米国癌学会(AACR)

乳房温存療法は、早期ステージの患者では全摘術よりも良好な結果をもたらすの画像

乳房温存療法は、早期ステージの患者では全摘術よりも良好な結果をもたらす

乳房温存療法+放射線治療を受けた早期ステージの乳がん患者は、放射線治療なしで乳房全摘術を受けた患者よりも10年後の全生存が改善していることが、12月8~12日に開催された2015サンアントニオ乳がんシンポジウムにおいてSabine Sies
カペシタビンは術前化学療法後に残存病変をもつ乳がん患者の転帰を改善の画像

カペシタビンは術前化学療法後に残存病変をもつ乳がん患者の転帰を改善

化学療法薬剤カペシタビン(ゼローダ) による治療は、術前化学療法で消失しなかったHER2陰性乳がん患者女性の無病生存率を改善したとのCREATE-X第3相臨床試験結果が、12月8日から12日に開催された2015サンアントニオ乳がんシンポジウ
デノスマブが閉経後のホルモン受容体陽性乳がん患者の無病生存期間を改善の画像

デノスマブが閉経後のホルモン受容体陽性乳がん患者の無病生存期間を改善

ABCSG-18試験の以前の結果からもデノスマブによる骨折の減少が示された。 アロマターゼ阻害剤による補助療法にデノスマブを追加することで、閉経後のホルモン受容体陽性早期乳がん患者の無病生存期間が改善されたことが、2015サンアントニオ乳が
ルミナールA乳がんでは術後化学療法の効果は認められずの画像

ルミナールA乳がんでは術後化学療法の効果は認められず

ルミナールA以外の乳がんでは効果が認められた   閉経前のルミナールAタイプの浸潤性乳がん女性は、術後化学療法の有無に関わらず10年無病生存率がほぼ同じであることが、2015年サンアントニオ乳がんシンポジウム(12月8~12日)で
術前化学療法で完全奏効(pCR)を得たトリプルネガティブ乳がんでは生存が改善の画像

術前化学療法で完全奏効(pCR)を得たトリプルネガティブ乳がんでは生存が改善

ステージ2またはステージ3のトリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者が、術前化学療法によって病理学的完全奏効(pCR)を得た場合、術前化学療法後の手術時に微小かそれよりも大きい浸潤性残存病変が認められた場合と比べ、無再発生存および全生存が良
治験中の免疫治療が膀胱がんの生存期間を延長の画像

治験中の免疫治療が膀胱がんの生存期間を延長

プラチナ製剤ベースの化学療法後に転移性膀胱がんが進行した患者のうち、治験中のテーラーメイドペプチドがんワクチンと最善の支持療法(best supportive care: BSC)を受けた患者は、BSCのみを受けた患者と比較して全生存期間が
高リスク神経芽細胞腫に対する免疫療法の新たな投与方法により小児患者の疼痛が軽減の画像

高リスク神経芽細胞腫に対する免疫療法の新たな投与方法により小児患者の疼痛が軽減

再発・難治性の高リスク神経芽細胞腫の小児の治療で、ch14.18/CHO抗体(欧州で開発されているタイプのジヌツキシマブ[dinutuximab]であるジヌツキシマブ-beta)を長期注入(LTI)で他剤との併用で用いると、現在標準の短期注
PD-L1を標的とする低分子タンパクは抗PD-L1抗体免疫療法より強力の画像

PD-L1を標的とする低分子タンパクは抗PD-L1抗体免疫療法より強力

9月16~19日に行われたCRI-CIMT-EATI-AACRがん免疫療法国際会議(International Cancer Immunotherapy Conference)で発表された非臨床データによると、腫瘍上のPD-L1に結合できる
CAR T細胞療法がリンパ腫および白血病患者に対して有望性を示すの画像

CAR T細胞療法がリンパ腫および白血病患者に対して有望性を示す

化学療法による前処置がCAR T細胞療法の治療効果を改善する助けとなる可能性   第1/2a相試験において、化学療法による前処置を組み合わせた第三世代のCD19 CAR T細胞療法が、一部のリンパ腫および白血病患者に完全寛解をもた
抗体薬物複合体IMMU-132が転移性トリプルネガティブ乳がんに対して臨床的有用性を示すの画像

抗体薬物複合体IMMU-132が転移性トリプルネガティブ乳がんに対して臨床的有用性を示す

11月5日から9日にかけて開催された米国がん学会(AACR)・米国国立がん研究所(NCI)・欧州がん研究治療機関(EORTC)によるがんの分子標的療法に関する国際会議で発表された第2相臨床試験のデータによると、抗Trop-2抗体薬物複合体(
配偶者の心的状態はがんサバイバーの健康QOLに影響を与える可能性があるの画像

配偶者の心的状態はがんサバイバーの健康QOLに影響を与える可能性がある

サバイバーシッププログラムへの配偶者ケアの組み入れが転帰を向上させる可能性がある    フィラデルフィア-米国がん学会誌のCancer Epidemiology, Biomarkers & Preventionに発表された研究による
前立腺がん診断後の欧米型食生活は死亡リスク上昇に関連するの画像

前立腺がん診断後の欧米型食生活は死亡リスク上昇に関連する

 野菜や果物の豊富な食事がリスクを低下させる   前立腺がん診断後に、加工肉や赤肉、高脂肪の乳製品を多く摂取する男性は、前立腺がんに関連する死亡リスクや全原因による死亡リスクが上昇し、野菜や果物を多く摂取する男性は、全原因による死
ALK変異を有する白血病にもALK阻害剤が有効である可能性の画像

ALK変異を有する白血病にもALK阻害剤が有効である可能性

2人の白血病患者でALK遺伝子に変異が確認された。この変異を有する白血病に対してクリゾチニブ[crizotinib]やセリチニブ[ceritinib]といったALK阻害剤が有効である可能性が、実験室での研究結果で示された。米国がん学会(AA
生涯を通じて激しい身体活動は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性の画像

生涯を通じて激しい身体活動は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性

身体活動が大腸がんと乳がんの発症リスクを低下させることが先行試験で示される   生涯にわたる活発な身体活動(運動)は非ホジキンリンパ腫(NHL)の発症リスクを低下させる可能性がある。これは、米国がん学会発行のCancer Epid
小児がんサバイバー数が増加、多くが障害を抱えるの画像

小児がんサバイバー数が増加、多くが障害を抱える

小児がんサバイバー総数が増加していると推測されており、また、がん診断後5年以上生存している患者の大多数が慢性の健康障害を1つ以上抱えている可能性がある。これは、米国がん学会の機関紙Cancer Epidemiology, Biomarker
長期のスタチンの使用により肺がん死のリスクが低下の画像

長期のスタチンの使用により肺がん死のリスクが低下

米国がん学会の論文誌であるCancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention誌にて発表された研究によると、肺がんと診断される前後の年にスタチンを使用した肺がん患者では、この疾患による死亡のリスク
ペンブロリズマブはイピリムマブよりも進行性メラノーマの治療に有益の画像

ペンブロリズマブはイピリムマブよりも進行性メラノーマの治療に有益

進行性メラノーマ患者の一次治療として米国食品医薬品局(FDA)が承認した2種類の免疫チェックポイント阻害剤を比較した最初のランダム化試験では、ペンブロリズマブ[pembrolizumab](キートルーダ)は全評価項目でイピリムマブ[ipil
ペンブロリズマブが進行性非小細胞肺がんに有望、臨床転帰はバイオマーカーに相関の画像

ペンブロリズマブが進行性非小細胞肺がんに有望、臨床転帰はバイオマーカーに相関

ペンブロリズマブ[pembrolizumab]の免疫療法は進行性非小細胞肺がん(NSCLC)患者に安全で、持続的な臨床効果をもたらすことが明らかになった。そして、腫瘍のプログラム細胞死リガンド1(PD-L1)タンパク質レベルが高い患者ほど臨
高濃度乳腺では、マンモグラフィ検診に超音波検査を追加すると癌検出率が向上の画像

高濃度乳腺では、マンモグラフィ検診に超音波検査を追加すると癌検出率が向上

高濃度乳腺(dense breast)を有しマンモグラフィが正常だった女性に、乳房の超音波検査を追加で行ったところ乳癌検出率が向上したことが、サンアントニオ乳癌シンポジウム2014(2014年12月9~13日)で発表されたデータにより明らか
Pictilisibとフルベストラントの併用はER/PR陽性の進行乳癌女性に有効である可能性の画像

Pictilisibとフルベストラントの併用はER/PR陽性の進行乳癌女性に有効である可能性

開発中のpictilisib[ピクチリシブ、旧GDC-0941]を内分泌療法薬のフルベストラントと併用したところ、アロマターゼ阻害剤抵抗性を獲得したエストロゲン受容体(ER)陽性かつプロゲステロン受容体(PR)陽性の進行性および転移性乳癌女
フルベストラントはアナストロゾールよりも進行性乳癌患者の生存期間を延長の画像

フルベストラントはアナストロゾールよりも進行性乳癌患者の生存期間を延長

ホルモン受容体陽性進行性乳癌で、過去に進行疾患に対する治療を受けていない患者において、フルベストラントを投与した患者ではアナストロゾールを投与した患者よりも生存期間の延長がみられたことが、2014年サンアントニオ乳癌シンポジウム(12月9日
タモキシフェンにより高リスク女性の乳癌発症率が低下(IBIS-I試験結果)の画像

タモキシフェンにより高リスク女性の乳癌発症率が低下(IBIS-I試験結果)

乳癌リスクの高い女性を対象とした国際共同乳癌治療試験-I(IBIS-I)で中央値が16年間である追跡調査を実施した結果、タモキシフェン投与により乳癌全体の発症率が有意に減少した。試験成績は2014年12月9日から13日に開催されたサンアント
カペシタビンによる単剤化学療法は高齢の早期乳癌患者の生存を改善しないの画像

カペシタビンによる単剤化学療法は高齢の早期乳癌患者の生存を改善しない

標準化学療法による毒性が著しい、中等度から高リスクの高齢の早期乳癌患者に対し、標準的化学療法薬よりも副作用が少ないカペシタビンの単剤化学療法を行なった第3相ICE試験の結果、転帰の改善が認められなかったことが、サンアントニオ乳癌シンポジウム
アファチニブ+セツキシマブ併用はEGFR阻害薬に耐性がある肺癌患者に有益の画像

アファチニブ+セツキシマブ併用はEGFR阻害薬に耐性がある肺癌患者に有益

第1b相臨床試験データによれば、EGFR阻害薬エルロチニブ(タルセバ)およびゲフィチニブ(イレッサ)に反応しなくなった、EGFR遺伝子変異を有する肺癌患者に対し、EGFRを標的とする抗腫瘍治療薬アファチニブ(ジオトリフ)とセツキシマブ(アー