米国がん学会(AACR)

進行子宮頸がん患者において、ベバシズマブによる治療に効果がない可能性がある5つの因子が明らかにの画像

進行子宮頸がん患者において、ベバシズマブによる治療に効果がない可能性がある5つの因子が明らかに

本試験は、Moore criteriaと呼ばれる5つの予後因子を前方視的に検証した。   プロトコル240(GOG240)第3相試験の主要評価項目(生存期間)の結果を解析したところ、Moore critetiaを用いてリスク評価を
閉経後女性において歯周病は乳がんリスク上昇と関連の画像

閉経後女性において歯周病は乳がんリスク上昇と関連

喫煙歴は、歯周病と乳がんリスク上昇との関連性に大きく影響する   慢性炎症性疾患である歯周病の閉経後女性は歯周病でない閉経後女性より乳がんを発症しやすいことが、米国がん学会(AACR)機関誌のCancer Epidemiology
アナストロゾールを投与された乳がんDCIS患者の症状は、タモキシフェン投与患者と異なる(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)の画像

アナストロゾールを投与された乳がんDCIS患者の症状は、タモキシフェン投与患者と異なる(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)

米国がん学会(AACR) プレスリリース 両群ともQOLは類似していると報告された 12月8~12日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム2015で発表されたデータによると、非浸潤性乳管がん(DCIS)に対して腫瘍
乳房全摘術+再建の合併症率および費用は腫瘍摘出+放射線よりも高い(SABCS2015)の画像

乳房全摘術+再建の合併症率および費用は腫瘍摘出+放射線よりも高い(SABCS2015)

米国の早期乳がん患者には、ガイドラインに従った局所治療のさまざまな選択肢がある中、民間保険の若年女性とメディケア(公的医療保険)の高齢女性の双方にとって、合併症率および合併症関連費用が最も高いのは乳房全摘術+再建であり、また、若年女性にとっ
アナストロゾール対タモキシフェン、乳がんDCISでは再発率に有意差なし(SABCS2015)の画像

アナストロゾール対タモキシフェン、乳がんDCISでは再発率に有意差なし(SABCS2015)

副作用プロファイルでは有意差がみられた   12月8~12日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム2015でJack Cuzick医学博士より発表されたIBIS-II DCIS第3相臨床試験の結果によると、乳管上皮内がん(D
T-DM1が過去に複数の治療法を受けたHER2陽性乳がん患者の全生存期間を改善(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)の画像

T-DM1が過去に複数の治療法を受けたHER2陽性乳がん患者の全生存期間を改善(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)

2種類以上のHER2標的治療(トラスツズマブ[商品名:ハーセプチン]+ラパチニブ[商品名:タイケルブ])を受けたにもかかわらず病態が進行したHER2陽性転移性乳がん患者のうち、トラスツズマブ・エムタンシン(T-DM1[商品名:カドサイラ])
血液検体の分析を行うことにより、ESR1遺伝子変異が広くみられ、また全生存期間の不良と関連することが示される(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)の画像

血液検体の分析を行うことにより、ESR1遺伝子変異が広くみられ、また全生存期間の不良と関連することが示される(サンアントニオ乳がんシンポジウム2015)

変異の違いによりエベロリムスへの反応が予測可能に   エストロゲン受容体(ER)陽性転移性乳がんでは、患者の血液検体から得た無細胞DNAにて検出されたエストロゲン受容体1(ESR1)遺伝子のD538GおよびY537S変異の両方また
第3相BELLE-2試験においてbuparlisibが無増悪生存期間の主要エンドポイントを達成の画像

第3相BELLE-2試験においてbuparlisibが無増悪生存期間の主要エンドポイントを達成

12月8日~12日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム2015にて発表されたデータによると、血液中にPIK3CA変異が認められたホルモン療法抵抗性のホルモン受容体陽性局所進行または転移性乳がん女性において、フルベストラント試験段階の
乳房温存療法は、早期ステージの患者では全摘術よりも良好な結果をもたらすの画像

乳房温存療法は、早期ステージの患者では全摘術よりも良好な結果をもたらす

乳房温存療法+放射線治療を受けた早期ステージの乳がん患者は、放射線治療なしで乳房全摘術を受けた患者よりも10年後の全生存が改善していることが、12月8~12日に開催された2015サンアントニオ乳がんシンポジウムにおいてSabine Sies
カペシタビンは術前化学療法後に残存病変をもつ乳がん患者の転帰を改善の画像

カペシタビンは術前化学療法後に残存病変をもつ乳がん患者の転帰を改善

化学療法薬剤カペシタビン(ゼローダ) による治療は、術前化学療法で消失しなかったHER2陰性乳がん患者女性の無病生存率を改善したとのCREATE-X第3相臨床試験結果が、12月8日から12日に開催された2015サンアントニオ乳がんシンポジウ
デノスマブが閉経後のホルモン受容体陽性乳がん患者の無病生存期間を改善の画像

デノスマブが閉経後のホルモン受容体陽性乳がん患者の無病生存期間を改善

ABCSG-18試験の以前の結果からもデノスマブによる骨折の減少が示された。 アロマターゼ阻害剤による補助療法にデノスマブを追加することで、閉経後のホルモン受容体陽性早期乳がん患者の無病生存期間が改善されたことが、2015サンアントニオ乳が
ルミナールA乳がんでは術後化学療法の効果は認められずの画像

ルミナールA乳がんでは術後化学療法の効果は認められず

ルミナールA以外の乳がんでは効果が認められた   閉経前のルミナールAタイプの浸潤性乳がん女性は、術後化学療法の有無に関わらず10年無病生存率がほぼ同じであることが、2015年サンアントニオ乳がんシンポジウム(12月8~12日)で
術前化学療法で完全奏効(pCR)を得たトリプルネガティブ乳がんでは生存が改善の画像

術前化学療法で完全奏効(pCR)を得たトリプルネガティブ乳がんでは生存が改善

ステージ2またはステージ3のトリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者が、術前化学療法によって病理学的完全奏効(pCR)を得た場合、術前化学療法後の手術時に微小かそれよりも大きい浸潤性残存病変が認められた場合と比べ、無再発生存および全生存が良
治験中の免疫治療が膀胱がんの生存期間を延長の画像

治験中の免疫治療が膀胱がんの生存期間を延長

プラチナ製剤ベースの化学療法後に転移性膀胱がんが進行した患者のうち、治験中のテーラーメイドペプチドがんワクチンと最善の支持療法(best supportive care: BSC)を受けた患者は、BSCのみを受けた患者と比較して全生存期間が
高リスク神経芽細胞腫に対する免疫療法の新たな投与方法により小児患者の疼痛が軽減の画像

高リスク神経芽細胞腫に対する免疫療法の新たな投与方法により小児患者の疼痛が軽減

再発・難治性の高リスク神経芽細胞腫の小児の治療で、ch14.18/CHO抗体(欧州で開発されているタイプのジヌツキシマブ[dinutuximab]であるジヌツキシマブ-beta)を長期注入(LTI)で他剤との併用で用いると、現在標準の短期注
PD-L1を標的とする低分子タンパクは抗PD-L1抗体免疫療法より強力の画像

PD-L1を標的とする低分子タンパクは抗PD-L1抗体免疫療法より強力

9月16~19日に行われたCRI-CIMT-EATI-AACRがん免疫療法国際会議(International Cancer Immunotherapy Conference)で発表された非臨床データによると、腫瘍上のPD-L1に結合できる
CAR T細胞療法がリンパ腫および白血病患者に対して有望性を示すの画像

CAR T細胞療法がリンパ腫および白血病患者に対して有望性を示す

化学療法による前処置がCAR T細胞療法の治療効果を改善する助けとなる可能性   第1/2a相試験において、化学療法による前処置を組み合わせた第三世代のCD19 CAR T細胞療法が、一部のリンパ腫および白血病患者に完全寛解をもた
抗体薬物複合体IMMU-132が転移性トリプルネガティブ乳がんに対して臨床的有用性を示すの画像

抗体薬物複合体IMMU-132が転移性トリプルネガティブ乳がんに対して臨床的有用性を示す

11月5日から9日にかけて開催された米国がん学会(AACR)・米国国立がん研究所(NCI)・欧州がん研究治療機関(EORTC)によるがんの分子標的療法に関する国際会議で発表された第2相臨床試験のデータによると、抗Trop-2抗体薬物複合体(
配偶者の心的状態はがんサバイバーの健康QOLに影響を与える可能性があるの画像

配偶者の心的状態はがんサバイバーの健康QOLに影響を与える可能性がある

サバイバーシッププログラムへの配偶者ケアの組み入れが転帰を向上させる可能性がある    フィラデルフィア-米国がん学会誌のCancer Epidemiology, Biomarkers & Preventionに発表された研究による
前立腺がん診断後の欧米型食生活は死亡リスク上昇に関連するの画像

前立腺がん診断後の欧米型食生活は死亡リスク上昇に関連する

 野菜や果物の豊富な食事がリスクを低下させる   前立腺がん診断後に、加工肉や赤肉、高脂肪の乳製品を多く摂取する男性は、前立腺がんに関連する死亡リスクや全原因による死亡リスクが上昇し、野菜や果物を多く摂取する男性は、全原因による死
ALK変異を有する白血病にもALK阻害剤が有効である可能性の画像

ALK変異を有する白血病にもALK阻害剤が有効である可能性

2人の白血病患者でALK遺伝子に変異が確認された。この変異を有する白血病に対してクリゾチニブ[crizotinib]やセリチニブ[ceritinib]といったALK阻害剤が有効である可能性が、実験室での研究結果で示された。米国がん学会(AA
生涯を通じて激しい身体活動は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性の画像

生涯を通じて激しい身体活動は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性

身体活動が大腸がんと乳がんの発症リスクを低下させることが先行試験で示される   生涯にわたる活発な身体活動(運動)は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性がある。これは、米国がん学会発行のCancer Epid
小児がんサバイバー数が増加、多くが障害を抱えるの画像

小児がんサバイバー数が増加、多くが障害を抱える

小児がんサバイバー総数が増加していると推測されており、また、がん診断後5年以上生存している患者の大多数が慢性の健康障害を1つ以上抱えている可能性がある。これは、米国がん学会の機関紙Cancer Epidemiology, Biomarker
長期のスタチンの使用により肺がん死のリスクが低下の画像

長期のスタチンの使用により肺がん死のリスクが低下

米国がん学会の論文誌であるCancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention誌にて発表された研究によると、肺がんと診断される前後の年にスタチンを使用した肺がん患者では、この疾患による死亡のリスク