ダナファーバーがん研究所

ダナファーバーがん研究所

個別化リキッドバイオプシーで再発乳がんを早期発見の画像

個別化リキッドバイオプシーで再発乳がんを早期発見

MITブロード研究所のガーストナーがん診断センターおよびダナファーバーがん研究所の研究者らは、リキッドバイオプシー(血液生検)の感度を高めて個々の患者から採取した血液サンプルから何百もの異なるがん変異を検出できることを実証し、それにより、従
低酸素誘導因子(HIF)-2α阻害薬が進行腎臓がんに有望の画像

低酸素誘導因子(HIF)-2α阻害薬が進行腎臓がんに有望

新薬にノーベル賞を受賞した研究結果を活用 科学者たちは、淡明型腎細胞がん(ccRCC)の主要なドライバー分子を標的とする新薬が転移がん患者に有望であることを報告している。 ダナファーバーがん研究所の研究者たちは、腎腫瘍を促進する新生血管の成
口腔がんに術前の免疫療法薬二ボルマブ/イピリムマブが有望の画像

口腔がんに術前の免疫療法薬二ボルマブ/イピリムマブが有望

口腔がんでは、免疫チェックポイント阻害薬療法をほかの治療の前に行うと、免疫反応が誘発されて腫瘍が縮小し、患者に長期的な利益がもたらされる可能性があることが新たな臨床試験から示唆された。この知見は、2月27日~29日にスコッツデール(アリゾナ
小児がんサバイバーに発症する大腸ポリープの病態の画像

小児がんサバイバーに発症する大腸ポリープの病態

ダナファーバーがん研究所の研究者たちは、遺伝的な関連が無いにもかかわらずポリープと呼ばれる多数の大腸腫瘍が小児がんサバイバーに発症するという最近発見された病態について、新たな詳細を本日オンラインの論文で発表する。 この治療関連ポリポーシスと
抗がん剤でない薬の大規模スクリーニングで約50種に抗がん効果の画像

抗がん剤でない薬の大規模スクリーニングで約50種に抗がん効果

・約50の、抗がん剤ではない薬が一部のがん細胞株を死滅させた ・これらの非抗がん薬に含まれる化合物が高い抗腫瘍効果を示したことに研究者らは驚いた 糖尿病、炎症、アルコール依存症、犬の関節炎などを治療するためのさまざまな既存の薬に、がん細胞を
前立腺がんへのエンザルタミドのFDA新適応承認をダナファーバー研究が支持の画像

前立腺がんへのエンザルタミドのFDA新適応承認をダナファーバー研究が支持

転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)を対象に、ダナファーバーがん研究所のChristopher Sweeney医師(MBBS)共同主導の臨床試験の結果、経口アンドロゲン受容体阻害薬が、転移性前立腺がんのホルモン療法を開始する患者の標
乳がんHER2阻害薬ツカチニブとT-DXdに関する2試験の画像

乳がんHER2阻害薬ツカチニブとT-DXdに関する2試験

新規分子標的薬が進行HER2陽性乳がん患者を対象とした2つの臨床試験で有望な結果を示し、結果はサンアントニオ乳がんシンポジウムおよびThe New England Journal of Medicine(NEJM)誌で発表された。 ダナファ
米国血液学会(ASH2019)、ダナファーバーより40以上の研究発表の画像

米国血液学会(ASH2019)、ダナファーバーより40以上の研究発表

12月7~10日にフロリダ州オーランドで開かれる第61回米国血液学会(ASH)年次総会で、ダナファーバーがん研究所の研究者は40以上の試験結果を発表する。 ダナファーバーは、血液と骨髄疾患の患者を対象とする最大、かつ最も権威のある治療センタ
膵がん患者に対する遺伝子検査の義務化で多くの変異が発見の画像

膵がん患者に対する遺伝子検査の義務化で多くの変異が発見

ダナファーバーがん研究所主導の新しい研究によると、消化器腫瘍専門医らが体系的な遺伝子スクリーニング+カウンセリングを実施したところ、膵臓がん患者で多くの遺伝子変異が発見された。 ダナファーバーがん研究所の消化器腫瘍専門医らが用いたのは、遺伝
PARP阻害薬ニラパリブは再発卵巣がんのQOL維持に有益の画像

PARP阻害薬ニラパリブは再発卵巣がんのQOL維持に有益

プラチナベース化学療法で寛解に至った再発卵巣がん患者では、ニラパリブによる治療は、症状や毒性の現れない期間(TWiST)を有意に延長できることがダナファーバーがん研究所の最新の研究で明らかになった 。 本日、電子版Journal of Cl
2019年ノーベル生理学/医学賞、ウィリアム・ケリン氏の低酸素誘導因子(HIF)発見の画像

2019年ノーベル生理学/医学賞、ウィリアム・ケリン氏の低酸素誘導因子(HIF)発見

ダナファーバーがん研究所、ハーバード大学医学大学院およびブリガム・アンド・ウイメンズ病院に所属しているウィリアム・ケリン(William G. Kaelin Jr.)医師が2019年ノーベル生理学・医学賞を受賞した。 この賞はノーベル財団に
若者の電子タバコによる受動喫煙が増加の画像

若者の電子タバコによる受動喫煙が増加

電子タバコを吸う人と生活を共にしたりその周りにいたりすることで、電子タバコによる受動喫煙にさらされている中高生が増えていると、米国の全国調査データが伝えている。 このような受動喫煙は、2018年の調査では、2015年から2017年の3年間に
運動は進行大腸がん患者に有益の画像

運動は進行大腸がん患者に有益

・転移のある進行大腸がん患者の生存と身体活動との関連性を探る初の研究 ・低強度の運動でも無増悪生存期間が改善 化学療法を受けている転移を有する大腸がん患者で、中強度の運動を行っている場合、疾患の進行が遅く治療による重度の副作用が少ない傾向に
新たな免疫プロセスの発見が疼痛治療の改善につながる可能性の画像

新たな免疫プロセスの発見が疼痛治療の改善につながる可能性

マウスの免疫細胞において、細胞ストレスに応答することで知られている分子経路が、痛みを誘発する分子(Cox-2およびmPGES-1)をも生成していることが、ダナファーバーがん研究所、ワイルコーネル医科大学、ウェイクフォレスト大学医学部の新たな
AIツールによる画像検査報告により、がんの転帰を判定の画像

AIツールによる画像検査報告により、がんの転帰を判定

ダナファーバーがん研究所の研究者らは、肺がん患者の非構造化型の放射線レポートから腫瘍変化に関する臨床情報を抽出することにおいて、人工知能(AI)ツールが、人間のレビュアーと同等レベルで、なおかつはるかに迅速に実行できることを立証した。 AI
高用量シクロフォスファミドはリンパ腫に対する免疫活性も促進するの画像

高用量シクロフォスファミドはリンパ腫に対する免疫活性も促進する

・多くのがん種に対する化学療法において主要な薬剤であるシクロホスファミドは、高用量で使用することにより化学療法と免疫療法の両方の役割を示すということが、研究により発見された。 ・他のがん種においても免疫系の攻撃を促進する新しいアプローチを提
ダナファーバー、米国臨床腫瘍学会(ASCO2019)にて70件超の研究知見を発表の画像

ダナファーバー、米国臨床腫瘍学会(ASCO2019)にて70件超の研究知見を発表

• これらの試験は60を超えるダナファーバーがん研究所の研究チームの業績を代表するものである • 研究者3人は、学会最高の名誉であるASCO特別賞の受賞者である ダナファーバーがん研究所の研究者らは、シカゴで5月31日~6月4日に開催される
初期肺がんに対する術前アテゾリズマブ免疫療法は有望の画像

初期肺がんに対する術前アテゾリズマブ免疫療法は有望

ASCO年次総会で発表される大規模多施設試験の中間結果 手術可能な非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象にした免疫チェックポイント阻害剤による術前化学(ネオアジュバント)療法は忍容性が良好で、多くの場合、顕著な腫瘍細胞死を引き起こした。これ
高用量ビタミンDが進行大腸がんに効果の画像

高用量ビタミンDが進行大腸がんに効果

・遠隔転移を有する大腸がん患者に対するビタミンDの最初のランダム化臨床試験で、化学療法と高用量ビタミンDの併用により疾患の進行の遅延が認められた ・有望な結果により大規模3相試験での評価計画が促進される 小規模臨床試験で、遠隔転移を有する大
化学療法抵抗性の卵巣がんにPARP阻害薬単独よりアルペリシブ併用が有効の画像

化学療法抵抗性の卵巣がんにPARP阻害薬単独よりアルペリシブ併用が有効

ダナファーバーがん研究所の研究者は、臨床試験において分子標的薬を追加することで、PARP阻害薬の効果が期待できない卵巣がん患者の約3分の1で、腫瘍の部分的縮小を確認した。 PARP阻害薬オラパリブと、細胞タンパクであるPI3キナーゼαを標的
CDK4/6阻害剤耐性メカニズムを解明、耐性は可逆的に消失しうるの画像

CDK4/6阻害剤耐性メカニズムを解明、耐性は可逆的に消失しうる

比較的新しい乳がんの治療薬CDK4/6阻害薬に対し、乳がん細胞は、細胞周期タンパク質の一種であるCDK6を大量に産生することで耐性を獲得し、さらにエキソソームという担体分子を通じて他のがん細胞にも耐性を獲得させることが新研究で明らかになった
低リスク前立腺がんに対する監視療法が急増の画像

低リスク前立腺がんに対する監視療法が急増

かつて低リスク前立腺がん男性患者は、即時の手術または放射線療法を受けることがきわめて多かったが、現在は、より慎重な「監視療法」戦略を選んでいる患者が多いことが、米国ダナファーバーがん研究所の研究者らによる新たな連邦政府データベースの分析から
骨髄腫前段階から骨髄腫に進行する経過と新たな治療法の画像

骨髄腫前段階から骨髄腫に進行する経過と新たな治療法

ダナファーバーがんセンターの研究者らは、血液のがんである多発性骨髄腫を考える上で非常に重要と考えられる研究成果を、2018年米国血液学会(ASH)年次総会(12月1~4日)で発表する。彼らの研究結果は、多発骨髄腫の前段階からの多発性骨髄腫発
ASH2018 、白血病・リンパ腫治療の臨床試験結果の画像

ASH2018 、白血病・リンパ腫治療の臨床試験結果

白血病・リンパ腫患者に対する免疫療法および試験的な分子標的薬の臨床試験の新たな結果を、ダナファーバーがん研究所の研究者らが米国血液学会(12月1~4日)で報告している。 ここでは3つの発表について概説する。その中の1つは、CAR-T細胞療法