米FDAがマントル細胞リンパ腫にアカラブルチニブ+ベンダムスチン+リツキシマブ併用を承認

米FDAがマントル細胞リンパ腫にアカラブルチニブ+ベンダムスチン+リツキシマブ併用を承認

2025年1月16日、米国食品医薬品局(FDA)は、自家造血幹細胞移植(HSCT)非適応かつ未治療のマントル細胞リンパ腫(MCL)成人患者を対象に、アカラブルチニブ(販売名:カルケンス、アストラゼネカ社)とベンダムスチン(販売名:トレアキシン)およびリツキシマブの併用療法について従来の承認をした。
 
FDAはまた、既治療のMCL成人患者に対する単剤としてアカラブルチニブについて従来の承認をした。アカラブルチニブは2017年にこの適応症に対して迅速承認されている。

アカラブルチニブの全処方情報はこちらに掲載される。

有効性および安全性


有効性は、65歳以上でHSCTを受ける予定のない未治療のMCL患者598人を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照多施設共同試験であるECHO(NCT02972840)で評価された。患者は、アカラブルチニブ+ベンダムスチン+リツキシマブ(アカラブルチニブ+BR)併用投与群とプラセボ+BR併用投与群に無作為に(1:1)割り付けられた。
 
有効性は、独立審査委員会によって評価された無増悪生存期間(PFS)に基づいている。追跡期間の中央値は49.8カ月で、アカラブルチニブ群のPFSが統計的に有意に長くなった(ハザード比0.73[95% CI:0.57、0.94]、p値0.016)。PFSの中央値は、アカラブルチニブ+BR群では66.4カ月(95% CI:55.1、推定不能)、プラセボ+BR群では49.6カ月(95% CI:36.0、64.1)であった。
 
アカラブルチニブ+BR併用投与群の患者のうち69%に重篤な副作用が見られ、12%に致命的な副作用が見られた。患者の2%以上に報告された重篤な副作用は、肺炎、COVID-19、発熱、二次性原発性悪性腫瘍、発疹、発熱性好中球減少症、心房細動、敗血症、貧血であった。
 
アカラブルチニブの推奨用量は、病気の進行または許容できない毒性が現れるまで、約12時間ごとの100 mg経口投与である。

  • 監修 東海林洋子(薬学博士)
  • 記事担当者 仲里芳子
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  • 原文掲載日 2025/01/16

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