Daratumumab[ダラツムマブ]

このページは、Daratumumab[ダラツムマブ]の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。

米国の商標Darzalex[ダラザレックス]
FDA承認承認済み

FDA承認済み適応一覧

薬剤添付文書はこちらDailyMed

FDA承認ニュース

FDAが移植に適格な多発性骨髄腫にダラツムマブを承認

FDAが自家幹細胞移植非適応の多発性骨髄腫にダラツムマブを承認

FDAが多発性骨髄腫に標準治療との併用でダラツムマブを承認

FDAが治療歴のある多発性骨髄腫患者の治療にダラツムマブを承認

適応となるがん

ダラツムマブは、以下の治療に単剤または他剤との併用で承認されています。

多発性骨髄腫

・新たに診断された成人患者

・自家造血幹細胞移植を受けることができない患者に、レナリドミドおよびデキサメタゾンとの併用またはボルテゾミブ、メルファランおよびプレドニゾンとの併用で使用されます。

・自家造血幹細胞移植を受けることができる患者にボルテゾミブ、サリドマイドおよびデキサメタゾンとの併用で使用されます。

・再発または難治性疾患の成人患者

・1種類以上の治療を受けたことがある患者にデキサメタゾンおよびボルテゾミブとの併用で使用されます。

・1~3種類の他の種類の治療を受けたことがある患者にデキサメタゾンおよびカルフィルゾミブとの併用で使用されます。

・レナリドミドとプロテアソーム阻害剤を含む治療を2種類以上受けたことがある患者にポマリドミドおよびデキサメタゾンとの併用で使用されます。

・プロテアソーム阻害剤と免疫調節剤を含む治療を3種類以上受けたことがある患者またはプロテアソーム阻害剤と免疫調節剤の両方に不応の患者に単剤で使用されます。

ダラツムマブにはヒアルロニダーゼを配合した別製剤もあります。詳細は、ダラツムマブとヒアルロニダーゼの合剤の薬剤情報をご覧ください。

ダラツムマブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。

Daratumumab[ダラツムマブ]に関する詳細情報

NCI治療薬辞典による定義(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名

ダラツムマブに関するMedlinePlusの情報(原文)-この治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。

・この治療薬に関するFDAの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法。
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと。
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと。
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤。
・起こりうる副作用。

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか、別の試験で調べられることがしばしばあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法にのみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。

【ファクトシート】モノクローナル抗体(2019/09/24)(原文)-この治療薬をがんに使用する際の情報

【ファクトシート】がんの分子標的薬(2019/01/22)(日本語訳)-この治療薬をがんに使用する際の情報

研究結果

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現在行われている臨床試験

ダラツムマブに関する臨床試験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト

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