MDアンダーソンがんセンター(MDA)

研究ハイライト2021/10/20:慢性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、濾胞性リンパ腫、大腸がん、早期子宮頸がんの画像

研究ハイライト2021/10/20:慢性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病、濾胞性リンパ腫、大腸がん、早期子宮頸がん

白血病治療、治療反応の予測因子、検診率の差、子宮頸がん治療後の妊娠に関する新たな知見 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライトでは、MDアンダーソンの専門家によって先頃発表された基礎研究、トランスレーショナルリサーチ(橋渡し
放射線治療は腎臓がん全身療法の代替として安全で有効な可能性の画像

放射線治療は腎臓がん全身療法の代替として安全で有効な可能性

新たな単群試験において、オリゴメタスタシス性腎細胞がん(RCC)に対して、放射線治療の単独療法が安全かつ有効な非侵襲的治療であると、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが発表した。この研究結果は2021年10月27日にLanc
ニボ+イピ併用療法は無症候性脳転移メラノーマの生存期間を改善の画像

ニボ+イピ併用療法は無症候性脳転移メラノーマの生存期間を改善

第2相試験の長期追跡調査で全生存率71.9%  MDアンダーソンニュースリリース 2021年11月10日  免疫チェックポイント阻害薬ニボルマブ(販売名:オプジーボ)およびイピリムマブ(販売名:ヤーボイ)併用療法は、メラノーマ(悪性黒色腫)
EGFR変異の構造・機能別分類により非小細胞肺がんに最適な治療を予測の画像

EGFR変異の構造・機能別分類により非小細胞肺がんに最適な治療を予測

薬剤の効果を予測できる4つの新たなサブグループが判明 上皮成長因子受容体(EGFR)変異をその構造と機能で分類すると、非小細胞肺がん(NSCLC)患者を適切な薬剤に結びつける的確な枠組みを構築できることをテキサス大学MDアンダーソンがんセン
切除可能早期非小細胞肺がんにも定位放射線の長期有益性が示されるの画像

切除可能早期非小細胞肺がんにも定位放射線の長期有益性が示される

手術可能な早期非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対する定位放射線治療(SABR)は長期的に外科手術と同等の効果をもたらし、副作用は少ないことがテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究グループによる新しい研究で示された。これは手術可能な
がん患者のせん妄に対する個別化鎮静の目標を初めて検証の画像

がん患者のせん妄に対する個別化鎮静の目標を初めて検証

「MDアンダーソン研究ハイライト 2021年9月8日」より がん患者が終末期に発症するせん妄、不穏および興奮に関しては、エビデンスが欠如しているため、適切な鎮静レベルの臨床ガイドラインの策定が課題である。 鎮静剤の投与が多すぎると、患者は意
研究ハイライト2021/8/25:急性骨髄性白血病、非浸潤性乳管がん、HBOC遺伝カウンセリングの画像

研究ハイライト2021/8/25:急性骨髄性白血病、非浸潤性乳管がん、HBOC遺伝カウンセリング

若年の急性骨髄性白血病患者に対する強力な化学療法とベネトクラクスの併用療法 これまでの研究では、高齢の急性骨髄性白血病(AML)患者において、低強度の化学療法と、BCL2を阻害する薬剤であるベネトクラクスを併用することで生存率が向上すること
免疫不全患者にはCOVID-19ワクチン3回目接種を推奨の画像

免疫不全患者にはCOVID-19ワクチン3回目接種を推奨

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの腫瘍集学的治療グループと感染症の専門家らは、免疫力が低下している人へのCOVID-19ワクチンの3回目接種に関して、米国食品医薬品局(FDA)および疾病管理予防センター(CDC)から入手可能なすべて
スタチンがトリプルネガティブ乳がんの生存期間を延長する可能性の画像

スタチンがトリプルネガティブ乳がんの生存期間を延長する可能性

スタチンとして一般に知られているコレステロール降下薬とトリプルネガティブ乳がん患者の生存率に有意な関連があることが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導による研究でわかった。スタチンは安価で、入手しやすく、副作用も軽微であることか
研究ハイライト2021/7/14:急性骨髄性白血病、肺がん治療ワクチン、トリプルネガティブ乳がんの画像

研究ハイライト2021/7/14:急性骨髄性白血病、肺がん治療ワクチン、トリプルネガティブ乳がん

急性骨髄性白血病マウスモデルにより併用療法が有望であることが示される 急性骨髄性白血病(AML)は骨髄に生じるがんである。治療にはタンパク質Bcl-2を標的とする薬剤であるベネトクラクスを低メチル化剤と併用することが多いが、ベネトクラクスへ
BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示すの画像

BEMPEG+ニボルマブ併用療法は未治療の転移性メラノーマに持続的奏効を示す

ベンペガルデスロイキンとニボルマブの併用で34.2%の完全奏効率を試験によって確認 インターロイキン2(IL-2)作動薬であるベンペガルデスロイキン [bempegaldesleukin](BEMPEG)とニボルマブの併用は安全であり、治療
アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効の画像

アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用で進行悪性腹膜中皮腫に臨床的意義のある奏効

治療選択肢がわずかしかない希少がんの臨床試験で客観的奏効率40%を達成 進行した悪性腹膜中皮腫患者を対象にした第2相試験がテキサス大学MDアンダーソンがんセンターの主導で行われた。悪性腹膜中皮腫は、腹腔の内側を覆う組織(腹膜)に生じるまれな
分子標的薬ソトラシブがKRAS G12C変異肺がんの生存期間を延長の画像

分子標的薬ソトラシブがKRAS G12C変異肺がんの生存期間を延長

KRAS阻害薬は安全であり長期的な臨床効果をもたらすことが第2相試験から明らかになった。MDアンダーソンの研究者がASCOで発表した。 アブストラクト #9003 CodeBreaK 100試験の第2相コホートの結果から、KRAS G12C
研究ハイライト:急性骨髄性白血病、エクソソーム、肝細胞がん、C. difficileの画像

研究ハイライト:急性骨髄性白血病、エクソソーム、肝細胞がん、C. difficile

急性骨髄性白血病(AML)、エクソソーム、肝細胞がん、Clostridioides difficile(クロストリディオイデス・ディフィシル、C. difficile)における新知見 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究ハイライト
イブルチニブ+ベネトクラクス併用治療により白血病(CLL)患者の寛解が持続の画像

イブルチニブ+ベネトクラクス併用治療により白血病(CLL)患者の寛解が持続

経口分子標的薬治療で3年全生存率96%を達成 イブルチニブ+ベネトクラクス(商品名:ベネクラクスタ)併用療法は、初発の慢性リンパ性白血病(CLL)患者における疾患寛解を持続させることが、テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによ
プラルセチニブはRET遺伝子異常の甲状腺がん、肺がんの治療薬として安全かつ有効の画像

プラルセチニブはRET遺伝子異常の甲状腺がん、肺がんの治療薬として安全かつ有効

選択性の高いRET阻害薬プラルセチニブ(販売名:GAVRETO、Blueprint Medicines Corporation社)(1日1回投与)は、RET融合遺伝子陽性進行非小細胞肺がん(NSCLC)およびRET遺伝子異常甲状腺がんの治療
2021年ASCO年次総会——MDアンダーソンによる注目の演題の画像

2021年ASCO年次総会——MDアンダーソンによる注目の演題

テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが実施した複数の第2相臨床試験において、メラノーマ、乳がん、HER2陽性腫瘍、卵巣がんの患者で有望な結果が示されている。2021年米国臨床腫瘍学会(ASCO)バーチャル年次総会で発表されるこ
ポナチニブ+ブリナツモマブ併用はPh陽性急性リンパ性白血病で高い寛解率を達成の画像

ポナチニブ+ブリナツモマブ併用はPh陽性急性リンパ性白血病で高い寛解率を達成

化学療法を含まないレジメンにより新規診断患者で完全寛解率が100%、分子学的寛解率が85% アブストラクト #7001 ポナチニブ(販売名:アイクルシグ)とブリナツモマブ(販売名:ビーリンサイト)の併用療法が、フィラデルフィア染色体陽性急性
幹細胞移植後の消耗性合併症に抗ウイルスT細胞療法が安全かつ有効の画像

幹細胞移植後の消耗性合併症に抗ウイルスT細胞療法が安全かつ有効

がん患者のBKウイルス関連出血性膀胱炎に対して細胞療法が既製の治療法となる可能性 健康なドナーから採取したBKウイルス(BKV)特異的T細胞が、BKウイルス関連出血性膀胱炎(BKV-HC)に対する既製の治療(off-the-shelf th
骨肉腫に対する抗体薬物複合体(ADC)の新たな治療標的となる表面タンパク質を特定の画像

骨肉腫に対する抗体薬物複合体(ADC)の新たな治療標的となる表面タンパク質を特定

新アプローチにより骨肉腫を標的とする薬剤数の大幅な増加が可能に MDアンダーソンニュースリリース 抄録#LB008 表面タンパク質MT1-MMPを標的とした抗体薬物複合体(ADC)が、正常組織を傷つけることなく骨肉腫の腫瘍細胞を一掃する誘導
KRAS/p53変異はCREB1に作用して膵臓がんの転移を促すの画像

KRAS/p53変異はCREB1に作用して膵臓がんの転移を促す

前臨床研究で、高頻度にみられる遺伝子変異の下流での新たな治療標的としてCREB1が特定される アブストラクト #2417 膵臓がんに最も高頻度にみられるKRASおよびp53変異が、CREB1タンパク質を介した相互作用により腫瘍転移や増殖を促
TMB高値による免疫療法薬への反応予測は特定のがん種にのみ有用の画像

TMB高値による免疫療法薬への反応予測は特定のがん種にのみ有用

いくつかのがん種について、予測バイオマーカーを同定するためには、さらなる研究が必要であることを示唆する結果が得られた。 腫瘍内の遺伝子変異の割合が高いこと(腫瘍遺伝子変異量[TMB]高値と呼ばれる)は、免疫チェックポイント阻害薬への臨床反応
術前ニボ+イピ併用が早期非小細胞肺がんの予後を改善の画像

術前ニボ+イピ併用が早期非小細胞肺がんの予後を改善

化学療法節約レジメンが第2相試験の主要評価項目を達成 ステージ1~3の非小細胞肺がん(NSCLC)に対する単剤および併用による術前免疫チェックポイント阻害薬療法について報告した初のランダム化第2相臨床試験により、病理学的奏効(MPR)率、腫
小細胞肺がんにおける第4のサブタイプと治療の個別化の画像

小細胞肺がんにおける第4のサブタイプと治療の個別化

増幅免疫細胞集団が特徴のこれまでに知られていなかった第4のタイプ 遺伝子発現に基づき、小細胞肺がん(SCLC)を固有の4つのタイプに分類する包括的な枠組みを初めて構築し、タイプごとに潜在的な治療標的を特定したことを、テキサス大学MDアンダー