2025年04月の記事一覧

乳がん化学療法による神経障害にアルゼンチンタンゴ ダンス療法の画像

乳がん化学療法による神経障害にアルゼンチンタンゴ ダンス療法

化学療法の副作用としてよくみられる神経障害を伴う乳がんサバイバーに、アルゼンチンタンゴをアレンジしたダンス療法が自然なバランスと感覚を取り戻す助けとなっている。化学療法によって変化した...
米国年次報告書:がんによる死亡者数は引き続き減少の画像

米国年次報告書:がんによる死亡者数は引き続き減少

概要がんによる死亡率は2001年から2022年にかけて、COVID-19パンデミックの最初の2年間でさえも、男女ともに着実に減少していたことが、がんの現状に関する米国年次報告書...
AYA(若年)世代進行がん患者のケアに深刻なコミュニケーション不足の画像

AYA(若年)世代進行がん患者のケアに深刻なコミュニケーション不足

思春期から若年成人期(AYA世代)の進行がん患者の多くは、人生の最後の数週間まで、緩和ケアへの取り組み方について医師と話し合わないことが、若年患者約2,000人の医療記録調査から明らか...
休眠がん細胞にSTING作用薬で転移防止を目指すの画像

休眠がん細胞にSTING作用薬で転移防止を目指す

治療によってがんの徴候がすべてなくなった後、何年も経ってから再発するがんがあるのはなぜか? その答えには、発病初期に体の他の部位に転移し、その後、眠った状態(休眠状態)に入る厄介ながん...
米FDA、切除不能/転移肝細胞がんの1次治療にニボ+イピ併用を承認の画像

米FDA、切除不能/転移肝細胞がんの1次治療にニボ+イピ併用を承認

2025年4月11日、米国食品医薬品局(FDA)は、切除不能または転移を有する肝細胞がん(HCC)成人患者に対する一次治療として、ニボルマブとイピリムマブ(販売名:オプジーボおよびヤー...
二重特異性抗体AFM13とNK細胞複合体の投与が、リンパ腫で高い奏効率の画像

二重特異性抗体AFM13とNK細胞複合体の投与が、リンパ腫で高い奏効率

AFM13-NK細胞が、すでに多くの治療を受けた患者に対して、安全かつ非常に効果的であることが第1相試験で示された。

臍帯血由来ナチュラルキラー(NK)細胞と、CD30/CD16Aの二重...
脳転移患者への放射線と免疫療法薬併用はリスクを伴うの画像

脳転移患者への放射線と免疫療法薬併用はリスクを伴う

腫瘍と闘うために免疫系を活性化する治療法は、多くの種類のがん患者の寿命を大きく延ばしてきた。
 
しかし、メラノーマや肺がんで脳に転移した患者が免疫療法薬と放射線治療を同時に併用すると重篤...
FGFR2を標的としたKRAS変異膵臓がん予防・発症遅延の可能性の画像

FGFR2を標的としたKRAS変異膵臓がん予防・発症遅延の可能性

前臨床研究が膵臓がんの予防的介入に新たな方向性を示唆KRAS変異を有する膵臓の前がん病変および一部の膵管腺がん(PDAC)において、通常より高いFGFR2タンパク発現が認められ...
遺伝子組換え脂肪細胞を使用して腫瘍を「飢餓状態」にの画像

遺伝子組換え脂肪細胞を使用して腫瘍を「飢餓状態」に

科学者たちは長年、がん細胞が生き残るために必要な栄養素を絶つことで死滅させる方法を研究してきた。新たな研究によると、遺伝子組換え脂肪細胞がこの目標の実現に役立つ可能性が示唆されている。...
免疫療法薬+TIL療法により、さまざまな転移固形がんが縮小の画像

免疫療法薬+TIL療法により、さまざまな転移固形がんが縮小

個別化がん免疫療法の一種である腫瘍浸潤リンパ球(TIL)療法の新しい方法が、転移消化器がんの患者に対する治療効果を劇的に改善したことが、米国国立衛生研究所(NIH)の研究者らが主導した...
ASCO、 がん患者の妊よう性温存に関する診療ガイドラインを更新  の画像

ASCO、 がん患者の妊よう性温存に関する診療ガイドラインを更新  

患者の選択肢が増えたが、保険適用が依然として治療の障壁米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、がん患者の妊よう性温存に関する臨床診療ガイドラインの更新版を発表した。ASCOは現在、医...
運動で大腸がんサバイバーの生存期間を延長の画像

運動で大腸がんサバイバーの生存期間を延長

ダナファーバーがん研究所が共同で主導した研究により、運動が結腸がん(直腸がんを除く大腸がん)サバイバーの生存期間を延ばし、がんを患っていない人々と同等の生存期間に近づく可能性があること...
浸潤性乳がんの治療に手術不要の可能性の画像

浸潤性乳がんの治療に手術不要の可能性

薬物治療後の乳房手術を省略しても、患者は5年後もがんのない状態を維持していたネオアジュバント(術前)化学療法と標準的な放射線治療で完全奏効を示した早期乳がん患者にとって、手術は...
米FDA、筋層浸潤性膀胱がんにデュルバルマブを承認の画像

米FDA、筋層浸潤性膀胱がんにデュルバルマブを承認

2025年3月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、成人の筋層浸潤性膀胱がん(MIBC)に対し、根治的膀胱全摘除術の前にゲムシタビンおよびシスプラチンと、デュルバルマブ(販売名:イミフ...
米FDA、転移去勢抵抗性前立腺がん治療薬Pluvictoの適応拡大の画像

米FDA、転移去勢抵抗性前立腺がん治療薬Pluvictoの適応拡大

2025年3月28日、米国食品医薬品局(FDA)は、lutetium Lu 177 vipivotide tetraxetan(ルテチウム[177Lu]ビピボチドテトラキセタン)(販売...
米FDA、PD-L1を発現するHER2陽性胃・食道胃接合部腺がんにペムブロリズマブを承認の画像

米FDA、PD-L1を発現するHER2陽性胃・食道胃接合部腺がんにペムブロリズマブを承認

2025年3月19日、米国食品医薬品局(FDA)は、PD-L1の発現(CPS≧1)が認められる切除不能な局所進行性または転移性のHER2陽性胃腺がんまたは食道胃接合部腺がん成人患者に対...
再発子宮体がんにメトホルミン、レトロゾール、アベマシクリブの3剤併用は安全で有望の画像

再発子宮体がんにメトホルミン、レトロゾール、アベマシクリブの3剤併用は安全で有望

エストロゲン受容体(ER)陽性の再発または治療後残存している子宮体がん(子宮内膜がん)患者のほぼ全員において、がん細胞を内外から標的とする3剤併用療法により腫瘍が縮小または安定化したこ...
小児脳腫瘍に対する分子標的薬アバプリチニブの可能性の画像

小児脳腫瘍に対する分子標的薬アバプリチニブの可能性

ダナファーバー/ボストン小児がん・血液疾患センターのphysician scientist(医師兼科学者)らを中心とした臨床提携機関による国際チームは、高悪性度神経膠腫の小児および若年...
日々の身体活動は、軽い運動でもがんリスクの低下につながるの画像

日々の身体活動は、軽い運動でもがんリスクの低下につながる

概要英国の成人85,000人以上を対象とした前向きコホート研究において、軽度または中~強度の運動を毎日行っている人は、座りがちな人に比べてがんのリスクが低いことが、米国国立衛生...
転座腎細胞がんの新たな患者協働プロジェクトが始動の画像

転座腎細胞がんの新たな患者協働プロジェクトが始動

腎臓がんの中でも希少で侵攻性の高い転座腎細胞がん(tRCC[translocation renal cell carcinoma])に焦点を当てた新たな患者協働型研究プロジェクト、Co...
NRG1遺伝子融合陽性の肺がん・膵臓がんに初の標的薬ゼノクツズマブを承認の画像

NRG1遺伝子融合陽性の肺がん・膵臓がんに初の標的薬ゼノクツズマブを承認

Zenocutuzumab[ゼノクツズマブ](販売名:ビゼングリ)が食品医薬品局(FDA)の迅速承認を受け、NRG1融合という非常にまれな遺伝子異常を有する腫瘍を標的とする初の薬剤とな...