2016年03月の記事一覧

FDAがROS-1陽性進行肺がんにクリゾチニブの適応を拡大の画像

FDAがROS-1陽性進行肺がんにクリゾチニブの適応を拡大

速報 米国食品医薬品局(FDA)は3月11日、ROS-1遺伝子異常を有する進行(転移性)非小細胞肺がん(NSCLC)の治療にクリゾチニブ(商品名:ザーコリ)を承認した。クリゾチニブは、ROS-1陽性NSCLC患者に対してFDAに承
前立腺がんの転移部位が生存期間に影響の画像

前立腺がんの転移部位が生存期間に影響

デューク大学医療センター(*この記事には生存期間のデータが含まれます)  リンパ節転移のみの患者は全生存期間が最も長く、肝転移患者は最も短い。肺転移または骨転移患者ではその中間になる。 「前立腺がんの転移部位が
乳がん、肺がん、白血病では特定のCYP3A7遺伝子型が転帰不良と関連の画像

乳がん、肺がん、白血病では特定のCYP3A7遺伝子型が転帰不良と関連

乳がん、肺がん、慢性リンパ性白血病(CLL)を有する患者において、特定の型のCYP3A7遺伝子すなわちCYP3A7*1Cを持つ患者は、CYP3A7*1Cを持たない患者と比較して、転帰不良であった。この結果は、これらの患者において治療薬がどの
欧州医薬品庁(EMA)が慢性リンパ性白血病に対し、idelalisibの適応拡大を推奨の画像

欧州医薬品庁(EMA)が慢性リンパ性白血病に対し、idelalisibの適応拡大を推奨

慢性リンパ性白血病成人患者に対するリツキシマブまたはオファツムマブとの併用に関する新規適応  ・トピック:血液腫瘍/抗がん剤と生物学的療法   2016年2月25日、欧州医薬品庁(EMA)欧州医薬品委員会(CHMP)は医薬品Ide
頭頸部がん患者のための嚥下療法の画像

頭頸部がん患者のための嚥下療法

MDアンダーソン OncoLog 2016年2月号(Volume 61 / Issue 2)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
放射線療法スケジュールを逸することで、がん再発のリスクが増加の画像

放射線療法スケジュールを逸することで、がん再発のリスクが増加

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~新たな研究によると、がん治療において放射線治療スケジュールを逸すると、最終的に放射線治療を完遂したとしても、がん再発のリスクは上昇した。 その影響の大きさは研究者の予想より高く、
若年の乳がん患者の中でBRCA遺伝子検査の検査率が上昇の画像

若年の乳がん患者の中でBRCA遺伝子検査の検査率が上昇

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~新たな研究によると、乳がんリスクの上昇と密接に関わる遺伝子変異を調べる検査の検査率が、乳がんと診断された40歳以下の女性で劇的に増加した。 全体的に、Young Women's
白血球比率の高値が早期乳がん再発の高リスクと関連―ESMO Openプレスリリースの画像

白血球比率の高値が早期乳がん再発の高リスクと関連―ESMO Openプレスリリース

 トピック:乳がん   2種の免疫細胞の比率が高いことが初期乳がん診断後の再発高リスクと関連していることが、国際女性デー(3月8日)の前日にESMO Openオンライン版に発表された。この種の研究では初めての発見となる。 &nbs
非機能性神経内分泌腫瘍に対するエベロリムスのFDA承認の画像

非機能性神経内分泌腫瘍に対するエベロリムスのFDA承認

Oncology Approved Drug 2016年2月26日、米国食品医薬品局(FDA)は、消化管(GI)または肺原発の局所進行性、転移性または切除不能の高分化型進行性非機能性神経内分泌腫瘍(NET)の成人患者の治療として、
画期的な薬剤ONC201が血液がんに有望な可能性の画像

画期的な薬剤ONC201が血液がんに有望な可能性

MDアンダーソンがんセンター最近の臨床試験結果によると、ONC201は、各種腫瘍の細胞死を誘引する抗がん剤であるが、マントル細胞リンパ腫(MCL)と急性骨髄性白血病(AML)を含む血液がんについては臨床的可能性があると考えられる。 
欧州医薬品庁(EMA)がラムシルマブに対し、進行非小細胞肺がんと転移性大腸がんへの新規適応を推奨の画像

欧州医薬品庁(EMA)がラムシルマブに対し、進行非小細胞肺がんと転移性大腸がんへの新規適応を推奨

進行非小細胞肺がんに対するドセタキセルとの併用、および転移性大腸がんに対するFOLFIRI療法との併用に関する新たな適応  ・トピック:肺および胸部腫瘍/消化器がん/抗がん剤および生物学的療法 2015年12月17日、欧州医薬品庁(EMA)
FDAが濾胞性リンパ腫の治療にオビヌツズマブを承認の画像

FDAが濾胞性リンパ腫の治療にオビヌツズマブを承認

Oncology Approved Drug 米国食品医薬品局(FDA)は2016年2月26日、リツキシマブを含む治療後に再発したか治療効果がみられない濾胞性リンパ腫(FL)患者の治療において、obinutuzumab[オビヌツズ
欧州医薬品庁(EMA)がアファチニブに対し、局所進行または転移性の扁平上皮非小細胞肺がんへの適応拡大を推奨の画像

欧州医薬品庁(EMA)がアファチニブに対し、局所進行または転移性の扁平上皮非小細胞肺がんへの適応拡大を推奨

新規適応は、プラチナベースの化学療法中あるいは化学療法後も進行する局所進行または転移性の扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)を対象としている。  ・トピック:肺および胸部腫瘍、抗がん剤および生物学的療法   欧州医薬品庁(EMA)
FDAが多発性骨髄腫にレナリドミド+Dex併用でカルフィルゾミブを承認の画像

FDAが多発性骨髄腫にレナリドミド+Dex併用でカルフィルゾミブを承認

Oncology Approved Drug 2015年7月24日、米国食品医薬品局(FDA)は、1~3種類の治療歴のある再発した多発性骨髄腫の患者に対する治療として、carfilzomib[カルフィルゾミブ](商品名:Kypro
遺伝子融合がまれな小児脳腫瘍を誘発の画像

遺伝子融合がまれな小児脳腫瘍を誘発

米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~原文掲載日:2016年2月22日Cerebrum:大脳Ventricles (fluid-filled spaces):脳室(脳脊髄液で満たされている)Hypothalamus:視床下部
術前化学療法後の標的腋窩リンパ節郭清により、乳がんリンパ節転移の腋窩評価の正確性が向上の画像

術前化学療法後の標的腋窩リンパ節郭清により、乳がんリンパ節転移の腋窩評価の正確性が向上

新たな手術法で特定の患者群に対する侵襲的手術の必要性が減らせることがMDアンダーソンがんセンターの研究により明らかに   テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの外科医が開発した新たな手術法により、リンパ節転移陽性乳がん患者の腋
欧州医薬品庁(EMA)がEGFR-T790M陽性の非小細胞肺がんに対し、osimertinibの条件付き販売承認の認可を推奨の画像

欧州医薬品庁(EMA)がEGFR-T790M陽性の非小細胞肺がんに対し、osimertinibの条件付き販売承認の認可を推奨

本件は、EGFR-T790M陽性の局所進行または転移性NSCLCの治療を目的とする。  トピック:肺および胸部腫瘍、抗がん剤と生物学的療法   欧州医薬品庁(EMA)医薬品委員会(CMPH)は2015年12月17日、EGFR-T7
欧州医薬品庁(EMA)がレナリドミドに対し、再発性または難治性のマントル細胞リンパ腫への新規適応を採択の画像

欧州医薬品庁(EMA)がレナリドミドに対し、再発性または難治性のマントル細胞リンパ腫への新規適応を採択

新規適応は、再発性または難治性のマントル細胞リンパ腫の成人患者の治療に関わる。  トピック:血液悪性疾患/抗がん剤/生物学的療法   2016年1月28日、欧州医薬品庁(EMA)医薬品委員会(CHMP)は、医薬品のレナリドミド(レ
がんゲノムアトラス:がんの遺伝学的基礎の画像

がんゲノムアトラス:がんの遺伝学的基礎

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。   ◆─────────────────◆     このビデオは、がんゲノムアトラス(TCGA: The
FDAが治療歴のある多発性骨髄腫患者の治療にダラツムマブを承認の画像

FDAが治療歴のある多発性骨髄腫患者の治療にダラツムマブを承認

速報 本日、米国食品医薬品局(FDA)は、少なくとも3回の治療歴がある多発性骨髄腫患者の治療薬としてdaratumumab[ダラツムマブ](商品名Darzalex)を迅速承認した。ダラツムマブは、多発性骨髄腫治療を目的に承認された
口腔内のヒトパピローマウイルス(HPV)検出と頭頸部がんとの関連性が前向き試験で示されるの画像

口腔内のヒトパピローマウイルス(HPV)検出と頭頸部がんとの関連性が前向き試験で示される

米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~新たな試験により、HPV16型による感染が一部の頭頸部がんの発症に先立って起きていることが確認された。これまでの研究では、HPV16型感染と頭頸部がんのうち中咽頭がんとの関連性が明らかにな
リ・フラウメニ症候群の画像

リ・フラウメニ症候群

MDアンダーソン OncoLog 2016年1月号(Volume 61 / Number1)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
早期浸潤性乳がんの治療決定のためのバイオマーカー使用に関する新ガイドラインの画像

早期浸潤性乳がんの治療決定のためのバイオマーカー使用に関する新ガイドライン

米国臨床腫瘍学会(ASCO)は本日、早期浸潤性乳がんで、ホルモン受容体およびヒト上皮成長因子2(HER2)受容体の状態がわかっている女性に対する新たな診療ガイドラインを公表した。本ガイドラインには、術後補助全身療法を決定する際の指針となる乳
乳がん検診 臨床サマリー(2009)の画像

乳がん検診 臨床サマリー(2009)

米国予防医学専門委員会(USPSTF) 乳がん:検診  2009年11月 米国予防医学専門委員会(USPSTF)が作成した推奨は、米国政府から独立しており、米国医療研究品質局または米国保健社会福祉省の公式見解と解釈すべきではない。 &nbs