NCI(米国国立がん研究所)ニュースリリース
パンデミック後の新規がん診断件数、予想されたリバウンドはみられず
2024年10月13日
概要米国国立衛生研究所(NIH)の研究によると、2021年のがん罹患傾向は、COVID-19パンデミック以前にほぼ戻った。しかし、検診やその他の医療が中断された2020年におけ...
高リスク膀胱がんに対する術後ペムブロリズマブは無病生存期間を延長
2024年10月1日
NIHの臨床試験結果から、この疾患の治療選択肢が拡大高リスクの筋層浸潤性膀胱がん患者において、手術で膀胱を摘出した後、免疫療法薬による治療によってがんのない期間がほぼ2倍になる...
一部の転移固形腫瘍に免疫細胞療法が有効な可能性
2024年7月16日
新たな細胞免疫療法が転移性固形腫瘍の治療に有効である可能性が、小規模臨床試験の初期所見で示された。この臨床試験では、米国国立衛生研究所(NIH)の研究者らが、各患者の正常な白血球(リン...
健康成人のマルチビタミン毎日摂取は、死亡リスク低下と関係がない
2024年7月11日
概要米国の健康な成人約40万人を20年以上追跡調査したデータの大規模解析の結果、マルチビタミンの常用と死亡リスク低下との間に関連は認められなかった。米国国立衛生研究所(NIH)...
抵抗性アグレッシブB細胞リンパ腫への5剤併用療法で持続的寛解
2024年6月24日
米国国立衛生研究所(NIH)の研究者らは、化学療法を用いない治療法を開発した。この療法は、再発した、あるいは標準治療が効かなくなったアグレッシブB細胞リンパ腫の一部の患者に対し...
AIツールで免疫療法薬へのがん患者の反応を予測
2024年6月17日
概要米国国立衛生研究所(NIH)の研究者らは概念実証研究において、単純な血液検査などの日常的な臨床データを使用して、患者のがんが免疫チェックポイント阻害薬(免疫細胞によるがん細...
遺伝的要因から高齢女性のX染色体喪失パターンを予測できる可能性
2024年6月16日
概要研究者らは、女性の2本のX染色体のうち1本が加齢とともに失われること( X染色体のモザイク欠損(mLOX))を予測する遺伝的変異を同定した。これらの遺伝子変異は、異常な血液...
腎臓がんリスクに関連する50のゲノム領域を新たに同定
2024年5月13日
概要腎臓がんの遺伝的感受性に関する新たな解析において、国際研究チームが、腎臓がんの発症リスクに関連する50の新たなゲノム領域を特定した。これらの知見は、腎臓がんの分子的基盤の理...
米NCIによる、固形がんに対するT細胞療法の大幅強化アプローチ
2023年11月27日
米国国立がん研究所(NCI)ニュースリリース概要米国国立衛生研究所の一部である国立がん研究所(NCI)は、固形がんに対するT細胞ベースの免疫療法治療(CAR‐T細胞療法など)の...
細胞分裂を逆行させるメカニズムを米国立衛生研究所(NIH)が発表
2023年7月27日
米国国立がん研究所(NCI)ニュースリリースがん研究概要新たな研究により、細胞分裂を準備中の細胞は、細胞分裂のプロセスを逆行させ、休止状態に戻ることが可能であると示唆された。こ...
がん臨床試験の合理化モデル「Pragmatica-Lung」試験、肺がん患者登録を開始
2023年5月22日
米国国立がん研究所(NCI) プレスリリース進行した非小細胞肺がん(NSCLC)を治療する2剤併用療法の第3相ランダム化臨床試験(NCT05633602)の立ち上げに米国国立衛生研究所...
インターフェロンα-2bでリンパ腫様肉芽腫症の生存期間が大幅に延長
2023年4月21日
NCI(米国国立がん研究所)ニュースリリース米国国立衛生研究所(NIH)が実施した臨床試験の結果から、悪性度が低いリンパ腫様肉芽腫症患者が免疫療法の一種であるインターフェロンα-2bに...
FDAが進行胞巣状軟部肉腫にアテゾリズマブを承認
2023年2月7日
進行した胞巣状軟部肉腫(ASPS)に対する治療法が、米国国立衛生研究所(NIH)に属する米国国立がん研究所(NCI)が主導した臨床試験をもとに初めて承認された。免疫療法薬のアテゾリズマブ(販売...
『米国がん年次報告』ーがん死亡率は減少傾向が続き、膵臓がん生存率はやや改善
2022年11月20日
最新の『がんの現状に関する米国年次報告書(Annual Report to the Nation on the Status of Cancer)』によると、2015年から2019年までの間、米国の主な人種・民族グループの男性、女性、子ども
元喫煙者も健康的な生活習慣であらゆる原因の死亡リスクが低下
2022年10月13日
健康的な生活習慣を遵守している元喫煙者は、遵守していない元喫煙者に比べて、あらゆる原因の死亡リスクが低下することが、米国国立衛生研究所(NIH)の機関である米国国立がん研究所(NCI)の研究者らの新たな研究によって示された。死亡リスクの低下
紅茶の健康効果を示唆するNCI研究結果
2022年9月20日
研究結果 英国の紅茶愛飲者50万人を対象とした前向き研究にて、紅茶の摂取量が多くなるほど死亡リスクがやや低くなることが示された。この研究は、英国で最も親しまれているお茶である紅茶を飲むことによる、死亡率に対する潜在的メリットについて大規模
さまざまな余暇活動が高齢者の死亡リスクを下げる可能性
2022年9月8日
研究結果 ウォーキング、ジョギング、水泳のラップ(訳注:プールで何往復も泳ぐこと)、テニスなど多くの異なる種類の余暇活動に毎週参加している高齢者は、あらゆる原因による死亡だけでなく、心血管疾患やがんによる死亡リスクも低い可能性があることが、
特定の遺伝要因のあるCOVID-19患者はインターフェロン治療で軽症化する可能性
2022年7月24日
研究内容 米国国立衛生研究所(NIH)の一部である米国国立がん研究所(NCI)の研究者らとその共同研究者らは、COVID-19で入院したヨーロッパ系およびアフリカ系の患者は、入院しなかった軽症患者よりもOAS1と呼ばれる遺伝子に特定の遺伝子
前がん病変治療でHIV感染者の肛門がんリスクが低下
2022年6月24日
HIV感染者を対象とした大規模臨床試験から、肛門の前がん病変である高度扁平上皮内病変(high-grade squamous intraepithelial lesions:HSIL)の治療により、肛門がんの発症率が半分以下に減少することが
米国で子宮がん死亡者数増加、黒人女性が最多
2022年5月30日
研究結果 米国では子宮がんによる死亡が増加しており、非ヒスパニック系黒人女性で最も多いことが、米国国立衛生研究所の一部門である国立がん研究所(NCI)主導の新たな研究により明らかになった。子宮がんの死亡率の高さは、子宮がんの中でも侵襲性の高
NCIが小児がんの分子特性解析プログラムを始動
2022年4月1日
米国国立衛生研究所の一部である米国国立がん研究所(NCI)は、がん研究におけるデータ共有促進に向けてバイデン大統領が打ち出したがんムーンショット目標を支持し、小児腫瘍に対する「分子特性解析構想(Molecular Characterizat
TIL療法により転移乳がんの個別化医療が前進
2022年2月21日
患者自身の抗腫瘍免疫細胞を用いる実験的な免疫療法が転移乳がん患者の治療に利用できる可能性があると、米国国立がん研究所(NCI:米国国立衛生研究所の一部)のがん研究センター主導の臨床試験で示された。多くの転移乳がん患者で腫瘍に対する免疫反応を
高食物繊維食品は悪性黒色腫への免疫療法薬の効果を高める可能性
2022年1月12日
高食物繊維食品が腸内細菌叢に作用することで、悪性黒色腫(メラノーマ)患者の一部が免疫療法薬による治療に反応しやすくなる可能性が、米国国立衛生研究所に属する米国国立がん研究所(NCI)がん研究センターとテキサス州立大学MDアンダーソンがんセン