消化器がん

大腸がん肝転移に対する腹腔鏡手術後の生存期間は、開腹手術と同等の画像

大腸がん肝転移に対する腹腔鏡手術後の生存期間は、開腹手術と同等

ASCOの見解 「低侵襲な腹腔鏡手術は、患者の合併症が少なく、回復が早いため、多種類の腹部固形がんへの適用が一般的になりつつあります。しかし、肝臓がん手術のような技術的課題の多い手術の場合、がんを克服しての長期生存には依然として懸念がありま
オラパリブ維持療法はBRCA関連の膵臓がんの進行を遅らせるの画像

オラパリブ維持療法はBRCA関連の膵臓がんの進行を遅らせる

ASCOの見解 「本試験の結果が与える影響の全貌を知るのに、われわれは長期的なデータを心待ちにしています。オラパリブがBRCA変異を有する患者の遠隔転移を有する膵臓がんの進行を遅らせていることが一貫して見られるのは、明るい話題です。膵臓がん
膵嚢胞の早期かつ頻回な切除は、一部の膵臓がんリスクを下げる可能性の画像

膵嚢胞の早期かつ頻回な切除は、一部の膵臓がんリスクを下げる可能性

膵嚢胞に特定の前がん病変を有して手術を受けた成人901人分の医療記録分析が行われ、前がん病変のある嚢胞が致死的な膵臓がんに発展するかをより正確に示す解剖学的「マーカー」のパラメータが刷新された。この研究はジョンズホプキンス医学部とKarol
FDAが肝細胞がんにラムシルマブを承認の画像

FDAが肝細胞がんにラムシルマブを承認

2019年5月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、αフェトプロテイン(AFP)が400 ng/mL以上かつソラフェニブによる治療歴のある肝細胞がん患者を対象に、ラムシルマブ(商品名:CYRAMZA, Eli Lilly and Compa
適量の赤身肉や加工肉を食べる人にも大腸がんのリスクの画像

適量の赤身肉や加工肉を食べる人にも大腸がんのリスク

英国医療サービス(NHS)推奨ガイドライン内で赤身肉(*サイト注:牛豚羊などの肉。鶏肉は含まない)および加工肉を食べる人であっても大腸がんリスクが高まることが、4月17日(水)、International Journal of Epidem
ワクチンはリンチ症候群患者での大腸がん発生を予防できるかの画像

ワクチンはリンチ症候群患者での大腸がん発生を予防できるか

研究者らは、リンチ症候群(大腸がん、子宮内膜がんなどのがんの発生リスクを高める遺伝性疾患)を有する人々での発がんを予防するワクチンの開発へ第一歩を踏み出した。 リンチ症候群マウスにおいて、がん予防ワクチンが、ワクチンを使用しなかった場合と比
捕らえにくい膵臓がんのKRAS標的を阻止する方法を発見の画像

捕らえにくい膵臓がんのKRAS標的を阻止する方法を発見

膵臓がん患者の95%で腫瘍増殖を促進する遺伝子変異を間接的に阻止する方法が、3件の独立した研究によって示唆された。 KRAS遺伝子変異は、がん研究で最もとらえどころのない標的の1つであることがわかっている。 現時点で(変異したKRAS遺伝子
加工肉が、がんを引き起こす仕組みと影響の画像

加工肉が、がんを引き起こす仕組みと影響

加工肉と赤身肉(牛・豚など)が大腸がんに関連していること自体は新しい情報ではありませんが、がんリスクを高める肉の量について、キャンサーリサーチUKが資金提供した詳しい研究結果をプレスリリースで発表したところ、加工肉および赤身肉と大腸がんとの
ASCO2019年次総会で発表されるトップ演題の画像

ASCO2019年次総会で発表されるトップ演題

がん治療へのアクセス改善に関する最新データ、およびプレシジョン医療の進歩が、 世界最大規模のがん臨床学術学会ASCO2019で注目 世界中のがん専門家が、来たる米国臨床腫瘍学会(ASCO)第55回年次総会に集結し、患者治療に影響を及ぼす最新
高用量ビタミンDが進行大腸がんに効果の画像

高用量ビタミンDが進行大腸がんに効果

・遠隔転移を有する大腸がん患者に対するビタミンDの最初のランダム化臨床試験で、化学療法と高用量ビタミンDの併用により疾患の進行の遅延が認められた ・有望な結果により大規模3相試験での評価計画が促進される 小規模臨床試験で、遠隔転移を有する大
膵臓がんにルカパリブ維持療法が臨床的奏効を示すの画像

膵臓がんにルカパリブ維持療法が臨床的奏効を示す

PARP阻害薬ルカパリブ(Rubraca)による維持療法は、BRCAかPALB2に遺伝子変異があってプラチナベースの化学療法に感受性を有する進行膵臓がん患者に忍容性が良好で、臨床的な奏効ももたらすことができた。3月29日から4月3日まで開催
進行大腸がんに対する免疫療法薬の有効性を高める新戦略の画像

進行大腸がんに対する免疫療法薬の有効性を高める新戦略

2つのがん関連遺伝子が相互作用して転移を促進する仕組みと、それにより免疫チェックポイント阻害薬の効果を高められる可能性が示された。 切除不能な大腸がん患者の多くが免疫チェックポイント阻害 (ICB)療法に奏効しない原因は、変異頻度が高いがん
FDAが胃および胃食道接合部腺がんにトリフルリジン・チピラシルを承認の画像

FDAが胃および胃食道接合部腺がんにトリフルリジン・チピラシルを承認

2019年2月22日にFDAがトリフルリジン・チピラシル(商品名:ロンサーフ、大鵬薬品工業株式会社)を承認した。本剤は、ヌクレオチド代謝阻害剤であるトリフルリジンと、チミジンホスホリラーゼ阻害剤のチピラシルの配合剤であり、フルオロピリミジン
胃酸抑制薬は、パゾパニブ治療を受ける肉腫患者の生存転帰に悪影響の画像

胃酸抑制薬は、パゾパニブ治療を受ける肉腫患者の生存転帰に悪影響

軟部肉腫患者が胃酸抑制薬(GAS)と抗がん剤パゾパニブ(Votrient)の併用治療を受けると、無増悪生存期間と全生存期間が有意に短縮することが、米国がん学会(AACR)のClinical Cancer Research誌で発表された。 「
免疫チェックポイントVISTAが膵臓がんの治療抵抗性に関与の画像

免疫チェックポイントVISTAが膵臓がんの治療抵抗性に関与

膵臓がんとメラノーマの比較で間質の重要性が浮彫に MDアンダーソンニュースリリース2019年1月11日 研究者らは、膵臓がん免疫療法における新たな標的候補を特定した。膵臓がんはこれまで、他のがんに有効な免疫チェックポイント阻害薬が効きにくい
消化器がんシンポジウム2019ー消化器がん注目の研究5選の画像

消化器がんシンポジウム2019ー消化器がん注目の研究5選

肝臓がん、食道がん、大腸がんおよび結腸がんの治療と管理に関する新たなアプローチについて5つの重要な研究が、ASCO消化器がんシンポジウム2019(2019年1月17-19日、カリフォルニア州サンフランシスコ、モスコーン・ウェストビル)で発表
FDAが肝細胞がんにカボザンチニブを承認の画像

FDAが肝細胞がんにカボザンチニブを承認

2019年1月14日、米国食品医薬品局(FDA)は、ソラフェニブによる治療歴を有する肝細胞がん(HCC)患者に対してcabozantinib[カボザンチニブ](商品名:CABOMETYX、Exelixis, Inc.社)を承認した。 承認の
希少消化器がんに対する分子標的治療が生存を延長の画像

希少消化器がんに対する分子標的治療が生存を延長

早期臨床試験において、特定の遺伝子変異がある腫瘍を標的にする薬剤の併用により、その遺伝子変異を持つ消化器領域希少がん患者の転帰が改善した。 その併用とはダブラフェニブ(タフィンラー)とトラメチニブ(メキニスト)で、これにより進行した胆道がん
便移植が免疫チェックポイント阻害薬による大腸炎に効果的の画像

便移植が免疫チェックポイント阻害薬による大腸炎に効果的

多くみられる大腸炎の副作用はマイクロバイオーム操作により治療効果が得られる 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を用いた治療に起因する重症大腸炎に苦しむ患者を治療するために、初めて健常ドナーからの腸内細菌を移植した。2人の患者が在籍するテキ
早期のミスマッチ修復欠損大腸がんに二ボ・イピ免疫療法が著効の画像

早期のミスマッチ修復欠損大腸がんに二ボ・イピ免疫療法が著効

 [ESMO 2018プレスリリース] ニボルマブ(免疫チェックポイント阻害剤)+イピリムマブ(免疫チェックポイント阻害剤)の術前併用療法がミスマッチ修復欠損を呈する早期大腸がん患者において100%の割合で病理学的な著効を示したことが、ES
FDAが肝細胞がんにペムブロリズマブを迅速承認の画像

FDAが肝細胞がんにペムブロリズマブを迅速承認

2018年11月9日、米国食品医薬品局(FDA)はソラフェニブによって既治療の肝細胞がん(HCC)患者にペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ、Merck & Co. Inc.社)を迅速承認した。 本承認は、肝細胞がん患者104人を
カルボプラチンとパクリタキセル併用が肛門管扁平上皮がんの新標準治療にの画像

カルボプラチンとパクリタキセル併用が肛門管扁平上皮がんの新標準治療に

希少がん研究における国際共同研究の実現可能性をInterAACTが実証 切除不能局所再発または転移性の未治療肛門管扁平上皮がん(SCCA)患者では、これまでシスプラチン+ 5-フルオロウラシル(5-FU)による治療は、カルボプラチン+パクリ
食道・咽頭食道再建術の画像

食道・咽頭食道再建術

MDアンダーソン OncoLog 2018年8月号(Volume 63 / Issue 8)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
胃がんの原因とされるピロリ菌が、大腸がんにも関与の可能性の画像

胃がんの原因とされるピロリ菌が、大腸がんにも関与の可能性

ピロリ菌感染と大腸がんリスクとの関連が、特にアフリカ系アメリカ人で強い傾向 2018年10月9日公開 2018年10月18日更新 胃がんを引き起こすことで知られている細菌が、特にアフリカ系アメリカ人で、特定の大腸がんリスクを高める可能性があ