Tisagenlecleucel[チサゲンレクルユーセル]

米国承認初掲載日: 2017/09/01~

このページは、米国国立がん研究所(NCI)「Drug Information」に基づいて作成しています。
薬剤の簡単な解説と、本治療薬の用法、関連ニュース、研究結果および現在進行中の臨床試験に関する情報へのリンク集です。最新情報は、下記の原文ページでご覧ください。

米国の商標 Kymriah
日本の承認の有無/商標KEGG PMDA で調べる /商標 キムリア

  ※原文リンクは、個人のブラウザの自動翻訳でご覧いただけます。

『海外がん医療情報リファレンス』内の記事を検索 →  Tisagenlecleucel[チサゲンレクルユーセル]

適応となるがん

チサゲンレクルユーセルは、以下の治療に承認されています。
B細胞性急性リンパ芽球性白血病。疾患が難治性または2回以上再発した小児および25歳以下の成人患者に使用されます。
・以下の種類を含むB細胞非ホジキンリンパ腫(NHL)
・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)
・濾胞性リンパ腫から発生したDLBCL
・高悪性度B細胞リンパ腫
2種類以上の他の全身療法後に疾患が再発した、または改善しなかった成人患者に使用されます。
チサゲンレクルユーセルは、Kymriah REMS(リスク評価・緩和戦略)という特別なプログラムの一環としてのみ使用可能です。
チサゲンレクルユーセルは、他のがん種の治療についても試験が行われています。
→ 適応となるがん最新(原文ページ)

FDA承認ニュース
FDAがB細胞リンパ腫(DLBCL)にCAR-T療法薬tisagenlecleucelを承認
米国初の遺伝子治療(CAR-T療法)薬tisagenlecleucelをFDAが承認

Tisagenlecleucel[チサゲンレクルユーセル]に関する詳細情報

NCI治療薬辞典による定義(原文)-詳細な科学的定義や、この治療薬に対する別名
チサゲンレクルユーセルに関するMedline Plusの情報(原文)-治療薬に関する重要な情報を一般の方向けの言葉でまとめています。内容は次のようなものです。
・この治療薬に対するFDAの警告や注意
・この治療薬の適応症、使用方法
・この治療薬の使用の前に担当医に伝えておくべきこと
・この治療薬の使用の前に知っておくべきこと
・この治療薬と相互作用がある可能性のある他の薬剤
・起こりうる副作用

研究結果
【NCIブログ】CAR-T細胞療法の臨床試験増加を目指すNCIの取り組み(2020/04/23)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報
【NCIブログ】CAR T細胞:患者の免疫細胞を遺伝子操作してがんを治療する(2017/12/14)(日本語訳)-この治療薬に対するNCIからの情報

治療薬は、すでに承認された適応以外にも治療や予防に役立つ効果があるかどうか別の試験で調べられることがあります。この患者向け『薬剤情報』では、承認された用法のみ記載していますが、情報の大部分は、現在試験が行われている未承認の使用法にも適応されることでしょう。

チサゲンレクルユーセルに関する臨床試験を検索(原文)-現在患者を受け入れているがん領域のNCI臨床試験リスト

検索リンク

PubMed論文検索-米国National Library of Medicine。世界の科学論文一覧。薬剤の論文を調べることができます。
Clinicaltrials.Gov-世界中の臨床試験、治験一覧ページ。薬剤名で検索が可能です。

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