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FDAが皮膚未分化大細胞リンパ腫にブレンツキシマブ・ベドチンを承認

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FDAが皮膚未分化大細胞リンパ腫にブレンツキシマブ・ベドチンを承認

米国食品医薬品局(FDA)

2017年11月9日、米国食品医薬品局(FDA)は、全身療法を受けたことのある原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫(pcALCL)またはCD30陽性菌状息肉腫(MF)の成人患者の治療に、ブレンツキシマブ・ベドチン(商品名:アドセトリス、Seattle Genetics Inc.社)を通常承認した。

 

本承認は、すでになんらかの全身療法を受け、さらに全身療法を必要とする菌状息肉腫または原発性皮膚未分化大細胞リンパ腫患者を対象にしたブレンツキシマブ・ベドチンの非盲検多施設、第3相ランダム化比較試験(ALCANZA試験)に基づいている。試験では131人の患者をブレンツキシマブ・ベドチン、または医師により選択されたメトトレキセートかベキサロテンの治療に無作為に割り付けた(1:1)。

 

独立審査機関が4カ月間の奏効率、完全奏効率および無増悪生存期間(PFS)を評価し、有効性が実証された。ALCANZA試験では、4カ月間奏効率の改善が示され(p<0.001)、ブレンツキシマブ・ベドチン群は56%(95%CI:44%、68%)、医師の選択薬群は12%(95%CI:4%、21%)であった。完全奏効率についても、ブレンツキシマブ・ベドチン群は医師の選択薬群よりも優れており(P=0.007)、それぞれ16%(95%CI:8%、27%)および2%(95%CI:0,8%)であった。ALCANZA試験では、PFSの改善も示された(推定ハザード比0.27、95%CI 0.17,0.43、p <0.001)。PFS中央値は、ブレンツキシマブ・ベドチン群で17カ月であったのに対し医師の選択薬群では4カ月であった。

 

ブレンツキシマブ・ベドチン投与を受けた患者の20%以上で生じた、最も多かった有害反応は、貧血、末梢感覚神経障害、嘔気、下痢、疲労感および好中球減少症であった。投与中止につながった有害事象で最も多かったのは、末梢神経障害であった。

 

ブレンツキシマブ・ベドチンの推奨用量および用法は、1.8mg/kgから最大180mgを30分以上かけて静脈内注入するものとし、3週間ごと最大16サイクル、病勢進行または容認できない毒性が発現するまで投与する。

 

全薬剤情報は以下に記載されている:https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2017/125388s094lbl.pdf.

 

FDAは、本適応に対しブレンツキシマブ・ベドチンを画期的治療薬およびオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)に指定し、優先審査を承認した。FDAの迅速化プログラムについての情報は企業向けガイダンス、重篤疾患のための迅速承認プログラム–医薬品および生物学的製剤(Expedited Programs for Serious Conditions-Drugs and Biologics)に記載されている:http://www.fda.gov/downloads/drugs/guidancecomplianceregulatoryinformation/guidances/ucm358301.pdf.

 

医療従事者は、医薬品および医療機器の使用との関連が疑われる重篤な有害事象を認めた場合、すべてFDAのMedWatch報告システムに報告しなければならない。この報告は、オンラインフォームへの入力(http://www.fda.gov/medwatch/report.htm)、オンラインで提供されている料金支払い済み宛名フォームのファックス(1-800-FDA-0178)か郵送、または電話(1-800-FDA-1088)にて行う。

 

Oncology Center of Excellenceのツイッターのフォローはこちらから@FDAOncology.

 

最近の承認情報が得られるOCEの新Podcast「Drug Information Soundcast in Clinical Oncology(D.I.S.C.O.)」はこちらからwww.fda.gov/DISCO

原文掲載日

翻訳岐部幸子

監修野﨑健司(血液・腫瘍内科/大阪大学大学院医学系研究科 )

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