大腸がん

FDAが転移のあるBRAF変異大腸がんにエンコラフェニブ+セツキシマブを承認の画像

FDAが転移のあるBRAF変異大腸がんにエンコラフェニブ+セツキシマブを承認

2020年4月8日、米国食品医薬品局(FDA)は、前治療後にBRAF V600E変異陽性(FDA承認検査で検出)の転移大腸がん(CRC)成人患者の治療にセツキシマブとの併用でエンコラフェニブ(販売名:BRAFTOVI、Array BioPh
小児がんサバイバーに発症する大腸ポリープの病態の画像

小児がんサバイバーに発症する大腸ポリープの病態

ダナファーバーがん研究所の研究者たちは、遺伝的な関連が無いにもかかわらずポリープと呼ばれる多数の大腸腫瘍が小児がんサバイバーに発症するという最近発見された病態について、新たな詳細を本日オンラインの論文で発表する。 この治療関連ポリポーシスと
低所得および低学歴地域の若年大腸がん患者は死亡リスクが高いの画像

低所得および低学歴地域の若年大腸がん患者は死亡リスクが高い

ASCOの見解 「私たちは、近年若年成人の大腸がんの発生が増加しているという、懸念される動向を確認しました。居住地が若年成人の大腸がんの予後に大きな影響を及ぼしているという本研究の知見と併せて、この問題には大いに注目する必要があります。住む
大腸がん検診ってどんなもの?の画像

大腸がん検診ってどんなもの?

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 50歳以上の人は皆さん大腸がん検診を受けるべきです。大腸がんによる
クラス3・BRAF変異陽性大腸がんに抗EGFR療法が有効の画像

クラス3・BRAF変異陽性大腸がんに抗EGFR療法が有効

V600ではないBRAF遺伝子変異のうち、クラス3  BRAF変異と呼ばれる変異を有する遠隔転移のある大腸がん患者では、EGFR阻害薬が奏効する可能性が高いとの研究結果が、米国がん学会(AACR)のClinical Cancer Resea
アスピリン毎日服用でリンチ症候群患者の大腸がんリスク低下ー英国NICEの画像

アスピリン毎日服用でリンチ症候群患者の大腸がんリスク低下ー英国NICE

リンチ症候群患者がアスピリンを2年以上毎日服用すると、大腸がんのリスクが減少する可能性があるとする新ガイダンス草案が、英国国立医療技術評価機構(NICE)から提出された。 遺伝性疾患であるリンチ症候群の患者は、さまざまながんを発症するリスク
運動は進行大腸がん患者に有益の画像

運動は進行大腸がん患者に有益

・転移のある進行大腸がん患者の生存と身体活動との関連性を探る初の研究 ・低強度の運動でも無増悪生存期間が改善 化学療法を受けている転移を有する大腸がん患者で、中強度の運動を行っている場合、疾患の進行が遅く治療による重度の副作用が少ない傾向に
大腸がん転移は病気の初期段階で起きている可能性の画像

大腸がん転移は病気の初期段階で起きている可能性

多くの大腸がんは、原発巣の腫瘍が現行の検査で検出可能になるよりずっと前の段階で、原発巣から他の部位に広がっている可能性があると、新しい研究結果が示唆した。 ほとんどのがん研究者は、腫瘍の広がり(転移)が、典型的には病気の後の段階で起こると想
BRAF変異陽性の進行大腸がんに対する3剤併用標的療法が生存率を改善の画像

BRAF変異陽性の進行大腸がんに対する3剤併用標的療法が生存率を改善

第3相臨床試験の結果により、15%の結腸直腸がん患者の標準治療が変わるかもしれない MD Anderson ニュースリリース アブストラクト:LBA-006 テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによって実施されたBEACO
遺伝子とタンパク質の研究で大腸がんに新たな光の画像

遺伝子とタンパク質の研究で大腸がんに新たな光

大腸がんの遺伝子研究とタンパク質研究を合わせた知見により、新しい治療戦略を導く可能性がある新たな大腸がんの特徴を発見した。  遺伝子研究とタンパク質研究を統合した研究はプロテオゲノミクスと呼ばれ、遺伝子のみの研究では得られないことを生物学的
大腸がん肝転移に対する腹腔鏡手術後の生存期間は、開腹手術と同等の画像

大腸がん肝転移に対する腹腔鏡手術後の生存期間は、開腹手術と同等

ASCOの見解 「低侵襲な腹腔鏡手術は、患者の合併症が少なく、回復が早いため、多種類の腹部固形がんへの適用が一般的になりつつあります。しかし、肝臓がん手術のような技術的課題の多い手術の場合、がんを克服しての長期生存には依然として懸念がありま
適量の赤身肉や加工肉を食べる人にも大腸がんのリスクの画像

適量の赤身肉や加工肉を食べる人にも大腸がんのリスク

英国医療サービス(NHS)推奨ガイドライン内で赤身肉(*サイト注:牛豚羊などの肉。鶏肉は含まない)および加工肉を食べる人であっても大腸がんリスクが高まることが、4月17日(水)、International Journal of Epidem
ワクチンはリンチ症候群患者での大腸がん発生を予防できるかの画像

ワクチンはリンチ症候群患者での大腸がん発生を予防できるか

研究者らは、リンチ症候群(大腸がん、子宮内膜がんなどのがんの発生リスクを高める遺伝性疾患)を有する人々での発がんを予防するワクチンの開発へ第一歩を踏み出した。 リンチ症候群マウスにおいて、がん予防ワクチンが、ワクチンを使用しなかった場合と比
加工肉が、がんを引き起こす仕組みと影響の画像

加工肉が、がんを引き起こす仕組みと影響

加工肉と赤身肉(牛・豚など)が大腸がんに関連していること自体は新しい情報ではありませんが、がんリスクを高める肉の量について、キャンサーリサーチUKが資金提供した詳しい研究結果をプレスリリースで発表したところ、加工肉および赤身肉と大腸がんとの
高用量ビタミンDが進行大腸がんに効果の画像

高用量ビタミンDが進行大腸がんに効果

・遠隔転移を有する大腸がん患者に対するビタミンDの最初のランダム化臨床試験で、化学療法と高用量ビタミンDの併用により疾患の進行の遅延が認められた ・有望な結果により大規模3相試験での評価計画が促進される 小規模臨床試験で、遠隔転移を有する大
進行大腸がんに対する免疫療法薬の有効性を高める新戦略の画像

進行大腸がんに対する免疫療法薬の有効性を高める新戦略

2つのがん関連遺伝子が相互作用して転移を促進する仕組みと、それにより免疫チェックポイント阻害薬の効果を高められる可能性が示された。 切除不能な大腸がん患者の多くが免疫チェックポイント阻害 (ICB)療法に奏効しない原因は、変異頻度が高いがん
便移植が免疫チェックポイント阻害薬による大腸炎に効果的の画像

便移植が免疫チェックポイント阻害薬による大腸炎に効果的

多くみられる大腸炎の副作用はマイクロバイオーム操作により治療効果が得られる 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を用いた治療に起因する重症大腸炎に苦しむ患者を治療するために、初めて健常ドナーからの腸内細菌を移植した。2人の患者が在籍するテキ
早期のミスマッチ修復欠損大腸がんに二ボ・イピ免疫療法が著効の画像

早期のミスマッチ修復欠損大腸がんに二ボ・イピ免疫療法が著効

 [ESMO 2018プレスリリース] ニボルマブ(免疫チェックポイント阻害剤)+イピリムマブ(免疫チェックポイント阻害剤)の術前併用療法がミスマッチ修復欠損を呈する早期大腸がん患者において100%の割合で病理学的な著効を示したことが、ES
大腸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2016年6月更新 最新版]の画像

大腸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2016年6月更新 最新版]

* 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国医療研究品質調査機構(AHRQ)の独立委員会で、検診や予防医療の研究レビューを行って米国政府の推奨グレードを作成します。 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国政府とは独立した立場で
食事でステージ3大腸がんの再発リスクを低減できる可能性の画像

食事でステージ3大腸がんの再発リスクを低減できる可能性

切除可能大腸がんの治療を受けた患者では、インスリン値を上昇させる炭水化物などの成分が少ない食事によって、疾患再発リスクが大幅に低減する可能性があることが、ダナファーバーがん研究所の研究者らが主導する新たな研究で示唆された。   ス
頻回の経過観察の検査は大腸がんサバイバーに有益かの画像

頻回の経過観察の検査は大腸がんサバイバーに有益か

がんの再発を調べる経過観察の検査を年に1回以上実施しても、治療を受けた大腸がんの患者に有益でない可能性があることが最近実施された2つの研究結果で明らかになった。   がん治療を受けた人への経過観察の検査すなわちサーベイランスの目標
FDAが遠隔転移を有するMSI-HまたはdMMR大腸がんにイピリマブを承認の画像

FDAが遠隔転移を有するMSI-HまたはdMMR大腸がんにイピリマブを承認

2018年7月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、フルオロピリミジン、オキサリプラチン、イリノテカンによる化学療法の後に増悪した高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-H)またはDNAミスマッチ修復機能欠損(dMMR)がある、12歳以上
免疫療法薬が大腸がんの新たな標準治療にの画像

免疫療法薬が大腸がんの新たな標準治療に

DNAミスマッチ修復機能欠損があり(dMMR)、遠隔転移を有する難治性の大腸がん(CRC)治療に対してペムブロリズマブとニボルマブが承認されたことで、免疫療法は消化器腫瘍学の分野に進出した。一方で、免疫療法のdMMRがんへの最適なアプローチ
リンチ症候群がMSI-H腫瘍患者に多いことがゲノム研究で判明の画像

リンチ症候群がMSI-H腫瘍患者に多いことがゲノム研究で判明

数種の新たながんとリンチ症候群の関連性が研究で示される ASCOの見解 「本研究は、プレシジョン医療の進歩のおかげで、以前には見過ごされていたリンチ症候群を発見する可能性を大きくするものです。これは、リンチ症候群をより早く、より正確に診断し