欧州臨床腫瘍学会(ESMO)

アベマシクリブ+ホルモン療法は進行乳がんの予後を改善の画像

アベマシクリブ+ホルモン療法は進行乳がんの予後を改善

全研究集団において、サイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害剤であるアベマシクリブ[abemaciclib]と内分泌療法との併用では、内分泌療法単独と比較し、無増悪生存期間の改善が示されたとのMONARCH 3試験の結果がマドリードで開
乳がん術後トラスツズマブ後のネラチニブ投与は長期生存を改善の画像

乳がん術後トラスツズマブ後のネラチニブ投与は長期生存を改善

ExteNET試験は5年経過時点において、1年間の術後トラスツズマブ療法後のneratinib[ネラチニブ]1年間投与による有意な臨床的有用性を示す   術後ネラチニブ療法による延長治療を受けた早期HER2陽性乳がん患者において、
ペムブロリズマブが治療歴ある進行再発胃がんに有望の画像

ペムブロリズマブが治療歴ある進行再発胃がんに有望

前治療歴のある切除不能進行再発胃がんでペムブロリズマブが有望な奏効率を示した。マドリッドで開催中の欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2017で本日発表されたKEYNOTE-059試験の最新結果による。   切除不能進行再発胃がん患者の予
ニボルマブ既承認の全適応症で4週毎投与への更新申請をFDA受理の画像

ニボルマブ既承認の全適応症で4週毎投与への更新申請をFDA受理

ニボルマブ投与法を生物製剤承認一部変更申請することで更新した   2017年7月24日、Bristol-Myers Squibb社は、米国食品医薬品局(FDA)がニボルマブ(商標:オプジーボ)について、現在、承認されているすべての
ニボルマブが非小細胞肺がんに対し有意な効果を示さずの画像

ニボルマブが非小細胞肺がんに対し有意な効果を示さず

CheckMate026試験では、二ボルマブは化学療法と比較したときの無増悪生存期間の延長に関連しなかった   トピック:肺がんおよび他の胸部腫瘍、がんの免疫学および免疫療法、抗がん剤および生物学的製剤療法   Chec
血漿中EBV検査が上咽頭がんスクリーニングに有効な可能性の画像

血漿中EBV検査が上咽頭がんスクリーニングに有効な可能性

上咽頭がんのスクリーニングにおける血漿中のEBウイルスDNAの前向き解析   ある前向き研究で、循環エプスタイン・バー・ウイルス(EBV)DNAが、香港の無症候の参加者20,174人から採取された血漿検体で測定され、309人の陽性
イピリムマブが切除不能/転移性メラノーマ小児患者に承認の画像

イピリムマブが切除不能/転移性メラノーマ小児患者に承認

イピリムマブは、小児患者と成人患者で一貫した安全性プロファイルおよび同等の薬剤濃度を示した。   トピック:特定の状況におけるがん/メラノーマ(悪性黒色腫)および他の皮膚がん/がんの免疫および免疫療法   2017年7月
FDAがベバシズマブとトラスツズマブのバイオ後続品を推奨の画像

FDAがベバシズマブとトラスツズマブのバイオ後続品を推奨

審査官らは、2つのバイオシミラー(バイオ後続品)とその参照製品との間に臨床的に有意な差がないと判断 2017年7月13日、米国食品医薬品局(FDA)抗腫瘍薬諮問委員会(ODAC)は、ベバシズマブ(アバスチン)とトラスツズマブ(ハーセプチン)
小児/若年での第2の原発がん発症後の生存は、成人に比べて著しく不良の画像

小児/若年での第2の原発がん発症後の生存は、成人に比べて著しく不良

第2の原発がんを発症した場合、40歳未満の患者は40歳以上の成人より生存率が低い   あらゆる年齢層のがん患者100万人以上について解析した結果、二次性原発悪性腫瘍(primary malignant neoplasm:SPM)(
HERA試験後10年:HER2陽性早期乳がんの術後療法の現在の画像

HERA試験後10年:HER2陽性早期乳がんの術後療法の現在

HER2陽性乳がんは、すべての浸潤性乳がんの約20%を占める。1980年代後半にこの受容体が同定されたことにより、乳がんの治療が劇的に進歩し、HER2増幅/過剰発現患者の予後が著しく改善された。 乳がんでは、HER2はHER2標的治療による
進行乳がんに対するアベマシクリブ、FDA優先審査に指定の画像

進行乳がんに対するアベマシクリブ、FDA優先審査に指定

MONARCH 1試験および MONARCH 2試験に基づき新薬承認を申請   2017年7月10日、イーライリリー社は、同社のサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害剤であるアベマシクリブの新薬承認申請(NDA)が米国食品医
小児がん素因症候群へ推奨するサーベイランスをAACRが発表の画像

小児がん素因症候群へ推奨するサーベイランスをAACRが発表

コンセンサスがんサーベイランス推奨   2016年10月、米国がん学会(AACR)は、小児がん素因症候群専門家による国際会議を開催し、これらの症候群の現在の知見を評価し、コンセンサス・サーベイランス推奨を提案した。Clinical
ペムブロリズマブ+標準術前化学療法は高リスク乳がんの転帰を改善ーI-SPY 2試験の画像

ペムブロリズマブ+標準術前化学療法は高リスク乳がんの転帰を改善ーI-SPY 2試験

2017年度米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会で発表されたデータには、局所進行トリプルネガティブ乳がん(TNBC)患者およびホルモン受容体(HR)陽性HER2 陰性乳がん患者から得た知見が含まれた   局所進行のトリプルネガティ
HER2過剰発現/増幅/変異、転移肺がんへのT-DM1の画像

HER2過剰発現/増幅/変異、転移肺がんへのT-DM1

2017年米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次総会臨床科学シンポジウムハイライト トピック:トランスレーショナルリサーチ/肺他の胸部腫瘍/抗がん剤およびバイオ製剤 6月4日に米国シカゴで開催された2017年ASCO年次総会の「古い標的と新たな薬
ペムブロリズマブによる重篤な皮膚反応の画像

ペムブロリズマブによる重篤な皮膚反応

ペムブロリズマブの治療を受けた患者で報告されたスティーブンス・ジョンソン症候群および中毒性表皮壊死症の致死的症例   ・日付:2017年5月16日 ・トピック:緩和および支持療法/がん免疫および免疫療法   2017年5
英NICEが頭頸部がんの診断、評価、管理の品質基準を公表の画像

英NICEが頭頸部がんの診断、評価、管理の品質基準を公表

優先改善項目における質の高いケアについての記述を公表 2017年3月、英国国立医療技術評価機構(NICE)は頭頸部がんにおける品質基準[QS146]を公表した。この品質基準では若年者(16歳および17歳)と成人(18歳以上)の上気道消化管が
白血病薬イマチニブの長期結果とがん治療の革新の画像

白血病薬イマチニブの長期結果とがん治療の革新

がん領域における概念の変化 約11年間の追跡の結果、イマチニブによる長期治療によって慢性骨髄性白血病(CML)が長期間制御され、蓄積毒性作用や遅発性毒性作用も認めないことが示された。2017年3月9日にNew England Journal
ドセタキセルでの好中球減少性腸炎の発症頻度は増加せずの画像

ドセタキセルでの好中球減少性腸炎の発症頻度は増加せず

事前評価では、好中球減少性腸炎の発症頻度の増加は認められなかった。   2017年3月10日、欧州医薬品庁(EMA)はフランスにおいて、がん治療薬ドセタキセル投与後に好中球減少性腸炎を発症した患者の症例について調査をしており、それ
ポマリドミド+デキサメタゾン療法でB型肝炎ウイルス再活性化の可能性の画像

ポマリドミド+デキサメタゾン療法でB型肝炎ウイルス再活性化の可能性

B型肝炎ウイルス(HBV)既感染患者 において、ポマリドミド+デキサメタゾン療法後、まれながらHBVが再活性化した症例が報告された。   2017年3月1日、ポマリドミド(商品名:Imnovid)の承認取得者であるCelgene
英NICEが大腸リンチ症候群に分子検査の診断ガイダンスを発表の画像

英NICEが大腸リンチ症候群に分子検査の診断ガイダンスを発表

リンチ症候群に対する追加検査の指針となる、免疫組織染色およびマイクロサテライト不安定性検査の実施に関する科学的根拠に基づく推奨   2017年2月、英国国立医療技術評価機構(NICE)は、大腸がん患者におけるリンチ症候群に対する追
転移腎細胞がんにアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法は有効の画像

転移腎細胞がんにアテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法は有効

未治療の転移性腎臓がんにatezolizumab[アテゾリズマブ]とベバシズマブが、有効性および管理可能な安全性プロファイルが示される   2017年2月18日、Roche社はIMmotion150試験に関する有望な結果を発表した
進行肺がんの一次治療デュルバルマブ、第3相MYSTIC試験の画像

進行肺がんの一次治療デュルバルマブ、第3相MYSTIC試験

第3相NEPTUNE試験の拡大とアジアを中心とした新たな第3相PEARL試験の開始で強化される中国の薬事承認申請の機会   2017年1月17日、AstraZeneca社は、非小細胞肺がん(NSCLC)の一次治療におけるがん免疫療
ビッグデータの個人情報保護ガイドラインの画像

ビッグデータの個人情報保護ガイドライン

ビッグデータの特性によって、個人データ保護に関する従来の原則の適用が非常に困難になる可能性   2017年1月28日のデータ保護の日に先立ち、「条約第108号」としても知られる欧州評議会のデータ保護条約に関する委員会は、個人をデジ
多発性骨髄腫に対するレナリドミドの適応拡大をEMAが推奨の画像

多発性骨髄腫に対するレナリドミドの適応拡大をEMAが推奨

自家幹細胞移植を受けた初発多発性骨髄腫患者に対する維持療法に関する新規適応   欧州医薬品庁(EMA)医薬品委員会(CHMP)は、医薬品レナリドミド(レブラミド)の販売申請内容の変更を推奨する肯定的意見を採択した。本医薬品の販売承