Dabrafenib[ダブラフェニブ]
- 2020年10月7日
このページは、Dabrafenib[ダブラフェニブ]の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。
米国の商標 | Tafinlar[タフィンラー] |
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FDA承認 | 承認済み |
FDA承認済み適応一覧
FDA承認ニュース
FDAがBRAF変異メラノーマにダブラフェニブ+トラメチニブを承認
FDAがBRAF変異甲状腺がんにダブラフェニブとトラメチニブの併用を承認
適応となるがん
ダブラフェニブは、以下の治療に単剤またはトラメチニブとの併用で承認されています。
・甲状腺未分化がん。疾患が局所進行または転移し、局所療法を受けることができない患者に使用されます。トラメチニブとの併用で使用されます。
・メラノーマ
・リンパ節に広がったがんを切除する手術を受けた患者にトラメチニブとの併用で使用されます。
・手術による切除不能または転移したがんを有する患者に単剤またはトラメチニブとの併用で使用されます。
・転移した非小細胞肺がん。トラメチニブとの併用で使用されます。
ダブラフェニブは、BRAF遺伝子に特定の変異があるがん患者にのみ使用されます。
ダブラフェニブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
Dabrafenib[ダブラフェニブ]に関する詳細情報
NCI治療薬辞典による定義(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名。
ダブラフェニブに関するMedlinePlusの情報(原文)-この治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。
・この治療薬に関するFDAの警告や注意 ・この治療薬の適応症、使用方法 ・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと ・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと ・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤 ・起こりうる副作用
治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか、別の試験で調べられることがしばしばあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法にのみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。
【ファクトシート】がんの分子標的薬(2019/01/22)(日本語訳)-この治療薬をがんに使用する際の情報
研究結果
【NCIブログ】希少消化器がんに対する分子標的治療が生存を延長(2018/12/07)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報
【NCIブログ】Dabrafenib–Trametinib Combination Approved for Melanoma, Anaplastic Thyroid Cancer[メラノーマおよび甲状腺未分化がんにダブラフェニブ-トラメチニブ併用療法を承認](2018/05/25)(原文)-この治療薬に対するNCIからの情報
【がんトピック】New Therapies Are Changing the Outlook for Advanced Melanoma[変わり続ける新しい治療法 – 進行性メラノーマ治療の展望](2014/12/23更新;原文) - この治療薬に関するNCI広報部による情報。
現在行われている臨床試験
ダブラフェニブに関する臨床試験を検索(原文) -現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト
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