女性のがん
進行卵巣がん術前化学療法、一部の患者には利益がない
2016年10月12日
転移している卵巣がん患者が術前化学療法で利益を受ける可能性を示す研究結果が発表されてから、術前化学療法の使用が大幅に増えていることがダナ・ファーバ研究所などの研究者による新たな研究で報告された。しかしながら特定の患者集団では、術前化学療法は
HPV関連がんの検診
2016年10月10日
MDアンダーソン OncoLog 2016年8月号(Volume 61 / Issue8) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL &
卵巣がんスクリーング検査(検診)を推奨しない―FDA安全性通達
2016年10月4日
[2016年9月7日]患者、産婦人科、腫瘍科向け 課題:FDAは、卵巣がん検診として市場に出回っている検査の受診に伴う危険性について、女性に警鐘を鳴らしている。とりわけ同局は、こうした検診を受診することにより、症状を認めないものの
ニラパリブ、卵巣がんのFDA優先承認審査薬に指定
2016年9月20日
段階的な新薬承認申請(NDA)提出開始 2016年9月12日、腫瘍学に注力するバイオ医薬品企業のTESARO社は、米国食品医薬品局(FDA)が再発性プラチナ感受性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がんの治療に用いられるniraparib[
卵巣がん経過観察にCA-125およびCT検査は有益性の証明なく汎用
2016年9月7日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 卵巣がん患者の再発を見つけるための経過観察で、有益性が示されなかったにもかかわらず、医師らが定期的にCA-125血液検査を使用し続けていることが、2009年に発表されたランダム化臨床試験
FDAがSurePath保存液でのHPV検査を承認
2016年8月11日
速報 米食品医薬品局(FDA)は本日、Roche社のヒトパピローマウイルス(HPV)検査システムであるcobas HPV Testで、パップテストで得られた子宮頸部細胞をSurePath保存液に回収し検査を実施することを初めて承認
BRCA1変異を有する女性は致死的な子宮体がんのリスクが高い
2016年8月2日
乳がんおよび卵巣がんのリスク因子であるBRCA1遺伝子変異を持つ女性は、致死的なタイプの子宮体がんに罹患するリスクが高いことが、デュークがん研究所の研究により明らかにされた。 今回の研究で、BRCA1遺伝子変異と、少ないながらも非
子宮頸がんの新ガイドライン発表ー世界各地の医療事情に即した実践的内容
2016年6月16日
プレスリリース 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は本日、浸潤子宮頸がんに関するASCO初の臨床実践ガイドラインを発表した。この医療資源レベル別ガイドラインは、ASCOがこの種の指針としては初めて、利用可能な医療資源に応じた推奨治療を提
術後の腹腔内化学療法の追加が、卵巣がんの進行を遅らせる可能性
2016年6月13日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「腹腔内(IP)化学療法は、新たに卵巣がんと診断され、手術で切除が成功した女性に対して効果的な治療ですが、十分には利用されていません。今回の研究データは、手術前に静脈内投与による化学療法を受けた女性の術後
米国でワクチンが標的とする型のHPV感染有病率が低下
2016年5月17日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~ 米国ではHPVワクチン接種の推奨以降、4価HPVワクチンが標的とする型のヒトパピローマウイルス(HPV)による感染が、10代女児で約1/3に低下したことが新規研究の結果から示さ
進行卵巣がんに対する新しい治療戦略がマウスで有望
2016年4月22日
米国国立がん研究所(NCI)ブログ~がん研究の動向~進行卵巣がんの実験的な治療戦略により、動物モデルで腫瘍の縮小が認められたという新しい研究が報告された。この治療法では、タンパク質の断片(ペプチド)を用いてがん細胞周囲組織(腫瘍微小環境)
卵巣がんにおける薬剤耐性の新たな原因
2016年2月18日
ダナファーバーがん研究所 卵巣がんの中には、標準化学療法や分子標的薬剤が奏効しない、あるいはこれらの治療作用を回避するようになるものがある。ダナファーバーがん研究所の研究者たちはその原因に新たな光を当てた。「今回の発見は、卵巣がん
HPVワクチン接種率低迷の「危機」― Noel Brewer博士との対談
2016年2月17日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~ 先週、米国国立がん研究所(NCI)指定がんセンター全69施設は、米国におけるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種に関する合同声明を発表した。本合同声明はHPVワクチンの低接種率
今までにない治療法でマウスの卵巣腫瘍が縮小
2016年2月11日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~原文掲載日:2016年1月25日 変異型p53タンパク質を発現している腫瘍に対する、これまでにない治療法が開発された。この変異タンパク質はすべてのがんの半分以上に見つかる。研
進行子宮頸がん患者において、ベバシズマブによる治療に効果がない可能性がある5つの因子が明らかに
2016年1月26日
本試験は、Moore criteriaと呼ばれる5つの予後因子を前方視的に検証した。 プロトコル240(GOG240)第3相試験の主要評価項目(生存期間)の結果を解析したところ、Moore critetiaを用いてリスク評価を
HPVワクチンとCRPS、POTSの因果関係はないと結論(欧州医薬品庁レビュー)
2015年12月11日
欧州医薬品庁(EMA)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種後に報告された複合性局所疼痛症候群(CRPS)、体位性頻脈症候群(POTS)についてレビューを実施し、これらの報告はワクチン対象年齢層で想定される範囲内であると結論した
卵巣凍結移植は「安全で有効」
2015年11月19日
英国医療サービス(NHS) 2015年10月7日水曜日この技術は、がん治療で不妊症となる女性に希望を与えることができるだろう。 英国では毎年7,100人の女性が卵巣がんに罹患している。 ガーディアン紙は、デンマークにおけ
HPVワクチン接種後の流産リスクは上昇しないことが長期観察研究で示される
2015年11月5日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~ 原文掲載日:2015年10月20日 ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後に妊娠した女性の流産リスクが、接種しなかった場合を上回らないことが判明した。コスタリカで
治療ワクチンにより子宮頸部の前がん病変の一部が消失したことが臨床試験で示される
2015年11月4日
ジョンズホプキンス大学 要点・ある臨床試験において、遺伝子操作を行った治療ワクチンを用いたところ、治療ワクチンを投与した女性のほぼ半数で高グレードの子宮頸部前がん病変を消失させることに成功した。 ・この治療ワクチンは、免
β(ベータ)遮断薬により卵巣がん患者の生存期間が延長する可能性
2015年11月4日
MDアンダーソン OncoLog 2015年10月号(Volume 60 / Number10) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号UR
マイクロRNAのmiR-506による卵巣がんの化学療法耐性克服の可能性
2015年10月19日
MDアンダーソン OncoLog 2015年9月号(Volume 60 / Number9) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
心臓病のジェネリック薬(β遮断薬)を使用した卵巣がん患者で生存期間の延長が示される
2015年10月5日
予後不良を引き起こす予後因子および併発症があっても生存期間は延長。MDアンダーソンがんセンター 初の試みとなった試験で研究者らは、β遮断薬(ベータブロッカー)として知られる心臓病のジェネリック薬を投与された浸潤性上皮性卵巣がん患者
経口避妊薬の服用歴は卵巣がん患者の生存期間に影響
2015年10月3日
キャンサーコンサルタンツロズウェルパークがん研究所(Roswell Park Cancer Institute :RPCI)の研究によれば、卵巣がんと診断された患者のうち、経口避妊薬の服用歴があり、子どもを1人以上出産したことのある患者は、
避妊薬のピルが「子宮体がんのリスクを下げる」
2015年10月1日
英国医療サービス(NHS) 2015年8月7日金曜日 「ピルにより、子宮がんの患者数が20万人減少」と、Sky Newsのウェブサイトが報じた。ニュースの見出しとしてはめずらしく、これは信頼できる数字である。ただ注目すべきなのは、これが10