がん記事一覧

エンハーツ(T-DXd)術前療法はHR陽性HER2低発現の乳がんに臨床効果を示すの画像

エンハーツ(T-DXd)術前療法はHR陽性HER2低発現の乳がんに臨床効果を示す

【サンアントニオ乳がん学会(SABCS2022)】サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS、2022年12月6日〜10日)でTRIO-US B-12 TALENT第2相試験の結果が...
サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)でのダナファーバー研究発表の画像

サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)でのダナファーバー研究発表

第45回サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS、2022年12月6日〜10日)において、ダナファーバーがん研究所の研究者が30件以上の調査研究を発表する。サンアントニオ乳がんシンポジウム...
FDAが再発/難治性急性骨髄性白血病にオルタシデニブ を承認の画像

FDAが再発/難治性急性骨髄性白血病にオルタシデニブ を承認

2022年12月1日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDA承認検査によりIDH1変異が発現しやすい再発/難治性の急性骨髄性白血病(AML)の成人患者に対し、olutasidenib [オルタシ...
一部の早期乳がんで放射線治療の期間短縮は有効かつ安全の画像

一部の早期乳がんで放射線治療の期間短縮は有効かつ安全

一部の早期乳がん患者にとって、期間を短縮した放射線治療は、より長期の標準的な放射線治療と同程度に安全かつ有効であることが、新たな臨床試験の結果から示されている。

第3相臨床試験では、腫瘍を切除す...
欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア会議2022ハイライトの画像

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア会議2022ハイライト

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)アジア大会2022が12月2日〜4日にシンガポール会場およびオンラインで開催された。

プログラムは、特にアジア太平洋地域に関連した、腫瘍学全分野における最近の科学的・...
ガイドラインの多くはがん検診で見込まれる不利益に関する情報が不足の画像

ガイドラインの多くはがん検診で見込まれる不利益に関する情報が不足

33件のがん検診ガイドラインを対象としたレビューにおいて、これらのガイドラインでは、がん検診で生じる可能性のある不利益が適切に把握されていないことが明らかになった。不利益に関する情報提供は、人...
米保険会社の事前承認制は治療遅延などの弊害をもたらす―腫瘍内科医が回答の画像

米保険会社の事前承認制は治療遅延などの弊害をもたらす―腫瘍内科医が回答

米国臨床腫瘍学会(ASCO)調査によりがん治療に対する事前承認の悪影響が明らかに事前承認(診療前の保険会社による保険適否審査)制度ががん患者に悪影響を及ぼしていることが米国臨床腫瘍学会...
MDアンダーソン研究ハイライトSITC2022特集:頭頸部がんの画像

MDアンダーソン研究ハイライトSITC2022特集:頭頸部がん

がん免疫療法学会(SITC)2022特集HPV陽性頭頸部がんのT細胞プロファイリングから、新たな細胞治療標的が見つかる(抄録番号:374)

HPV関連頭頸部がんは、特異なウイルス免疫学的...
FDAがKRAS G12C変異陽性非小細胞肺がんにアダグラシブを迅速承認の画像

FDAがKRAS G12C変異陽性非小細胞肺がんにアダグラシブを迅速承認

2022年12月12日、米国食品医薬品局(FDA)は、FDAが承認した検査でKRAS G12C変異が認められた局所進行または転移性非小細胞肺がん(NSCLC)の全身治療歴のある成人患者を対象に...
MDアンダーソン研究ハイライト SITC2022特集:大腸がんの画像

MDアンダーソン研究ハイライト SITC2022特集:大腸がん

がん免疫療法学会(SITC)2022特集新しい免疫療法の組み合わせにより、非炎症性腫瘍におけるT細胞浸潤が促進される(抄録番号:657)

チェックポイント阻害薬は、マイクロサテライト安定...
民族差と遺伝子検査へのアクセス格差が前立腺がんの発症および治療に影響の画像

民族差と遺伝子検査へのアクセス格差が前立腺がんの発症および治療に影響

ESMOプレスリリース2020年には世界で140万人を超える男性が前立腺がんと診断されたが(1)、世界の患者の大部分で疾患の分子特性は探究されないままである。毎年11月に、前立腺がん、...
肺がんの見落としを防ぐ早期発見プログラムの画像

肺がんの見落としを防ぐ早期発見プログラム

画像検査は外傷や疾患の診断に広く用いられているが、肺がんのわずかな初期徴候をとらえるという副次的メリットがある。

コンピュータ断層撮影(CTスキャン)は疾患の診断に重要な情報を提供するが、これら...
「がん代謝物」が腫瘍近傍の免疫細胞を無力化するの画像

「がん代謝物」が腫瘍近傍の免疫細胞を無力化する

特定の遺伝子に変異が生じると正常細胞ががん化し、腫瘍形成能力がさらに強化されることはよく知られている。

ハーバード大学医学大学院の研究者らによる新たな研究(以下本研究)から、IDH1遺伝子におけ...
CAR-T細胞療法の神経系副作用リスクと低リン血症の画像

CAR-T細胞療法の神経系副作用リスクと低リン血症

キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法の神経系副作用の発症率および重症度は低リン血症(血液中のリン酸塩濃度が低い)を発症した患者の方が高いという結果が、米国がん学会の学会誌であるCancer I...
世界中で免疫療法をより安価に受けられるようになる可能性の画像

世界中で免疫療法をより安価に受けられるようになる可能性

免疫療法薬であるニボルマブ(商品名:オプジーボ)の超低用量投与が、進行頭頸部がん患者の生存期間を延長させることが、インドで行われた研究により明らかになった。また、この投与量は欧米で一般的に使用...
新たな遺伝子分類法により非浸潤性乳管がん(DCIS)の進行リスクを予測するの画像

新たな遺伝子分類法により非浸潤性乳管がん(DCIS)の進行リスクを予測する

予測モデルにより、乳がんの前がん病変DCISに対する過剰治療を減らせる可能性非浸潤性乳管がん(DCIS)の分子アトラスを作成する研究チームにより、乳房内の早期前がん病変が浸潤がんに進行...
高リスクくすぶり型骨髄腫の治療効果予測に免疫プロファイルが関与の画像

高リスクくすぶり型骨髄腫の治療効果予測に免疫プロファイルが関与

多発性骨髄腫の前段階にいる多くの患者では、早期治療により骨髄腫への進行を遅らせることが可能である。ダナファーバーがん研究所の研究者らによる新たな研究で、免疫系細胞に認められる変化から、高リスク...
子宮がんの死亡率:NCIミニットの画像

子宮がんの死亡率:NCIミニット

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 最新のNCI Minuteでは、NCI報道部長のJames
進行子宮内膜がんにレンバチニブ+ペムブロリズマブ併用がQOL悪化までの時間を延長の画像

進行子宮内膜がんにレンバチニブ+ペムブロリズマブ併用がQOL悪化までの時間を延長

治療歴のある進行子宮内膜がんに対するレンバチニブ(販売名:レンビマ)とペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)併用療法の有用性が、患者報告アウトカム(PRO)によって裏付けられた プラチナ製剤による治療後に進行した子宮内膜がん患者において、
FDAが​肺がん(NSCLC)にトレメリムマブ+デュルバルマブ+化学療法併用を承認の画像

FDAが​肺がん(NSCLC)にトレメリムマブ+デュルバルマブ+化学療法併用を承認

2022年11月10日、米国食品医薬品局(FDA)は、感作性上皮成長因子受容体(EGFR)変異または未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)ゲノム腫瘍異常のない転移性非小細胞肺がん(NSCLC)成人患者に対し、トレメリムマブ(販売名:Imjudo、
新型コロナウイルスワクチンは、がん免疫療法中でも安全の画像

新型コロナウイルスワクチンは、がん免疫療法中でも安全

ある種の免疫療法薬で治療を受けているがん患者は、免疫関連の副作用のリスクを増加させることなくmRNAコロナウイルスワクチンの接種を受けられることが、新たな研究から示唆された。この結果は、以前に行われた小規模な研究の結果と一致している。 今回
がん初期臨床試験に対する認識を変える―Dr. 武部直子インタビューの画像

がん初期臨床試験に対する認識を変える―Dr. 武部直子インタビュー

臨床試験とは、新しいがん治療法を、実験室での発見から日常の患者さんの治療へと移行させるために不可欠な段階である。新しいがん治療を最初にヒトで研究する試験を第1相臨床試験と言い、その主な目的は、さらに続く試験のための安全な用量を確認することで
CD19/CD22同時標的CAR-T細胞療法が一部の小児白血病で完全寛解率99%の画像

CD19/CD22同時標的CAR-T細胞療法が一部の小児白血病で完全寛解率99%

ASCOの見解 「これらの患者の完全寛解率が99%を示したことは非常に驚くべきことであり、1年後の転帰からも非常に期待が持てます。それと同時に、COVID-19パンデミック時に短期間で200人以上の患者を治療し、簡単な採血から迅速にCAR-
研究が遅れている乳がん(浸潤性小葉がん)に着目した多施設共同研究の画像

研究が遅れている乳がん(浸潤性小葉がん)に着目した多施設共同研究

浸潤性乳がんの組織学的亜型として米国で2番目に多い浸潤性小葉がん(ILC)を有する患者を対象とした多施設解析により、ILCはその有病率の高さにもかかわらず、浸潤性乳がんで最も多く一般的である浸潤性乳管がん(IDC)よりも発見が遅れ、転帰も悪