泌尿器がん

尿路上皮がんの維持療法にアベルマブを承認の画像

尿路上皮がんの維持療法にアベルマブを承認

2020年6月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、プラチナ製剤を含む化学療法による一次治療で進行していない局所進行性または転移尿路上皮がん(UC)患者の維持療法として、アベルマブ(販売名:バベンチオ、EMD Serono, Inc.社)を
オラパリブとルカパリブの承認で、前立腺がん治療はPARP阻害薬の時代に突入の画像

オラパリブとルカパリブの承認で、前立腺がん治療はPARP阻害薬の時代に突入

米国食品医薬品局(FDA)による最近の承認2件は、一部の前立腺がん男性患者用治療薬である分子標的薬の適応拡大という新たな道を開いた。 今回の承認は分子標的薬オラパリブ(リムパーザ)とルカパリブ(ルブラカ)に対するもので、いずれも前立腺がんが
フォンヒッペル・リンダウ病に伴う腎がんに分子標的薬MK-6482が良好な臨床効果の画像

フォンヒッペル・リンダウ病に伴う腎がんに分子標的薬MK-6482が良好な臨床効果

MDアンダーソンがんセンター主導による第2相臨床試験で、VHL病初の全身療法につながる可能性 演題:#5003 テキサス大学 MD アンダーソンがんセンターの研究者が主導した国際試験において、低酸素誘導因子(HIF)-2a の小分子阻害剤で
進行尿路上皮がんの一次化学療法後、免疫療法アベルマブが全生存を改善の画像

進行尿路上皮がんの一次化学療法後、免疫療法アベルマブが全生存を改善

ASCOの見解 「進行性尿路上皮がんは、化学療法による一次治療後に再発しやすい特徴があります。本試験は、進行性尿路上皮がんに対して、全生存期間のこれまでで最長の延長を示しました。維持療法としてのアベルマブは、再発までの期間を有意に延長しまし
PSMA PET-CT検査が前立腺がんの転移を正確に検出の画像

PSMA PET-CT検査が前立腺がんの転移を正確に検出

一部の前立腺がん男性患者において、身体の他の部位に転移したがんの検出には、最もよく使用されている方法よりも効果的な画像診断方法があることが、大規模臨床試験の結果から示唆されている。 オーストラリアで実施された本試験では、前立腺を超えて転移す
FDAが、HRR遺伝子変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんにオラパリブを承認の画像

FDAが、HRR遺伝子変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんにオラパリブを承認

2020年5月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、生殖細胞または体細胞系列相同組換え修復関連(HRR)遺伝子に病的変異または病的変異疑いを有し、前治療としてエンザルタミド(販売名:イクスタンジ)またはアビラテロン(販売名:ザイティガ)によ
FDAが、BRCA変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんにルカパリブを承認の画像

FDAが、BRCA変異陽性の転移性去勢抵抗性前立腺がんにルカパリブを承認

2020年5月15日、食品医薬品局(FDA)は、アンドロゲン受容体標的薬およびタキサン系化学療法による治療を受けた、有害なBRCA変異(生殖細胞系/体細胞系)を伴う転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者を対象にルカパリブ(販売名:RU
積極的放射線治療で転移のある前立腺がんの進行が遅延の画像

積極的放射線治療で転移のある前立腺がんの進行が遅延

高精度の放射線が少数転移を有する前立腺がん患者の全身性免疫反応を引き起こす 第2相臨床試験の結果、高精度かつ高線量の放射線療法である体幹部定位放射線治療(SABR)が少数の遠隔転移を有するホルモン感受性前立腺がん患者の病勢進行を遅らせる可能
FDAが低悪性度上部尿路上皮がんにマイトマイシンを承認の画像

FDAが低悪性度上部尿路上皮がんにマイトマイシンを承認

2020年4月15日、食品医薬品局(FDA)は低悪性度上部尿路上皮がん(LG-UTUC)の成人患者の治療にマイトマイシン(販売名:JELMYTO、UroGen Pharma社)を承認した。 有効性は、腎盂尿管移行部より近位部に測定可能な乳頭
特定の前立腺がん(mCRPC)にイピリムマブが有望の画像

特定の前立腺がん(mCRPC)にイピリムマブが有望

第2相試験において、腫瘍の遺伝子変異量が少ないがん種においても、患者がイピリムマブによる治療の恩恵を受けられる可能性があることがわかった。 通常、転移のある去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)に対する免疫療法の反応性は限定的であるが、腫瘍にお
結核ワクチンの進歩を示唆する研究の画像

結核ワクチンの進歩を示唆する研究

「感染防御能と相関する免疫学的指標」の先端技術を用いた分析により100年来のワクチン戦略が改善する可能性がある フレッドハッチンソンがん研究センターの研究者らは、この世で最も致命的な感染症を止めるワクチンを新たに検討している。その感染症とは
腎臓がん、膀胱がん、前立腺がんの新治療試験の画像

腎臓がん、膀胱がん、前立腺がんの新治療試験

がんなどの疾患により良い治療法を医師が発見できる主な方法が臨床試験である。常に多くの臨床試験が精力的に進められ、実現可能な新規がん治療法および副作用の予防・軽減方法が模索されている。本ポッドキャストシリーズでは、Cancer.Net(ASC
低酸素誘導因子(HIF)-2α阻害薬が進行腎臓がんに有望の画像

低酸素誘導因子(HIF)-2α阻害薬が進行腎臓がんに有望

新薬にノーベル賞を受賞した研究結果を活用 科学者たちは、淡明型腎細胞がん(ccRCC)の主要なドライバー分子を標的とする新薬が転移がん患者に有望であることを報告している。 ダナファーバーがん研究所の研究者たちは、腎腫瘍を促進する新生血管の成
ASCOアドバンス・オブ・ザ・イヤー(2020)は「がん外科治療の洗練」の画像

ASCOアドバンス・オブ・ザ・イヤー(2020)は「がん外科治療の洗練」

優先研究課題では、がん臨床の進歩を加速する機会を明示し、報告書「Clinical Cancer Advances」(がん臨床の進歩)では、政府資金の影響の大きさを強調 新たな、より良い方法で組み合わされた革新的な全身療法の出現により、がんの
FDAがBCG不応高リスク筋層非浸潤膀胱がんにペムブロリズマブを承認の画像

FDAがBCG不応高リスク筋層非浸潤膀胱がんにペムブロリズマブを承認

2020年1月8日、米国食品医薬品局(FDA)は、乳頭腫瘍の有無にかかわらず上皮内がん(CIS)が認められるカルメット・ゲラン桿菌不応性高リスク筋層非浸潤性膀胱がん(BCG不応性高リスクNMIBC)患者で、嚢腫切除に適さないか切除しないこと
前立腺がんへのエンザルタミドのFDA新適応承認をダナファーバー研究が支持の画像

前立腺がんへのエンザルタミドのFDA新適応承認をダナファーバー研究が支持

転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)を対象に、ダナファーバーがん研究所のChristopher Sweeney医師(MBBS)共同主導の臨床試験の結果、経口アンドロゲン受容体阻害薬が、転移性前立腺がんのホルモン療法を開始する患者の標
FDAが転移を伴う去勢感受性前立腺がんにエンザルタミドを承認の画像

FDAが転移を伴う去勢感受性前立腺がんにエンザルタミドを承認

2019年12月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、転移性去勢感受性前立腺がん(mCSPC)患者に対してエンザルタミド(販売名:XTANDI、Astellas Pharma Inc.社)を承認した。 エンザルタミドは、去勢抵抗性前立腺がん
FDAが転移尿路上皮がんにエンホルツマブ ベドチンを迅速承認の画像

FDAが転移尿路上皮がんにエンホルツマブ ベドチンを迅速承認

2019年12月18日、米国食品医薬品局(FDA)は、抗PD-1抗体薬または抗PD-L1抗体薬による治療歴があり、術前または術後化学療法として、あるいは局所進行または転移した状態において白金製剤による治療歴のある局所進行または転移尿路上皮が
前立腺がん骨転移巣では、免疫療法薬の効果はTGF-βにより阻害の画像

前立腺がん骨転移巣では、免疫療法薬の効果はTGF-βにより阻害

多量のサイトカインが治療に不可欠なヘルパーT細胞を排除することをMDアンダーソンの研究者らが発見 骨に転移した前立腺がんは骨組織の破壊を引き起こし、治療の成功に不可欠なT細胞の出現を妨害することで免疫チェックポイント阻害薬の効果を妨げると、
FDAが転移を伴う去勢感受性前立腺がんにアパルタミドを承認の画像

FDAが転移を伴う去勢感受性前立腺がんにアパルタミドを承認

2019年9月17日、米国食品医薬品局(FDA)は転移性去勢感受性前立腺がん(mCSPC)患者にアパルタミド(販売名:ERLEADA、Janssen Biotech, Inc社)を承認した。アパルタミドは、最初に非転移性去勢抵抗性前立腺がん
エンザルタミドは転移性前立腺がん患者の生存期間を延長の画像

エンザルタミドは転移性前立腺がん患者の生存期間を延長

本剤とアンドロゲン除去療法との併用は臨床的に有用である。 エンザルタミド(イクスタンジ)とアンドロゲン除去療法(ADT)との併用が、進行性前立腺がん患者における経時的な転移の進行または死亡のリスクを有意に減少させたことが、デュークがん研究所
FDAが非転移性、去勢抵抗性前立腺がんにダロルタミドを承認の画像

FDAが非転移性、去勢抵抗性前立腺がんにダロルタミドを承認

2019年7月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、非転移性去勢抵抗性前立腺がんに対して、ダロルタミド(販売名:NUBEQA、Bayer HealthCare Pharmaceuticals Inc.社)を承認した。 本承認は、非転移性去勢
進行膀胱がんにFGFR阻害薬エルダフィチニブが有効の画像

進行膀胱がんにFGFR阻害薬エルダフィチニブが有効

MDアンダーソン主導の第2相試験で奏効率が40%であったことに基づき、同FGFR阻害薬がFDAの承認を得る テキサス大学MDアンダーソンがんセンター主導の国際共同第2相試験では、FGFR3遺伝子変異を特徴とする転移膀胱がん患者において、FG
転移性前立腺がんに対するオラパリブーDNA修復機構を標的の画像

転移性前立腺がんに対するオラパリブーDNA修復機構を標的

乳がん、卵巣がん以外の治療においてPARP阻害剤の有用性を確認 (以下、前立腺がん関連部分のみ抜粋) 第2相TOPARP-B試験 英国がん研究所、Royal Marsden(ともに英国ロンドン)、および現在はVall d’Hebronがん研