所の研究チームの業績を代表するものである • 研究者3人は、学会最高の名誉であるASCO特別賞の受賞者である ダナファーバーがん研究所の研究者らは、シカゴで5月31日~6月4日に開催される
地域別収入や保険、診療環境が多発性骨髄腫の生存延長と関連
2019年6月20日
ASCOの展望 「住所や加入している保険が多発性骨髄腫患者の生存期間に影響を及ぼすことはあってはなりません。しかし、新規研究によると、残念なことに住所や保険が影響するようです。社会の一員として、住所や社会経済的地位を問わず良質ながん治療をす
FDAがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫にポラツズマブベドチンを承認
2019年6月20日
2019年6月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、ベンダムスチンおよびリツキシマブ製剤との併用時に適応となるCD79bを標的とする抗体薬物複合体であるポラツズマブベドチン[Polatuzumab Vedotin-piiq](販売名:POL
レナリドミドは高リスク前がん性骨髄腫から多発性骨髄腫に進行するリスクを軽減
2019年6月14日
ASCOの見解 「がんが発症するかどうかわからない中で生きることは非常に難しいため、多発性骨髄腫のリスクが高い患者に、錠剤を飲めばがんを予防したり発症を遅らせたりすることができると言えるのは素晴らしいことです。しかし、このアプローチはすべて
FDAがFLT3変異白血病薬ギルテリチニブの添付文書に生存データを追加
2019年6月13日
2019年5月29日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査でFLT3遺伝子変異陽性の再発または難治性の急性骨髄性白血病(AML)成人患者を適応とするギルテリチニブ[gilteritinib」(販売名:XOSPATA、Astellas
リンパ腫に対する化学療法前の分子標的薬3剤併用は有効
2019年6月11日
特定種類のリンパ腫患者は将来的に化学療法を回避できる可能性があることを、MDアンダーソン第2相試験は示唆する アブストラクト#7508 特定種類のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)と新たに診断された患者において、化学療法前に行うリ