欧州臨床腫瘍学会(ESMO)

ESMO肉腫・消化管間質腫瘍(GIST)シンポジウム2022 ハイライトの画像

ESMO肉腫・消化管間質腫瘍(GIST)シンポジウム2022 ハイライト

ESMO(欧州臨床腫瘍学会)肉腫・消化管間質腫瘍シンポジウム2022がオンラインで開催された。 2月1-2日開催の学術プログラムでは、軟部肉腫(STS)、消化管間質腫瘍(GIST)、肉腫および骨腫瘍における包括的概観が示される。管理戦略の革
ESMOが転移性乳がんの新ガイドラインを発表の画像

ESMOが転移性乳がんの新ガイドラインを発表

[欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース] 待望のESMO転移性乳がんの診断・分類・治療に関する診療ガイドライン(ESMO Clinical Practice Guideline for the diagnosis, stagi
免疫療法薬ペムブロリズマブは再発、持続性、または転移性子宮頸がん患者の生存を改善の画像

免疫療法薬ペムブロリズマブは再発、持続性、または転移性子宮頸がん患者の生存を改善

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース 標準一次治療に免疫療法を追加することにより再発性、持続性または転移性子宮頸がん患者の生存期間が8カ月延長された[1]。このKEYNOTE-826試験の結果は、欧州臨床腫瘍学会(ESMO)年
既存薬の新たな組み合わせで前立腺がんの生存率が改善-ESMO21の画像

既存薬の新たな組み合わせで前立腺がんの生存率が改善-ESMO21

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース よく知られた薬剤の新たな組み合わせで、ホルモン/去勢感受性前立腺がん患者の生存期間が延長されることが最新の研究から明らかになった。この結果は欧州臨床腫瘍学会(ESMO)年次総会2021[1
転移性乳がんに対する初回ホルモン療法へのCDK 4/6阻害薬併用で全生存期間が延長の画像

転移性乳がんに対する初回ホルモン療法へのCDK 4/6阻害薬併用で全生存期間が延長

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース ホルモン受容体(HR)陽性、HER2陰性の進行乳がんの閉経後女性に対して、初回ホルモン療法にCDK 4/6阻害薬を併用すると、生存期間が1年延長することが明らかとなった。このMONALEE
複数がん種に有望な新薬初期試験(ceralasertib、アルペリシブ、DS-7300、TC-210、bintrafusp alfa)-ESMO21の画像

複数がん種に有望な新薬初期試験(ceralasertib、アルペリシブ、DS-7300、TC-210、bintrafusp alfa)-ESMO21

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース ESMO Congress 2021で報告された複数の初期臨床試験のデータは、プレシジョン医療に明確に重点を置いた新しいがん治療の登場を示唆するものであった。COVID-19パンデミック初
チロシンキナーゼ阻害薬が まれな神経内分泌腫瘍(MMP)の無増悪生存期間を延長の画像

チロシンキナーゼ阻害薬が まれな神経内分泌腫瘍(MMP)の無増悪生存期間を延長

欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 2021プレスリリース 悪性褐色細胞腫および傍神経節腫(MPP)を対象とした初のランダム化試験において、スニチニブ(販売名:スーテント)が無増悪生存期間(PFS)を5カ月以上延長することが明らかになった。このF
術後ペムブロリズマブ療法でステージ2B/Cメラノーマの無再発生存期間が延長の画像

術後ペムブロリズマブ療法でステージ2B/Cメラノーマの無再発生存期間が延長

欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2021プレスリリース 術後補助療法ペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)はプラセボと比較して再発のリスクが35%減少することが、ステージ2のメラノーマ(悪性黒色腫)を対象とした初のランダム化第3相臨床試験で示
コロナで低迷していたがん研究が勢いを取り戻すーコロナ回復後のがん患者には注意が必要の画像

コロナで低迷していたがん研究が勢いを取り戻すーコロナ回復後のがん患者には注意が必要

【欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 2021 プレスリリース】  ・ESMO Congress 2021では診療を一変するような研究結果が発表される予定であり、腫瘍学界がパンデミック(世界的流行)による後退期を脱し、その歩みを再開したことを証明
がん患者の子どもたちは、親の闘病について知らされないことが多いの画像

がん患者の子どもたちは、親の闘病について知らされないことが多い

【欧州臨床腫瘍学会(ESMO) 2021 プレスリリース】 がんであることを告知されると、診断を受けた本人だけでなくその家族の日常生活は、突然、そして永続的に変化する。がん患者の子どもたちのための適切なコミュニケーションとサポートは重要なニ
がん早期発見のための血液検査に関する最終結果:検診としての使用を支持の画像

がん早期発見のための血液検査に関する最終結果:検診としての使用を支持

血液検査で50種類以上のがんを、多くの場合、症状が出る前に発見  【ESMO Annals of Oncology誌プレスリリース】 50種類以上のがんが検出可能な血液検査は、無症状の50才以上の患者などリスクの高い人々に対し、さまざまなが
抗生物質の使用と大腸がん増加との関連性が示されるの画像

抗生物質の使用と大腸がん増加との関連性が示される

抗生物質を必要以上に使用しないことが医師と患者に求められている。抗生物質の使用により特に50歳未満の患者に大腸(結腸)がんのリスクが増す可能性が新たなデータにより明らかになったからである(1)。抗生物質の世界消費量が2000年から2015年
抗HER2療法下の乳がんにチェックポイント阻害薬の追加による効果はないの画像

抗HER2療法下の乳がんにチェックポイント阻害薬の追加による効果はない

【ESMO VIRTUAL PLENARYプレスリリース】 乳がんでは抗HER2療法に免疫チェックポイント阻害薬を追加しても病理学的完全奏効(pCR)が改善されないことが、IMpassion050試験の主要解析で明らかになった。この結果はE
乳がん再発時、HER2低発現状態への転化が治療選択肢を広げる可能性の画像

乳がん再発時、HER2低発現状態への転化が治療選択肢を広げる可能性

[ESMOプレスリリース] 乳房腫瘍はHER2低発現に転化し得るという研究結果が示された。これにより、HER2低発現腫瘍を対象に、現在、臨床試験が行われている新たな薬剤(主に新規の抗体薬物複合体治療薬)が有効な患者が増える可能性がある。 乳
乳がん患者それぞれの健康負荷への対応には、フォローアップケアの個別化が必要の画像

乳がん患者それぞれの健康負荷への対応には、フォローアップケアの個別化が必要

【ESMOプレスリリース】 乳がんがほぼ治癒可能な疾患となり、早期発見・早期治療のおかげでヨーロッパのほとんどの地域で診断後10年以上生存している女性が70%以上となる中、がん罹患後の生活の質はペイシェントジャーニーの重要な側面となっている
ESMOバーチャル乳がん学会ハイライト(2021年5月5~8日開催)の画像

ESMOバーチャル乳がん学会ハイライト(2021年5月5~8日開催)

5月5日〜8日、ESMO乳がん学会2021( ESMO Breast Cancer Congress 2021)バーチャル会議が開催された。 【ハイライト】 ・民族的差異のインパクト ・閉経前早期乳がんの治療最適化 ・術前/術後化学療法と免
アダグラシブがKRAS変異型非小細胞肺がんに有効の画像

アダグラシブがKRAS変異型非小細胞肺がんに有効

 欧州肺がん会議 2021バーチャルプレスリリース 欧州肺がんバーチャル会議2021で報告されたKRAS(G12C)阻害薬adagrasib[アダグラシブ]を用いた試験の結果によれば、KRAS(G12C)を阻害する薬として二番目となるアダグ
自分の腫瘍の種類を知らない肺がん患者は10人に1人以上の画像

自分の腫瘍の種類を知らない肺がん患者は10人に1人以上

肺がん治療の複雑化や言葉の障壁により、患者が医療チームとコミュニケーションをとりにくくなっている可能性 治療とケアの障害になるのみならず、近年の「患者のエンパワーメント」の進展をも脅かすおそれ Global Lung Cancer Coal
欧州における膵臓がん死亡率低下のための投資が必要、他[Annals of Oncology誌プレスリリース]の画像

欧州における膵臓がん死亡率低下のための投資が必要、他[Annals of Oncology誌プレスリリース]

EUと英国では、2021年に上位10種のがんによる死亡者数が140万人を超えると研究者が予測。付随論説では死亡率に対するCOVID-19の悪影響を警告。 Annals of Oncology誌プレスリリース 研究者らは、膵臓がん治療への取り
欧州バーチャル肺がん学会(ELCC)ハイライト(2021年3月25~27日開催)の画像

欧州バーチャル肺がん学会(ELCC)ハイライト(2021年3月25~27日開催)

欧州肺がん学会2021(European Lung Cancer Congress 2021)は肺がん治療の質の向上を目的とする年次総会であり、バーチャル会議として開催予定である(3月25日~27日)。 200以上の研究報告が、口頭もしくは
メトホルミンが2型糖尿病女性における乳がんリスクに影響をおよぼす可能性の画像

メトホルミンが2型糖尿病女性における乳がんリスクに影響をおよぼす可能性

Annals of Oncology誌プレスリリース 44,541人の女性を対象にした研究により、全体的に、2型糖尿病と乳がん発症との間に関連性はないとみられることがわかった。ただし、この結果は、本研究に参加した2型糖尿病の女性の大多数がメ
胃・食道がんに免疫チェックポイント阻害薬が有益との新知見の画像

胃・食道がんに免疫チェックポイント阻害薬が有益との新知見

現在のところ胃がんおよび食道がん患者の生命予後は不良であるが、免疫療法がこれらに有益であることを示す新しいデータが2020年欧州臨床腫瘍学会年次総会(ESMO 2020)で発表された(1~3)。 免疫療法は治療を大きく変えることになるだろう
非小細胞肺がんの術後放射線治療に効果なしの画像

非小細胞肺がんの術後放射線治療に効果なし

非小細胞肺がん(NSCLC)の完全切除および(術前)術後化学療法の後に実施する術後放射線療法(PORT)は、3年無病生存率(DFS)において統計学的有意差を示さないことが2020年欧州臨床腫瘍学会(ESMO)年次総会で発表されたデータにより
転移性腎がんに新たな一次治療ニボルマブとカボザンチニブの画像

転移性腎がんに新たな一次治療ニボルマブとカボザンチニブ

CheckMate 9ER第3相臨床試験結果により転移性腎がん患者に対して新たな一次治療選択肢が提供された。この最新の結果速報は2020年欧州臨床腫瘍学会(ESMO2020)で発表された。(1) この試験では、標準治療であるスニチニブを対照