2018年11月の記事一覧

新しい検査がHPV陽性女性の子宮がんスクリーニングのフォローアップに有用の画像

新しい検査がHPV陽性女性の子宮がんスクリーニングのフォローアップに有用

新しい検査が、既定の子宮がんスクリーニングにおいて、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染陽性女性の臨床管理の改善に役立つとNCI主導による研究で示されている。 p16/Ki-67二重染色と呼ばれるこの検査は、HPV陽性女性を管理するための現
子宮頸がんの低侵襲手術は開腹子宮摘出術より治癒率が劣るの画像

子宮頸がんの低侵襲手術は開腹子宮摘出術より治癒率が劣る

MDアンダーソンによる2つの研究が早期がんの手術ガイドラインに影響する可能性 MDアンダーソンニュースリリース 2018年10月31日 テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らが主導した2つの研究で、早期子宮頸がん女性に対する標準
FDAが2種類のリンパ腫にブレンツキシマブ ベドチンを承認の画像

FDAが2種類のリンパ腫にブレンツキシマブ ベドチンを承認

2018年11月16日、米国食品医薬品局は未治療の全身性未分化大細胞リンパ腫(sALCL)または、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫および非特定型末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)を含むCD30陽性PTCL に化学療法を併用する形でのブレンツキシマ
HPV(子宮頸がん)ワクチン:親が子供に接種させない本当の理由の画像

HPV(子宮頸がん)ワクチン:親が子供に接種させない本当の理由

研究の結果、安全性への心配が理由の上位であり、医師が患者への教育およびワクチン推奨に力を入れる必要があることが示唆される。 ジョンズホプキンス研究者たちの新たな調査データ研究によると、性感染を起こすヒトパピローマウイルス(HPV)のワクチン
小細胞肺がんの免疫療法薬がついに生存期間を改善の画像

小細胞肺がんの免疫療法薬がついに生存期間を改善

20年以上にわたる年月の中で初めて、一つの治療が進行小細胞肺がん(SCLC)患者の生存期間を改善できることが示された。 大規模臨床試験において、免疫療法薬のアテゾリズマブ(テセントリク)を標準化学療法レジメンと併用した治療法により、この侵襲
早期のミスマッチ修復欠損大腸がんに二ボ・イピ免疫療法が著効の画像

早期のミスマッチ修復欠損大腸がんに二ボ・イピ免疫療法が著効

 [ESMO 2018プレスリリース] ニボルマブ(免疫チェックポイント阻害剤)+イピリムマブ(免疫チェックポイント阻害剤)の術前併用療法がミスマッチ修復欠損を呈する早期大腸がん患者において100%の割合で病理学的な著効を示したことが、ES
手術や放射線療法で転移が限定的な肺がん患者の生存期間が延長の画像

手術や放射線療法で転移が限定的な肺がん患者の生存期間が延長

新たな手法を試した初のランダム化比較試験で、全生存期間が2倍以上の41.2カ月に MDアンダーソン ニュースリリース 2018年10月21日 一次治療として化学療法を行った後に進行を認めない4期肺がん患者にとって、転移巣を放射線または手術で
FDAが肝細胞がんにペムブロリズマブを迅速承認の画像

FDAが肝細胞がんにペムブロリズマブを迅速承認

2018年11月9日、米国食品医薬品局(FDA)はソラフェニブによって既治療の肝細胞がん(HCC)患者にペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ、Merck & Co. Inc.社)を迅速承認した。 本承認は、肝細胞がん患者104人を
FDAがロルラチニブをALK陽性転移性肺がんの二次治療以降に承認の画像

FDAがロルラチニブをALK陽性転移性肺がんの二次治療以降に承認

2018年11月2日、米国食品医薬品局(FDA)は未分化リンパ腫キナーゼ(ALK)陽性転移性非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対しlorlatinib [ロルラチニブ](商品名:LORBRENA、Pfizer, Inc.社)を迅速承認した。
カルボプラチンとパクリタキセル併用が肛門管扁平上皮がんの新標準治療にの画像

カルボプラチンとパクリタキセル併用が肛門管扁平上皮がんの新標準治療に

希少がん研究における国際共同研究の実現可能性をInterAACTが実証 切除不能局所再発または転移性の未治療肛門管扁平上皮がん(SCCA)患者では、これまでシスプラチン+ 5-フルオロウラシル(5-FU)による治療は、カルボプラチン+パクリ
免疫療法:免疫系を使ったがん治療の画像

免疫療法:免疫系を使ったがん治療

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 免疫療法では、体が持つ免疫系を利用してがんを攻撃します。この動画で
FDAが転移扁平上皮肺がんの初回治療にペムブロリズマブ併用を承認の画像

FDAが転移扁平上皮肺がんの初回治療にペムブロリズマブ併用を承認

2018年10月30日、米国食品医薬品局(FDA)は転移扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)患者の初回治療にペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ、Merck & Co. Inc.社)をカルボプラチン+パクリタキセルまたはナブパクリ
手術を予定しているがん患者に対する血栓予防のための抗血栓薬の画像

手術を予定しているがん患者に対する血栓予防のための抗血栓薬

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「手術を予定しているがん患者に対する血栓予防のための抗血栓薬」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファ
医療ニュース:事実と虚偽を見分ける8つのポイントの画像

医療ニュース:事実と虚偽を見分ける8つのポイント

がん関連のニュース記事を見るとがんの予防、検査、治療に関する最近の「飛躍的進歩」といった文言をいたるところで見かけます。でも、今あなたが読んでいるその情報はどれほど正確なのでしょうか?また、掲載されている研究があなたにとって重要であるのかを
新薬NBTXR3、局所進行軟部肉腫の術前治療選択肢にの画像

新薬NBTXR3、局所進行軟部肉腫の術前治療選択肢に

NBTXR3注入とそれに続く放射線治療は、四肢および体幹壁の軟部肉腫患者に対して有効で安全(Act-In-Sarc )放射線治療で活性化させたNBTXR3酸化ハフニウムナノ粒子による治療...
プロテオゲノミクス:プレシジョン医療 最前線の画像

プロテオゲノミクス:プレシジョン医療 最前線

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。      ◆─────────────────◆ ゲノミクスとは、生物が持つ全DNA(ゲノムといいます)の
早期前立腺がんに対する短期放射線療法を支持する新ガイドラインの画像

早期前立腺がんに対する短期放射線療法を支持する新ガイドライン

寡分割照射を従来の長期間照射法と比較すると初期がんの抑制および副作用発現率が同程度であるとのエビデンスを反映したASTRO/ASCO/AUAの新ガイドライン推奨事項 2018年10月11日、放射線外照射療法(EBRT)を用いて初期の前立腺が
早期前立腺がんに対する放射線療法の短縮を新ガイドラインで推奨の画像

早期前立腺がんに対する放射線療法の短縮を新ガイドラインで推奨

この推奨ガイドラインは、寡分割照射治療と従来の長期間照射による治療において、早期がんコントロールと副作用発生率がほぼ同等であったというエビデンスを反映した結果である 主な医学会3団体が、2018年10月11日、早期前立腺がん患者に外照射療法
養子T細胞療法を用いた試験で、まれな脳感染症PML併発患者の治療に成功の画像

養子T細胞療法を用いた試験で、まれな脳感染症PML併発患者の治療に成功

この治療は白血病、リンパ腫その他の免疫不全疾患に関連する可能性がある 進行性多巣性白質脳症(PML)は希少で死に至ることの多い脳の感染症であり、がんおよび免疫システムを損傷する疾患の患者に見受けられることがあるが、養子T細胞療法として知られ
免疫療法を理解するの画像

免疫療法を理解する

【Cancer.NET 免疫療法】  免疫療法を理解する 免疫療法の副作用 分子標的治療および免疫療法への副作用 がんワクチンとは何ですか? 免疫療法を理解する Cancer.Net Editorial Board、2018年5月承認 免疫
術前のイピ・ニボ2剤併用は高リスク3期メラノーマに高い奏効率の画像

術前のイピ・ニボ2剤併用は高リスク3期メラノーマに高い奏効率

本分野において免疫療法という初の臨床試験により、術前化学療法にに二剤併用での免疫チェックポイント阻害薬の使用は可能であるが、現在の治療レジメンを適用するには注意が必要でもあることが示唆された。 手術前のチェックポイント阻害剤の併用(術前補助
食道・咽頭食道再建術の画像

食道・咽頭食道再建術

MDアンダーソン OncoLog 2018年8月号(Volume 63 / Issue 8)  Oncologとは、米国MDアンダーソンがんセンターが発行する最新の癌研究とケアについてのオンラインおよび紙媒体の月刊情報誌です。最新号URL
中心静脈カテーテルを留置したがん患者における血栓予防のための抗血栓薬の画像

中心静脈カテーテルを留置したがん患者における血栓予防のための抗血栓薬

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「中心静脈カテーテルを留置したがん患者における血栓予防のための抗血栓薬」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療
患者直接報告(PRO)を改善する新たなイニシアチブの画像

患者直接報告(PRO)を改善する新たなイニシアチブ

全米6カ所の病院情報システムで、がん治療に関連する症状の報告と管理を改善するための新たな共同研究が開始された。このイニシアチブはダナファーバーがん研究所が主導するもので、SIMPRO[シムプロ]リサーチセンターと呼ばれる。症例管理の改善およ