大腸がん
ナッツ類摂取と大腸がんの長期生存が関連
2017年5月31日
ASCOの見解 「基本の健康的な食事が、がんの治療中には見落とされることがよくあります。本研究は、ナッツ類を食べるという単純なことが、患者の長期生存に影響を与える可能性があることを示しています」と、ASCO会長で米国内科学会名誉上級会員(F
FDAが特定の遺伝子特性を有するあらゆる固形がんにペムブロリズマブを承認
2017年5月26日
2017年5月23日、米国食品医薬品局(FDA)は、特定の遺伝学的特性(バイオマーカー)を有するがん患者に対する治療を迅速承認した。本承認は、腫瘍の身体での発生部位に特化した治療ではなく、共通のバイオマーカーに基づいたがんの治療であり、同局
若年層における大腸がん罹患率の増加
2017年5月14日
Philip Rosenberg医師とWilliam Anderson医師へのインタビュー 米国がん協会の研究グループが行った最近の研究によると、米国では50歳未満の若者の大腸がん罹患率が増加しているという。 こ
世界最大のASCO2017、患者・サバイバーケアの最前線に焦点
2017年5月8日
第53回米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会の公式プレスプログラムでは、免疫療法やプレシジョン医療から、がんサバイバーシップに至る分野で、がん予防およびケアの観点にまたがる研究の数々が注目されている。研究成果は、シカゴで6月2日〜6日に開催
HER2標的薬併用がHER2陽性大腸がん患者に有効
2017年4月27日
HER2標的治療剤トラスツズマブ(ハーセプチン)およびラパチニブ(タイケルブ)の併用で、多種類の抗がん剤前治療を受けたHER2陽性転移性大腸がん患者に臨床的有用性がみられたという、HERACLES 第2相臨床試験の最終結果が、2017年4月
アスピリンの常用が、がん死亡率の低下と関連
2017年4月16日
2017年4月1日~5日開催の米国がん学会(AACR)年次総会で発表されたデータによると、長期間にわたるアスピリンの常用が、異なる数種のがんによる死亡リスクの低下に関連していた。 「アスピリンが、がんの発症リスクを減少させるだ
英NICEが大腸リンチ症候群に分子検査の診断ガイダンスを発表
2017年3月29日
リンチ症候群に対する追加検査の指針となる、免疫組織染色およびマイクロサテライト不安定性検査の実施に関する科学的根拠に基づく推奨 2017年2月、英国国立医療技術評価機構(NICE)は、大腸がん患者におけるリンチ症候群に対する追
大腸がん予後バイオマーカーの有効性は、腫瘍部位に依存
2017年3月15日
専門家の見解 「大腸がんの腫瘍部位が患者の生存期間を予測するのに役立つことを示す先の研究を見てきたが、この研究は治療をさらに個別化するのに役立つ情報を追加しています」と、ASCO専門委員Lynn Schuchter医師(FASCO)は述べた
遺伝性大腸がんを特定する遺伝子検査の有用性
2017年3月10日
1000人以上の大腸がん患者を対象としたダナファーバーがんセンターの新たな研究の結果、全体で約10%という驚くべき割合の患者が、がん感受性を高める(がんを発症しやすくなる)と考えられる遺伝子変異を有することがわかった。大腸がん患者の治療およ
腸内細菌が食事と大腸がんの関連に寄与
2017年2月22日
食事と一部の大腸がんとの関連性において、大腸に生息する細菌が寄与している可能性を示す研究が発表された。この研究はこれまでで最も有力なエビデンスであると、筆頭著者であるダナファーバーがん研究所およびマサチューセッツ総合病院の荻野周史医学博士は
待機療法アプローチが直腸がん治療に有効な可能性
2017年2月14日
専門家の見解 「直腸がんの手術は非常に有効ですが、リスク、回復期間、機能への長期的影響は患者の生活の質(QOL)に重大な影響を及ぼします。どのような直腸がん患者であれば待機療法アプローチ(watch-and-wait approach)で安
進行大腸がん患者において身体活動量は生存期間延長と関連
2017年2月5日
専門家の見解 ASCO専門委員であり、本日のプレスキャストの司会を務めるNancy Baxter医師( FRCSC, FACS, PhD)は、「身体活動は進行性大腸がん患者にとっては困難なものであろうが、本研究は、ほんの少しの運動量であって
早期発症大腸がんの多くは家族遺伝性
2017年1月18日
コロンバス、オハイオ州 - オハイオ州立大学総合がんセンター Arthur G. James Cancer Hospital and Richard J. Solove Research Institute(OSUCCC – James)で
遺伝性大腸がん
2016年11月27日
MDアンダーソン OncoLog 2016年10月号(Volume 61 / Issue 10) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
DNAミスマッチ修復機構の欠損患者
2016年11月23日
MDアンダーソン OncoLog 2016年10月号(Volume 61 / Issue 10) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
アスピリンの大腸がんリスク減メカニズム、ゲノムデータで解明
2016年10月20日
アスピリンには心血管疾患と大腸がん両方のリスクを下げる作用があり、それは、100年以上も前から常備薬の必需品とされてきた鎮痛剤アスピリンのありがたい効果である一方、不可解な特性とみなされてきた。 このたび、Duke Healthの
脂肪分の多い魚は大腸がんの生存率を向上させる
2016年10月18日
「研究によれば、脂肪分の多い魚は大腸がんによる死亡リスクを下げる可能性がある」とTelegraph紙が報告した。 米国の研究によれば、大腸がん診断後に脂肪分の多い魚の摂取を増やした人は、大腸がんで死亡する割合が低い傾向にあった。
抗PD-L1免疫療法+MEK阻害剤が、転移性大腸がんに奏効
2016年8月10日
第1相試験において部分奏効を達成し、良好な忍容性を示す 抗PD-L1免疫療法は、MEK阻害剤と併用した場合、マイクロサテライト安定転移性大腸がん患者において奏効を達成する可能性があることが、スペイン、バルセロナで開催されたES
脂肪分の多い食事が大腸がん発症につながる可能性
2016年7月6日
腸幹細胞の変化が、がんリスクの増加の説明を補足する可能性ダナファーバーがん研究所Nature誌2016年3月3日号に発表された研究で、高脂肪食により腸上皮細胞ががん化する可能性が高くなる過程が示される。本研究により、肥満と高脂肪および高カロ
大腸がん原発腫瘍の位置は生存期間と関連
2016年6月22日
原文掲載日:2016年5月27日新たな研究によると、転移性大腸がんでは、結腸内の原発腫瘍位置が患者の予後に強く影響するとみられる。 結腸の左側(遠位結腸)に原発腫瘍のある患者では、結腸の右側(近位結腸)に原発腫瘍のある患者と比べて
心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリン:USPSTF推奨
2016年6月13日
米国予防医学専門委員会(USPSTF) 心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリンの使用 予防医療 2016年4月 ――――――――――――――――――――― 【対象】10年間の心血管疾患リスクが10%以上の50~59歳の成人 【
心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリン(リーフレット)
2016年6月13日
心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリン使用 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、心血管疾患および大腸がんの一次予防としてのアスピリン(アセチルサリチル酸)使用について最終的な推奨グレードを発表しました。本委員会によると
セツキシマブが最も有効な大腸がん患者を特定する新たなバイオマーカー(FCGR2A H/H)
2016年6月13日
支持療法に加え、セツキシマブ(アービタックス)による治療を加えた場合、KRAS遺伝子に変異がない転移性大腸がん患者のうち、特定のFCGR2A遺伝子型が2コピー存在する患者(FCGR2A H/H)に限り、全生存期間(OS)中央値が有意に長くな
局所再発直腸がん
2016年6月6日
MDアンダーソン OncoLog 2016年4月号(Volume 61 / Issue 4) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL