Ramucirumab[ラムシルマブ]

このページは、Ramucirumab[ラムシルマブ]の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。

米国の商標Cyramza[サイラムザ]
FDA承認承認済み

FDA承認済み適応一覧

FDA承認ニュース

転移非小細胞肺がんの初回治療にラムシルマブ+エルロチニブを承認

FDAが肝細胞がんにラムシルマブを承認

適応となるがん

ラムシルマブは、以下の治療に単剤または他剤との併用で承認されています。

・転移した大腸がん。ベバシズマブ、オキサリプラチンおよびフルオロピリミジンによる治療中または治療後にがんが増悪した患者に対して、FOLFIRIと併用して使用されます。

肝細胞がん(肝がんの一種)。αフェトプロテインの血中濃度が高く、ソラフェニブによる治療歴のある患者に単独で使用されます。

・転移した非小細胞肺がん
  - 上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子に特定の変異を有する患者に一次治療としてエルロチニブと併用して使用されます。
  - プラチナ製剤による化学療法による治療中または治療後にがんが増悪した患者に対して、ドセタキセルと併用して使用されます。上皮成長因子受容体(EGFR)変異または未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)の遺伝子変異を有するがん患者は、このような変異に対してFDAが承認した治療後にがんが増悪した場合にラムシルマブが使用されます。

・進行または転移した胃腺がんまたは食道胃接合部腺がん(食道がんのまれな一種)。フルオロピリミジンまたはプラチナ製剤による化学療法での治療後にがんが増悪した患者に対して使用されます。単剤またはパクリタキセルとの併用で使用されます。

ラムシルマブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。

Ramucirumab[ラムシルマブ]に関する詳細情報

 NCI治療薬辞典による定義(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名

ラムシルマブに関するMedlinePlusの情報(原文)-この治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。

・この治療薬に対するFDAからの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤
・起こりうる副作用

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、これらの情報は現在試験が行われている未承認の使用法に対しても適応となる可能性があります。

【ファクトシート】がんの分子標的薬(2019/01/22)(日本語訳)-この治療薬をがんに使用する際の情報

【ファクトシート】モノクローナル抗体(2019/09/24)(原文)-この治療薬をがんに使用する際の情報

【ファクトシート】免疫チェックポイント阻害薬(2019/09/24)(原文)-この治療薬をがんに使用する際の情報

研究結果

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現在行われている臨床試験

ラムシルマブに関する臨床試験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト

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