ダナファーバーがん研究所

免疫療法に対する頭頸部がんの反応予測因子を特定の画像

免疫療法に対する頭頸部がんの反応予測因子を特定

ダナファーバーがん研究所によれば、免疫チェックポイント阻害剤による治療を受けた頭頸部がん患者の対治療反応、予後改善についての予測因子が特定されたという。   標準的なプラチナベースの化学療法に抵抗性を示すがんに対しては、現在、免疫
低用量IL-2が慢性移植片対宿主病に有効であることが明らかにの画像

低用量IL-2が慢性移植片対宿主病に有効であることが明らかに

免疫シグナル伝達たんぱく質インターロイキン2(IL-2)は、幹細胞移植に続いて起こる慢性移植片対宿主病を発症した患者に安全かつ有効であり、小規模研究において特に小児に有効であることが、ダナ・ファーバーがん研究所の研究者によって報告された。
多くの高齢血液腫瘍患者で認知機能低下の傾向の画像

多くの高齢血液腫瘍患者で認知機能低下の傾向

白血病や多発性骨髄腫などの血液関連がんの高齢患者の多くは、認知機能低下の徴候を示す傾向があり、その低下は生存期間に影響を与える可能性があると、ダナファーバーがん研究所およびブリガム&ウィメンズ病院(BWH)の研究者による新たな試験が示してい
新たな糖尿病薬がカルボプラチン化学療法への感受性を高めるの画像

新たな糖尿病薬がカルボプラチン化学療法への感受性を高める

ダナファーバーがん研究所の研究者らは、試験中の糖尿病薬により、従来の化学療法剤に対してがん細胞がより脆弱になる可能性があることを示すとともに、がん患者の転帰を改善し得るこのような組み合わせを検討するべきであると述べている。研究者らは、がん細
分子標的薬SL-401への腫瘍細胞の耐性をアザシチジンが無効化する可能性の画像

分子標的薬SL-401への腫瘍細胞の耐性をアザシチジンが無効化する可能性

ダナファーバーがん研究所の研究者は、ある種の血液腫瘍細胞が分子標的治療法による細胞死を免れる仕組みを発見し、腫瘍細胞をだましてその攻撃を受けやすくする分子標的薬を開発した。 アトランタで開催された第59回米国血液学会(ASH)年次総会・展示
分子標的薬と化学療法の併用で慢性リンパ性白血病の治療効果改善の画像

分子標的薬と化学療法の併用で慢性リンパ性白血病の治療効果改善

慢性リンパ性白血病(CLL)と新規診断された若年患者において、単独化学療法による一般的な奏効と比べて、化学療法および分子標的薬併用療法は奏効が有意に改善することが、研究者主導型多施設共同第2相臨床試験によって示された。   「われ
ドナー幹細胞移植後の再発血液腫瘍への免疫療法薬ニボルマブの画像

ドナー幹細胞移植後の再発血液腫瘍への免疫療法薬ニボルマブ

【米国血液学会(ASH)2017】 免疫チェックポイント阻害薬として知られる免疫療法薬は、ドナー幹細胞移植後に再発した血液悪性腫瘍患者にかなり有望であることが示されている。これらの患者を対象に行われた、免疫治療薬の一つであるニボルマブの最初
レテルモビルの同種造血幹細胞移植後CMV感染予防効果についての試験結果の画像

レテルモビルの同種造血幹細胞移植後CMV感染予防効果についての試験結果

先月の米国食品医薬品局(FDA)によるレテルモビルの承認後、New England Journal of Medicine誌は本日、新薬の重要な第3相臨床試験からの主要な結果を発表した。レテルモビルは、同種造血幹細胞移植(HSCT)を受けた
抗アンドロゲン薬とアロマターゼ阻害薬の併用がHR+乳がんに有効の画像

抗アンドロゲン薬とアロマターゼ阻害薬の併用がHR+乳がんに有効

【サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)2017 】 ホルモン受容体陽性(HR+)乳がん患者に対するエンザルタミドという薬剤について初となるランダム化臨床試験 の結果、一部の患者において、エンザルタミドとエキセメスタン併用投与は、エ
転移乳がんプロジェクト、ゲノム・臨床・症例報告データをウェブで公開の画像

転移乳がんプロジェクト、ゲノム・臨床・症例報告データをウェブで公開

Metastatic Breast Cancer (MBC) Project(転移性乳がんプロジェクト)は、クラウドソーシング、ソーシャルメディアを積極的に活用し、転移性乳がんの女性および男性に、研究協力を直接呼びかける取り組みである。本プ
卵巣がん診断に循環マイクロRNAの測定が有効な可能性の画像

卵巣がん診断に循環マイクロRNAの測定が有効な可能性

卵巣がんに対して特異的な循環マイクロRNAを測定する非侵襲的診断ツールの開発 ダナファーバーがん研究所とブリガム&ウィメンズ病院(BWH)の研究チームは、人工知能を活用して卵巣がんを早期の段階で確実に検出する新たな手法の開発に取り組んでいる
前立腺がん治療薬の評価に無転移生存期間が有効な可能性の画像

前立腺がん治療薬の評価に無転移生存期間が有効な可能性

限局性前立腺がんに対する治療を受けたが再発リスクがある患者の、前立腺がんによる死亡を減らすことを目的とした新たな補助療法の試験を加速させる可能性がある「代用エンドポイント」(臨床試験における信頼性の高い統計上のショートカット)を検証した、と
早期前立腺がん患者の意思決定にウェブツールが役立つ可能性の画像

早期前立腺がん患者の意思決定にウェブツールが役立つ可能性

新たに早期前立腺がんと診断された男性にとって、ウェブツールは個人的に何を優先したいかその項目に適った選択への手引きとなり、疾患管理に関する迷いを軽減するのに役立つ。ダナファーバーがん研究所研究員主導で行われた大規模多施設共同臨床試験で、この
CDK4/6阻害剤が抗腫瘍免疫応答により乳がん腫瘍縮小に効果の画像

CDK4/6阻害剤が抗腫瘍免疫応答により乳がん腫瘍縮小に効果

CDK4/6阻害剤として知られる薬剤が、転移性乳がんの治療に対して承認を得てから間もなく、医師らは驚くべき見解を発表した。がん細胞の分裂を停止させるように設計されたその薬剤は、特定の患者において、単に腫瘍の増殖を停止させるだけでなく、腫瘍を
全ゲノム領域における、がん依存性マップの原案を発表の画像

全ゲノム領域における、がん依存性マップの原案を発表

初の結果では、760超の遺伝子依存が複数のがんにわたって存在することが明らかになった。このことは、新規治療薬開発の可能性を示している。 がんの遺伝的リスクの総合カタログを作る最大の取り組みの1つである本研究において、ハーバード大学マサチュー
パルボシクリブがより広い適用性を有する可能性の画像

パルボシクリブがより広い適用性を有する可能性

がん細胞の増殖を阻害する能力について注目されている薬剤は、特定のタンパク質を高く発現するがんを死滅させる能力という第2の側面を有する可能性があることをダナファーバーがん研究所の研究者らが発見した。   新たな研究では、研究者らは、
輸血を提供できないことが血液がん患者のホスピス利用を阻むの画像

輸血を提供できないことが血液がん患者のホスピス利用を阻む

ホスピスにおける輸血提供は現在の医療費償還制度では通常適用されず、これが可能となれば、根治不能の血液がん患者に対する終末期ケアとしてホスピスを紹介できると医師らが考えていることが、新たな研究で明らかとなった。この研究結果は、白血病、リンパ腫
Savolitinibが一部の進行腎臓がん患者に有効な可能性の画像

Savolitinibが一部の進行腎臓がん患者に有効な可能性

ダナファーバーがん研究所の研究者らが主導した試験によると、予後不良な進行腎臓がん患者の一部が、がん増殖の原因である異常な遺伝子経路を標的とした試験薬により利益を得たという。   Savolitinib[サボリチニブ]という試験薬が
ビタミンD高用量投与が転移性大腸がんの進行を遅らせる可能性の画像

ビタミンD高用量投与が転移性大腸がんの進行を遅らせる可能性

ダナファーバーがん研究所の研究者主導で行われた、ビタミンDでのがん治療に関する初めての多施設共同ランダム化盲検試験で、ビタミンDの高用量投与が転移性大腸がんの進行を遅らせる可能性があることを示した。本試験は6月2日~6日にシカゴで開催される
リンチ症候群の遺伝子検査対象の選定を支援する簡易オンラインツールの画像

リンチ症候群の遺伝子検査対象の選定を支援する簡易オンラインツール

ダナファーバーがん研究所は、リンチ症候群の遺伝子検査を受けるべき人を迅速に選定する新たなオンライン評価ツールを開発した。リンチ症候群は、大腸がん、子宮内膜がん、卵巣がん、胃がん、およびその他のがん生涯リスクを大幅に高める遺伝性疾患である。
術前化学療法後の米国トリネガ乳がん女性は全摘術を選択する傾向の画像

術前化学療法後の米国トリネガ乳がん女性は全摘術を選択する傾向

術前化学療法歴のある米国人トリプルネガティブ乳がん女性は、欧州やアジアの女性と比較し、乳房温存部分切除術よりも乳房切除術を選択する可能性がはるかに高いことが、ダナファーバーがん研究所/ブリガム&ウィメンズ病院がんセンターの研究によって明らか
T-DM1がHER2陽性進行乳がん患者の生存期間を延長の画像

T-DM1がHER2陽性進行乳がん患者の生存期間を延長

前治療後に悪化したHER2陽性乳がん女性が抗体薬と化学療法薬の複合体を受けた結果、他の治療を受けた場合に比べて概して有意に長く生存したことがダナファーバーがん研究所およびベルギーの研究者主導による第3相国際共同臨床試験によって明らかになった
腫瘍増大後の頭頸部がんへも免疫チェックポイント阻害剤が有効の画像

腫瘍増大後の頭頸部がんへも免疫チェックポイント阻害剤が有効

ダナファーバーがん研究所および他の施設の研究者による新たな研究では、頭頸部がんの患者の一部は腫瘍が増大する徴候が認められた後も、免疫療法薬による治療の継続で利益が得られる可能性が示唆された。   研究者らは、2017年4月3日月曜
がん患者のための性生活維持のヒントの画像

がん患者のための性生活維持のヒント

がんとその治療は患者の生活のあらゆる側面に影響を及ぼす可能性があり、がんの診断後、「新たな日常」をいかにして見出せばよいのか助言を求める患者が多い。ダナファーバーがん研究所の性の健康プログラムの責任者であるSharon Bober博士による