2018年09月の記事一覧

閉経後の出血と子宮体がんの関係に関する研究の画像

閉経後の出血と子宮体がんの関係に関する研究

閉経後女性における膣出血が子宮体がんとどの程度かかわりがあるかを調べた過去最大規模の解析によれば、子宮体がんと診断された女性の90%ががん診断前に出血を訴えていた。出血後に医師の診察を受けた閉経後女性のうち、子宮体がんと診断されたのは約9%
同時投与と逐次投与でHER2陽性乳がんの生存率に差はないの画像

同時投与と逐次投与でHER2陽性乳がんの生存率に差はない

  治療の選択肢や疾病管理が進化する中で重要な臨床試験結果 MDアンダーソン ニュースリリース 2018年9月6日 アントラサイクリン系化学療法とトラスツズマブを術前化学療法 として受ける場合において、この2つを同時に受けても逐次
胃がんの主要リスク要因となるピロリ菌の菌株を特定の画像

胃がんの主要リスク要因となるピロリ菌の菌株を特定

PLOS ONE誌掲載のパイロット研究は、医師がハイリスク患者をより良く識別し、予防し、治療するのに役立つ可能性がある フレッドハッチンソンがん研究センターの研究者は、ヘリコバクター・ピロリ菌の特定の菌株が胃がんと強く関係することを発見した
流行のケトジェニック食についてわかっていること、わかっていないことの画像

流行のケトジェニック食についてわかっていること、わかっていないこと

シリコンバレーの流行仕掛人ら や有名な俳優、さらにオンラインの健康サイトなどが、低炭水化物かつ高脂肪のケトジェニック食(ケトジェニックダイエットまたはケトン食)を 熱心に勧めるようになり、科学者らは脳の炎症が体重や心臓の健康状態に及ぼす作用
子宮頸がん検診の新推奨をジョンズホプキンス大の専門医が歓迎の画像

子宮頸がん検診の新推奨をジョンズホプキンス大の専門医が歓迎

新ガイドラインでは、30歳以上の女性に対して子宮頸がん検診に関する選択肢を提示する。   米国予防医学専門委員会(USPSTF)が発表した新ガイドラインでは、30歳以上の女性に対して子宮頸がん検診に関する選択肢を提示している。(*
子宮頸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2018年8月更新・現在最新版]の画像

子宮頸がん検診の推奨グレード(USPSTF)[2018年8月更新・現在最新版]

* 米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国医療研究・品質調査機構(AHRQ)の独立委員会で、検診や予防医療の研究レビューを行って米国政府の推奨グレードを作成します。米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、米国政府とは独立した立場で
インテリジェントナイフは卵巣がんと正常組織を識別するの画像

インテリジェントナイフは卵巣がんと正常組織を識別する

インテリジェントナイフはよりスマートな手術となりうるか? 手術は卵巣がん治療の主要な一部であるが、適切な切除ができていない場合もある。 外科医にとって、何の組織を切除しているかを知ることは非常に重要である。卵巣の腫瘤が悪性腫瘍か良性腫瘍かを
切除不能進行/再発胃がんにおける抗PD-1抗体の臨床効果の分子学的考察の画像

切除不能進行/再発胃がんにおける抗PD-1抗体の臨床効果の分子学的考察

切除不能進行/再発胃がんに対する抗PD-1抗体薬治療で より良好な治療効果が見込める患者を選別できる可能性のあるバイオマーカーを発見 救済療法として抗PD-1モノクローナル抗体薬ペムブロリズマブの投与を受けた切除不能進行/再発胃がん患者61
ポジオチニブ、難治性肺がんの変異に高い奏効率を維持の画像

ポジオチニブ、難治性肺がんの変異に高い奏効率を維持

MDアンダーソンではEGFRエクソン20挿入変異とHER2エクソン20挿入変異を有するがんに関する臨床試験を継続 テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターではムーンショット計画によりpoziotinib(ポジオチニブ)を用いた分子標的療
がんの免疫療法についての画像

がんの免疫療法について

免疫療法は、免疫系ががんに対抗する力を助けるがん治療の一種です。免疫系は、人体が感染症などの疾患に対抗するための機構です。免疫系は白血球とリンパ系の器官および組織から構成されます。 免疫療法は生物学的療法の一種です。生物学的療法は、がん治療
高悪性度脳腫瘍小児患者に個別化薬剤カクテルが有望の画像

高悪性度脳腫瘍小児患者に個別化薬剤カクテルが有望

個別化治療薬の臨床試験が小児がん生存率向上の後押しする UCSF Benioff 小児病院が、あるタイプの悪性脳腫瘍に罹患している小児患者を対象とした新規試験を実施した。その試験では、個別化した薬剤のカクテル(組み合わせ)を開発するための次
乳房温存術後の女性に対する腫瘍床ブースト照射の画像

乳房温存術後の女性に対する腫瘍床ブースト照射

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「乳房温存術後の女性に対する腫瘍床ブースト照射」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファレンス』(ht
嚥下機能を維持する治療の画像

嚥下機能を維持する治療

MDアンダーソン OncoLog 2018年8月号(Volume 63 / Issue 8)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
がん患者の血栓に対する長期治療に用いる抗血栓薬の画像

がん患者の血栓に対する長期治療に用いる抗血栓薬

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「がん患者の血栓に対する長期治療に用いる抗血栓薬」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファレンス』(h
家族性白血病の遺伝子研究で長年の謎が解明の画像

家族性白血病の遺伝子研究で長年の謎が解明

数十年にわたる医学上の謎が、テネシーにあるカリフォルニア大学サンフランシスコ校(USCF)およびセントジュード小児研究病院の研究者らによって解明された。研究チームは家族性血液疾患の原因となる1組の遺伝性遺伝子変異を発見した。この遺伝子変異は
ASCO他が、臨床試験の参加基準を緩和するガイドライン案をFDAに提出の画像

ASCO他が、臨床試験の参加基準を緩和するガイドライン案をFDAに提出

米国臨床腫瘍学会(ASCO)およびフレンズ・オブ・キャンサーリサーチ(Friends)は、がんの臨床試験の適格基準を現在より広げる5つの新ガイドライン案を米国食品医薬品局(FDA)に提出した。本提言はASCOおよびFriendsが共同で行っ
国際腎がん連合(IKCC)の患者・ご家族対象グローバルアンケート調査にご協力ください。10月15日まで延長の画像

国際腎がん連合(IKCC)の患者・ご家族対象グローバルアンケート調査にご協力ください。10月15日まで延長

国際腎がん連合(IKCC)のグローバル患者対象調査にご協力ください。 腎臓がん患者さん、介護者対象。9月末迄。⇒10月15日まで締め切り延長となりました。 https://ikcc-patient-survey.questionpro.co
脳腫瘍・神経系腫瘍~知っていますか?~の画像

脳腫瘍・神経系腫瘍~知っていますか?~

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 米国では2013年、脳腫瘍やその他神経系の腫瘍の罹患者数は15万2000人を超えているのをご存知ですか? 
リキッドバイオプシーにより乳がんの晩期再発リスクを予測の画像

リキッドバイオプシーにより乳がんの晩期再発リスクを予測

診断後5年の時点で血中にがん細胞が認められた乳がん患者は、がん細胞が認められなかった患者と比べ再発率が13倍に上ることが進行中の試験で明らかになった。   ホルモン受容体陽性乳がんの診断を受け、転移しなかった患者のほとんどは再発が
がんと心的外傷後ストレス障害の画像

がんと心的外傷後ストレス障害

MDアンダーソン OncoLog 2018年8月号(Volume 63 / Issue 8)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
FDAが転移小細胞肺がんに対する三次治療にニボルマブを迅速承認の画像

FDAが転移小細胞肺がんに対する三次治療にニボルマブを迅速承認

2018年8月16日、米国食品医薬品局(FDA)はニボルマブ(商品名 オプジーボ、Bristol-Myers Squibb Company Inc.社)について、プラチナベースの化学療法、かつ1種類以上の他剤による治療後に進行した転移を有す
積極的な乳癌治療を終了した女性に対する身体活動の画像

積極的な乳癌治療を終了した女性に対する身体活動

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「積極的な乳癌治療を終了した女性に対する身体活動」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファレンス』(h
FDAが転移非扁平上皮肺がん初回治療にぺムブロリズマブを正式承認の画像

FDAが転移非扁平上皮肺がん初回治療にぺムブロリズマブを正式承認

2018年8月20日、米国食品医薬品局(FDA)は、腫瘍にEGFRまたはALK遺伝子異常を有していない転移性非扁平上皮非小細胞肺がん(NSqNSCLC)患者の初回治療薬として、ぺムブロリズマブ(キイトルーダ:米国メルク社製)をペメトレキセド
精巣腫瘍サバイバーにおける二次がん発症リスク増加の画像

精巣腫瘍サバイバーにおける二次がん発症リスク増加

治療の進歩により精巣がんの治癒率は向上するも、治療後のがん発症リスクは増大 化学療法のプラチナ製剤と放射線療法の導入で、外科手術単独と比較して精巣胚細胞腫瘍患者の治癒率が大幅に改善されているが、これらの治療法により二次性悪性新生物(SMN)