泌尿器がん
FDAが前立腺がんに低用量カバジタキセルを承認
2017年11月25日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年9月14日、ドセタキセルを含むレジメンを用いた治療歴を有する転移性去勢抵抗性前立腺がん患者の治療に、低用量のカバジタキセル(商品名:JEVTANA[ジェブタナ]、Sanofi-Aventis社、20mg
FDAが腎細胞がんの術後化学療法にスニチニブを承認
2017年11月20日
2017年11月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、腎摘除後の再発リスクが高い腎細胞がん(RCC)成人患者の術後化学療法にスニチニブ(商品名:スーテント)(Pfizer Inc.社)を承認した。 本承認は、多施設共同国際二重盲検プラセボ対
腎臓がん・腎盂がん ~知っていますか?~
2017年10月23日
米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 腎臓がん・腎盂がんの罹患数が増加している一方、死亡数は横ばいである
前立腺がん治療薬の評価に無転移生存期間が有効な可能性
2017年9月11日
限局性前立腺がんに対する治療を受けたが再発リスクがある患者の、前立腺がんによる死亡を減らすことを目的とした新たな補助療法の試験を加速させる可能性がある「代用エンドポイント」(臨床試験における信頼性の高い統計上のショートカット)を検証した、と
早期前立腺がん患者の意思決定にウェブツールが役立つ可能性
2017年9月11日
新たに早期前立腺がんと診断された男性にとって、ウェブツールは個人的に何を優先したいかその項目に適った選択への手引きとなり、疾患管理に関する迷いを軽減するのに役立つ。ダナファーバーがん研究所研究員主導で行われた大規模多施設共同臨床試験で、この
前立腺がんの監視療法
2017年8月29日
MDアンダーソン OncoLog 2017年7月号(Volume 62 / Issue 7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
膀胱がん再発を予測する新しい簡易検査が考案
2017年8月1日
British Journal of Cancer誌に掲載された論文によると、既存の検査法よりも早期かつ正確に膀胱がんの再発を感知する簡易検査が考案された。 リヨン大学病院の研究者らは、膀胱がん患者348人の尿でTERTと呼ば
バイオマーカー検査で前立腺がん診断時の不要な生検を減らせる
2017年7月25日
尿中の2種類のバイオマーカー検査によって、一部の男性で前立腺がんの診断を確定するための不要な生検を回避できる可能性があることが、新たな試験の結果によって示されている。 前立腺特異抗原(PSA)検査または直腸診(DRE)で異常が
Savolitinibが一部の進行腎臓がん患者に有効な可能性
2017年7月5日
ダナファーバーがん研究所の研究者らが主導した試験によると、予後不良な進行腎臓がん患者の一部が、がん増殖の原因である異常な遺伝子経路を標的とした試験薬により利益を得たという。 Savolitinib[サボリチニブ]という試験薬が
アビラテロン併用で前立腺がん患者の生存期間が延長
2017年6月23日
ASCOの見解 「本研究は、主に転移前立腺がん患者の標準ホルモン療法にアビラテロンを追加することを支持する有力なエビデンスを示すものであり、これにより、同条件下においてアビラテロンを標準治療として確立するエビデンスを一層強固なものにしていま
アビラテロンは転移前立腺がんの進行を18カ月遅延、生存期間を延長
2017年6月20日
ASCOの見解 「進行性前立腺がんと診断された患者にとって、まず化学療法による治療、そして今度はアビラテロンと、治療はより効果的なアプローチへと発展しています」と、ASCO ExpertのSumanta Kumar Pal医師は述べた。「こ
精巣がんサバイバーに多いテストステロン低下が健康問題と関連
2017年6月12日
ASCOの見解 「現在、精巣がんは20人中19人の割合で治癒可能ですが、非常に多くの精巣がんサバイバーでテストステロンの低下がみられ、ほかの健康面に影響を及ぼす場合があります。本試験およびほかの試験に基づき、臨床医は精巣がんサバイバーにテス
FDAが進行または転移性尿路上皮がんにペムブロリズマブを承認
2017年5月24日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年5月18日、プラチナベースの化学療法施行中もしくは施行後、またはプラチナベースの術前もしくは術後化学療法施行後12カ月以内に病勢が進行した局所進行または転移性尿路上皮がん患者に対し、ペムブロリズマブ(商
FDAが尿路上皮がんにアベルマブを迅速承認
2017年5月21日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年5月9日、プラチナベース化学療法による治療中または治療後に病勢進行が認められた局所進行または転移性の尿路上皮がん患者、およびプラチナベースの術前または術後補助化学療法から12カ月以内に病勢進行が認められ
FDAが尿路上皮がんにdurvalumabを迅速承認
2017年5月4日
米国食品医薬品局(FDA)は2017年5月1日、プラチナべース化学療法による治療中または治療後に病勢進行を認めた局所進行または転移性の尿路上皮がん患者、またはプラチナベースの術前または術後補助化学療法から12カ月以内に病勢進行を認めた同疾患
再発前立腺がん、放射線とホルモン療法併用により生存が改善
2017年4月25日
長期臨床試験結果によると、再発前立腺がん患者においてアンドロゲン除去療法と放射線療法を併用することで生存期間が改善する可能性がある。 この併用療法は、放射線単独療法と比較して、転移および前立腺がんによる死亡がより低率になること
前立腺がんに対する小線源放射線療法ガイドラインを更新
2017年4月19日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)および Cancer Care Ontarioが、本日、前立腺がん患者に対する小線源療法(内部照射)に関する共同診療ガイドラインの更新を発表した。この更新により、それぞれの患者リスク群に対するエビデンスに基づいた
2017年シンポジウム、注目の泌尿生殖器がん研究の進歩
2017年3月30日
泌尿器がん治療における重要な問題を検討する5件の研究が、フロリダ州オーランドのローゼンシングルクリークで2月16日〜18日に開催される2017年泌尿生殖器がんシンポジウムで発表される予定である。これらの注目すべき抄録では、前立腺がん、膀胱が
転移腎細胞がんにアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法は有効
2017年3月27日
未治療の転移性腎臓がんにatezolizumab[アテゾリズマブ]とベバシズマブが、有効性および管理可能な安全性プロファイルが示される 2017年2月18日、Roche社はIMmotion150試験に関する有望な結果を発表した
免疫療法中止後も、腫瘍抑制が持続する可能性
2017年3月23日
専門家の見解 「この研究は、有害作用のために免疫療法を継続できない患者にとって歓迎すべきニュースです」と、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の専門医で、本日のPresscast の司会でもあるSumanta Pal医師は述べた。「患者によっては免
腎がんでは、抗生物質使用で免疫療法の効果が低下
2017年3月23日
専門家の見解 「がん免疫療法の選択肢が増え、進化するにつれて、腸内細菌とがんに対する免疫応答との関係について理解が次第に深まっています。抗生物質が免疫療法の有効性に悪影響を及ぼす可能性があることは注目に値します。 この研究は、免疫療法の有益
リキッドバイオプシーが進行前立腺がんの治療標的を提示
2017年3月23日
専門家の見解 「がんを増殖させる分子変化に対応する、患者ごとに合わせた治療を計画する際に、これらの血液検査は極めて有望と思われます。これは特に、腫瘍生検を受けることができない患者に当てはまります」、とASCOの専門委員で本日のプレスキャスト
MRIの検査で、前立腺生検を回避できる可能性
2017年3月12日
前立腺がんの疑いがあるすべての男性は、MRIを受けるとよい、とガーディアン紙は報じる。これはMRIが現行の生検(分析のために前立腺組織片を採取すること)と比較してどれほど優れているかを調べた研究の結論である。 前立腺生検の欠点
ホルモン剤と術後放射線療法の併用で前立腺がん生存延長
2017年2月28日
再発リスクの高い前立腺がんを有する男性において、術後放射線療法と並行してホルモン療法を受けた場合、生存期間が延びる可能性がある、と新規の臨床試験で示唆された。 New England Journal of Medicine誌に