Niraparib[ニラパリブ]

米国承認初掲載日: 2017/10/23~

このページは、米国国立がん研究所(NCI)「Drug Information」に基づいて作成しています。
薬剤の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。最新情報は、下記の原文ページでご覧ください。

米国の商標 Zejula    
日本の承認の有無/商標KEGG PMDA で調べる

  ※原文リンクは、個人のブラウザの自動翻訳でご覧いただけます。

『海外がん医療情報リファレンス』内の記事を検索 → Niraparib[ニラパリブ]

適応となるがん

ニラパリブは、以下の治療に承認されています。
・上皮性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がん。
・プラチナ製剤を含む初回化学療法で完全奏効または部分奏効が得られた進行がんの成人患者に対して、維持療法として使用されます。
・プラチナ製剤を含む化学療法で完全奏効または部分奏効が得られた再発がんの成人患者に対して、維持療法として使用されます。
・3種以上の化学療法レジメンを受けたことがある進行がんの成人患者で、疾患が以下のどちらかに当てはまる患者に使用されます。
 ・BRCA1またはBRCA2遺伝子に特定の変異がある。
 ・ゲノム不安定性を有しプラチナ製剤を含む化学療法が奏効した後に増悪した。
ニラパリブは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
→ 適応となるがん最新(原文ページ)

FDA承認ニュース
FDAが進行卵巣がんの初回維持療法にニラパリブを承認
FDAがHRD陽性進行卵巣がんにニラパリブを承認
FDAがニラパリブを再発上皮卵巣がん、卵管がん、原発性腹膜がん維持療法に承認

Niraparib[ニラパリブ]に関する詳細情報

NCI治療薬辞典(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名
Medline Plusの情報(原文)-治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。
・この治療薬に対するFDAの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤
・起こりうる副作用

研究結果
【NCIブログ】PARP阻害薬3剤、卵巣がん初期治療に有望な結果(2019/10/29)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。

ニラパリブの臨床試験/治験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト

検索リンク

PubMed論文検索-米国National Library of Medicine。世界の科学論文一覧。薬剤の論文を調べることができます。
Clinicaltrials.Gov-世界中の臨床試験、治験一覧ページ。薬剤名で検索可能。

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ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。