Cabozantinib-S-Malate[カボザンチニブ]

米国承認初掲載日: 2012/12/19~

このページは、米国国立がん研究所(NCI)「Drug Information」に基づいて作成しています。
薬剤の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。最新情報は、下記の原文ページでご覧ください。

米国の商標 Cabometyx[カボメティクス]、Cometriq  
日本の承認の有無/商標KEGG PMDA で調べる

  ※原文リンクは、個人のブラウザの自動翻訳でご覧いただけます。

『海外がん医療情報リファレンス』内の記事を検索 → Cabozantinib-S-Malate[カボザンチニブ]

適応となるがん

カボザンチニブは、以下の治療に承認されています。

・転移した分化型甲状腺がん。放射性ヨウ素治療に不適応でVEGFR(​​血管内皮細胞増殖因子受容体)を標的とした治療後に悪化した成人患者および12歳以上の小児患者に使用されます。本適応で承認されているカボザンチニブの商品名(以下、米国商標):Cabometyx

肝細胞がん。ソラフェニブによる治療を受けたことがある患者に使用されます。本適応で承認されているカボザンチニブの商品名(以下、米国商標):Cabometyx

・ 悪化および転移した甲状腺髄様がん。本適応で承認されているカボザンチニブの商品名(以下、米国商標):Cometriq

・進行腎細胞がん。初回治療としてニボルマブと併用して使用されるか、単剤で使用されます。本適応で承認されているカボザンチニブの商品名(以下、米国商標):Cabometyx

カボザンチニブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。 
→ 適応となるがん最新(原文ページ)

FDA承認済み適応一覧
カボザンチニブのFDA承認―甲状腺髄様がん(日本語訳)
カボザンチニブのFDA承認―腎細胞がん(日本語訳)※下記のFDAニュースに飛びます

FDA承認ニュース
FDAが12歳以上の分化型甲状腺がんにカボザンチニブを承認
FDAが腎細胞がんにニボルマブ+カボザンチニブを承認
FDAが肝細胞がんにカボザンチニブを承認
FDAが進行腎細胞がんの初回治療にカボザンチニブを承認
進行腎細胞がんに対するカボザンチニブのFDA承認

Cabozantinib-S-Malate[カボザンチニブ]に関する詳細情報

NCI治療薬辞典(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名
Medline Plusの情報(原文)-治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。
・この治療薬に対するFDAの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤
・起こりうる副作用

研究結果
【NCIブログ】分子標的治療薬カボザンチニブは希少腎がんの進行を抑制(2021/03/24)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。

カボザンチニブの臨床試験/治験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト

検索リンク

PubMed論文検索-米国National Library of Medicine。世界の科学論文一覧。薬剤の論文を調べることができます。
Clinicaltrials.Gov-世界中の臨床試験、治験一覧ページ。薬剤名で検索可能。

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