乳がん
パルボシクリブがHR陽性進行乳がん治療の新たな選択肢に
2019年1月8日
ESMO2018プレスリリース ホルモン療法中に再発または進行したホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性の進行乳がん患者においてサイクリン依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)阻害薬のパルボシクリブを用いた治療が全生存期間を臨床的有意に改
乳がん術前の完全奏効は生存に関連ー術後化学療法の利益はあるか?
2019年1月7日
乳がん患者における術前化学療法(ネオアジュバント)後の病理学的完全奏効(pCR)は、有意に低い再発リスクおよび高い全生存率と関連していた。さらに、術前化学療法後のpCRは、術後化学療法(アジュバント)を受けた患者と受けていない患者、いずれに
術後化学療法の遅れによるトリネガ乳がんの転帰不良
2018年12月29日
サンアントニオ乳がんシンポジウム2018 術後化学療法開始が術後30日以上に遅れたトリプルネガティブ乳がん患者は、術後30日以内で治療を開始した患者に比べ、疾患再発および死亡のリスクが有意に高いことが、12月4~8日に開催された2018年サ
有機食品の摂取ががんリスク低下に関連
2018年12月26日
「有機食品が血液のがんおよび乳がんリスクを低下させることが研究により判明」、とMail Online(英国タブロイド紙電子版)が報道した。 このニュースウェブサイトでは、フランスの大規模研究について報告している。この研究では、有機食品の消費
加速乳房部分照射は全乳房照射に近い効果
2018年12月26日
サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)2018 治療後10年時点の同側乳房内腫瘍再発(IBTR)率で比較した場合、腫瘍摘出術後の加速乳房部分照射(PBI)が全乳房照射(WBI)より劣っているという仮説を否定できないとのNRG(NSA
低用量タモキシフェンが非浸潤性乳管がん/小葉がんの再発と発症を減少させる
2018年12月25日
低用量タモキシフェン(1日5 mg)投与はプラセボ投与と比較して、乳房上皮内腫瘍の診断後に手術を受けた女性の再発および新規疾患リスクを半減させ、重篤な有害事象は増加しなかったとのランダム化第3相臨床試験(TAM-01)の結果が、12月4日〜
外用剤は乳がんの予防に有用か
2018年12月19日
タモキシフェンは、疾患リスクが高い女性の乳がん予防に有用である。しかし、タモキシフェンの利益を受ける立場にある女性の多くは、ほてり、血栓や脳卒中のリスク上昇などの副作用への懸念から、この錠剤を服用していない。経口のタモキシフェンに代わる、よ
FDAがgBRCA陽性でHER2陰性の局所進行/転移乳がんにタラゾパリブを承認
2018年10月21日
2018年10月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、有害または有害な可能性がある生殖細胞系列BRCA遺伝子変異陽性(gBRCAm)かつHER2陰性の局所進行乳がんまたは転移乳がんの患者に対して、ポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PAR
低脂肪食により乳がんの死亡リスクが低下
2018年10月16日
「果物や野菜たっぷりの低脂肪食は、乳がんによる死亡リスクを低下させ得る」。とMail Online(デイリーメール紙電子版)が報告している。 この記事は、閉経後の女性約5万人を対象に、1990年代に実施された米国の試験の長期の追跡調査に基
ヒ素とレチノイン酸は協働して乳がんなどの主要制御因子を阻害
2018年10月14日
ある種白血病の治療に使用されることの多い2剤併用療法は、乳がんや他の多くのがんで中心的な役割を果たす1つの酵素を阻害することが、新たな研究で明らかになった。 薬剤の組み合わせは、三酸化二ヒ素(トリセノックス)とトレチノイン(レチノイン酸とし
同時投与と逐次投与でHER2陽性乳がんの生存率に差はない
2018年9月30日
治療の選択肢や疾病管理が進化する中で重要な臨床試験結果 MDアンダーソン ニュースリリース 2018年9月6日 アントラサイクリン系化学療法とトラスツズマブを術前化学療法 として受ける場合において、この2つを同時に受けても逐次
リキッドバイオプシーにより乳がんの晩期再発リスクを予測
2018年9月10日
診断後5年の時点で血中にがん細胞が認められた乳がん患者は、がん細胞が認められなかった患者と比べ再発率が13倍に上ることが進行中の試験で明らかになった。 ホルモン受容体陽性乳がんの診断を受け、転移しなかった患者のほとんどは再発が
ASCOが乳がんの統合医療ガイドラインを承認
2018年9月2日
ヨガ、瞑想、鍼治療など多くの療法が標準治療の副作用緩和のため安全に利用できる可能性がある。 Elizabeth Johnsonさんが、副作用を緩和する方法として統合医療を自身の乳がん治療レジメンに取り入れたいとい
免疫療法への新しいアプローチは一部の乳がん患者に完全奏効をもたらす
2018年8月20日
米国国立がん研究所(NCI)の研究者らが開発した免疫療法の新たな方法により、他のすべての治療法が無効であった患者の乳がんで完全退縮がもたらされた。この患者は、NCIのがん研究センター(CCR)の外科部門長であるSteven A. Rosen
ハイリスク乳房病変の管理
2018年8月19日
MDアンダーソン OncoLog 2018年7月号(Volume 63 / Issue 7) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAがリボシクリブをHR陽性HER2陰性の進行/転移性乳がんに適応拡大
2018年8月6日
2018年7月18日、米国食品医薬品局(FDA)は、ホルモン受容体(HR)陽性かつHER2陰性の進行/転移性乳がんを有する閉経前または閉経期の女性に対する初回内分泌治療としてribociclib[リボシクリブ](商品名:Kisqali、No
術前PARP阻害薬タラゾパリブは、BRCA変異陽性の早期乳がん患者に有望
2018年7月5日
大規模試験で検証されれば、該当する患者集団において術前化学療法を1日1回の経口薬に置き換えることが可能に BRCA1/2変異陽性の早期乳がん患者に対する小規模な第2相試験において、PARP阻害薬 talazoparib(タラゾパリブ)を術前
アロマターゼ阻害剤と卵巣抑制が閉経前の高リスク乳がん患者に有用
2018年6月29日
ホルモン受容体陽性、HER2陰性の再発リスクが高い閉経前乳がん患者は、アロマターゼ阻害剤と卵巣機能抑制の治療を受けた場合、8年の時点で無遠隔転移生存率に10~15%の改善が得られることが新たな臨床試験解析の結果、明らかになり、米国臨床腫瘍学
多くの初期乳がん女性に化学療法が不要となる可能性
2018年6月19日
ASCOの見解 「がん研究に対する連邦政府の資金援助がなかったら実現しなかったであろうこの研究は、すぐに、よりよいものに治療を変化させるだろう。今回の研究データは、初期乳がんの女性に対して、よりよい治療を選択するためにゲノム情報を利用しうる
手術不要の乳がん治療
2018年6月11日
MDアンダーソン OncoLog 2018年5-6月号(Volume 63 / Issue 5-6) Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号
HER2陽性乳がん患者へのトラスツズマブ投与期間は短縮可能で、心臓への副作用も軽減
2018年5月31日
ASCOの見解 「トラスツズマブ(Trastuzumab)の使用はHER2陽性の乳がん患者にとって治療率をあげる大きな進歩でしたが、いかなる治療にも副作用がつきものであり、トラスツズマブによる治療では常に心臓機能障害の懸念があります。今回の
進行トリネガ乳がんのプラチナベース化学療法に、BRCA1/2遺伝子変異の特性解析が有用
2018年5月29日
欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 英国全土の74病院で実施された第3相並行群オープンラベルランダム化比較TNT(NCT00532727)試験で、バイオマーカーのサブグループ解析が行なわれた。結果は2018年4月30日にNature
乳がん発症ハイリスク女性で予防薬を服用するのはわずか7人に1人
2018年5月28日
発信元:NHS(英国医療サービス) インディペンデント紙(Independent Online)は、「乳がん発症がハイリスクの女性患者のうち90%近くが、副作用の恐怖や、"運命であると認識している"という理由により乳がん予防薬を避けている
がん患者における低筋肉量(サルコペニア)は生存に影響する可能性
2018年5月16日
NCI(米国国立がん研究所)~がん研究ブログ~ 乳がんと診断された女性の一部において、低筋肉量であることは長期予後不良と関係している可能性が新たな研究で判明した。 この試験はこれまでに実施されたこの種の調査で最大のものの一つで、研究者ら