米国癌学会(AACR)

HER2変異獲得によりER陽性転移乳がんホルモン療法に耐性が生じるの画像

HER2変異獲得によりER陽性転移乳がんホルモン療法に耐性が生じる

米国がん学会(AACR) エストロゲン受容体(ER)陽性の転移乳がん患者の一部において、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)変異の獲得により、ホルモン療法耐性が生じ、そうした耐性がホルモン療法薬フルベストラントとHER2キナーゼ阻害薬ネラチ
クラミジア感染で卵巣がんリスクが上昇の画像

クラミジア感染で卵巣がんリスクが上昇

2018年米国がん学会(AACR)年次総会(4月14日~18日、イリノイ州シカゴで開催)に先立ち、マスコミ向けに公表されたデータによると、性感染症であるクラミジアに以前に感染したことのある女性の血中にみられる抗体は卵巣がんリスクを2倍にする
BMIが正常値でも体脂肪率が高い閉経後女性は乳がんリスクが高いの画像

BMIが正常値でも体脂肪率が高い閉経後女性は乳がんリスクが高い

編集者注:米国がん学会(AACR)肥満とがん会議 のプレスプログラムの研究全要約を読むにはこちらをクリックしてください。   肥満度指数(BMI)が正常な閉経後女性で、高体脂肪率の人は浸潤性乳がんのリスクが上昇したというデータが、
口腔内フローラにより歯周病と食道がんの関連が示されるの画像

口腔内フローラにより歯周病と食道がんの関連が示される

米国がん学会(AACR)の学術誌 Cancer Researchに掲載された研究によると、口腔内に存在する細菌を分析した結果、歯周病を発症させる何種類かの細菌が食道がんの高リスクと関連することがわかった。   本研究の筆頭著者Ji
変異の特性から、プラチナベース化学療法が有効な乳がん患者を特定の画像

変異の特性から、プラチナベース化学療法が有効な乳がん患者を特定

進行した乳がんにおいて、相同組換え修復異常(HRD)を有する変異の特性が、プラチナベース化学療法の臨床転帰改善と関連するという結果が米国がん学会の学会誌である"Clinical Cancer Research"誌に掲載された。  
循環腫瘍細胞がHR陽性乳がんの晩期再発を予測できる可能性の画像

循環腫瘍細胞がHR陽性乳がんの晩期再発を予測できる可能性

臨床的に再発の証拠が得られていないホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性ステージ2-3乳がんを有する患者で、診断から5年後に血中の循環腫瘍細胞(CTC)が検出された患者は、乳がんの晩期再発リスクが増加したと、2017年12月5日~9日に開か
腋窩リンパ節郭清は若年乳がん患者の上肢可動域を減少させるの画像

腋窩リンパ節郭清は若年乳がん患者の上肢可動域を減少させる

【サンアントニオ乳がんシンポジウム2017】 2017年12月5日から9日まで開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウムで発表されたデータによると、腋窩リンパ節郭清を受けた若年乳がん患者は、センチネルリンパ節生検を受けた患者よりも、上肢の腫
鍼治療がアロマターゼ阻害薬に伴う関節痛を軽減の画像

鍼治療がアロマターゼ阻害薬に伴う関節痛を軽減

アロマターゼ阻害薬の投与を受けた早期乳がんを有する閉経後女性患者の関節痛が、偽鍼治療を受けたか鍼治療を受けなかった患者と比べ、鍼治療を受けた患者では顕著に軽減したことが、12月5~9日に開催された2017年サンアントニオ乳がんシンポジウムで
乳がん化学療法中のホルモン類似薬による卵巣機能抑制は妊孕性を保持するの画像

乳がん化学療法中のホルモン類似薬による卵巣機能抑制は妊孕性を保持する

【サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)2017】 2017年12月5日から9日まで開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウムで発表された研究によると、化学療法を受けている閉経前早期乳がん患者において、性腺刺激ホルモン放出ホルモンア
CDK4/6阻害薬は高齢のHR+乳がんにも有効の画像

CDK4/6阻害薬は高齢のHR+乳がんにも有効

【サンアントニオ乳がんシンポジウム2017】 12月5~9日に開催された2017年サンアントニオ乳がんシンポジウムで発表されたデータによると、サイクリン依存性キナーゼ4および6(CDK4/6)阻害薬の治療を受けたホルモン受容体(HR)陽性H
TalazoparibがBRCA変異乳がんの無増悪生存期間を延長の画像

TalazoparibがBRCA変異乳がんの無増悪生存期間を延長

第3相EMBRACA試験で主要評価項目を達成   BRCA遺伝子変異を有する進行したHER2陰性乳がん患者に対する第3相試験EMBRACAにおいて、PARP(ポリ[ADP−リボース]合成酵素)阻害剤talazoparib[タラゾパ
アナストロゾール継続治療の効果が、2年間と5年間で同等の画像

アナストロゾール継続治療の効果が、2年間と5年間で同等

アロマターゼ阻害剤の治療期間短縮により、患者の副作用を減らす可能性   閉経後のホルモン受容体陽性(HR陽性)乳がん患者は、5年間の術後ホルモン療法後にアロマターゼ阻害剤であるアナストロゾールによる継続治療を2年間受けた場合、同剤
HER2+乳がん標準術後療法であるトラスツズマブ12カ月が第3相で支持の画像

HER2+乳がん標準術後療法であるトラスツズマブ12カ月が第3相で支持

高用量ドセタキセル投与を受ける患者に対しては9週間のトラスツズマブで十分である   【サンアントニオ乳がんシンポジウム】 HER2陽性早期乳がん患者に対する術後トラスツズマブ9週間+標準的化学療法後の無病生存率(DFS)は、術後ト
がん領域におけるシームレス臨床試験数が近年増加の画像

がん領域におけるシームレス臨床試験数が近年増加

シームレス試験の増加はFDAの承認を受けているがん治療薬数の増加に比例している   シームレス・アプローチを取り入れたがんの早期臨床試験は、第1、2、および3相による計画で定義した従来の臨床試験アプローチと異なる。その数は増加し続
リキッドバイオプシーにより原発不明がん特異的遺伝子特性を同定の画像

リキッドバイオプシーにより原発不明がん特異的遺伝子特性を同定

血液循環腫瘍DNA(ctDNA)の次世代シーケンシングにより、検出可能な変異を有する原発不明がん(CUP)患者の99.7%で、標的候補となる変異を有する特異的なゲノムプロファイルが認められたという研究報告が、米国がん学会が発行するCance
歯周病が複数のがんでリスク増加と関連の画像

歯周病が複数のがんでリスク増加と関連

喫煙者、非喫煙者ともにがんリスクが上昇   米国がん学会(AACR)のCancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention誌で発表された研究結果によると、閉経後の女性においては、喫煙歴が
COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果の画像

COX-2阻害薬と抗PD1免疫療法薬併用でIDO1発現に効果

COX-2 阻害薬の追加投与により抗PD1免疫療法薬に対する反応性が改善するが、その理論的根拠が研究で得られた   前臨床研究においてタンパク質であるインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO1)を恒常的に発現する腫瘍はシ
サバイバー全体で受動喫煙は減少するも、特定集団ではいまだ高い傾向の画像

サバイバー全体で受動喫煙は減少するも、特定集団ではいまだ高い傾向

喫煙に関連のあるがんサバイバーと社会経済的に不利な状況にあるサバイバーは、受動喫煙率が高い傾向   1999/2000年から2011/ 2012年の期間において、非喫煙成人がんサバイバーの受動喫煙が39.6%から15.7%に低下し
PD-L2発現が抗PD-1免疫療法の奏効を予測できる可能性の画像

PD-L2発現が抗PD-1免疫療法の奏効を予測できる可能性

ヒト腫瘍のPD-L2タンパク質発現は、PD-L1発現の有無に関わらず、頭頸部扁平上皮がん患者の抗PD-1免疫療法剤ペムブロリズマブ(キートルーダ)への臨床反応に関連しているという研究が、米国がん学会の機関誌Clinical Cancer R
放射線照射後の頭頸部がん再発は腫瘍のPD-L1高発現と関連の画像

放射線照射後の頭頸部がん再発は腫瘍のPD-L1高発現と関連

ヒトパピローマウイルス(HPV)陰性の頭頸部扁平上皮がん(HNSCC)の放射線療法後における再発は、腫瘍のPD-L1(タンパク質)発現度が高いことに関係するとの研究結果が、米国がん学会(AACR)学会誌Clinical Cancer Res
ALK陽性肺がんに対するクリゾチニブの効果が予測できる可能性の画像

ALK陽性肺がんに対するクリゾチニブの効果が予測できる可能性

ALK遺伝子異常に起因する非小細胞肺がんに対してクリゾチニブ(ザーコリ)による治療を受けている患者では、治療開始後最初の2カ月のALK遺伝子のコピー数増加を伴う血中循環腫瘍細胞(CTC)数の減少と無増悪生存期間の延長が相関することが、米国が
ペムブロリズマブにIDO経路阻害剤併用でメラノーマ奏効率が改善の画像

ペムブロリズマブにIDO経路阻害剤併用でメラノーマ奏効率が改善

4月1~5日に開催された2017年米国がん学会(AACR)年次総会で発表された第1/2相臨床試験の中間結果によれば、進行メラノーマ(悪性黒色腫)患者に対して、FDAが承認した免疫療法薬ペムブロリズマブ[pembrolizumab](製品名:
免疫療法が有効な神経芽腫患者をバイオマーカーで特定の画像

免疫療法が有効な神経芽腫患者をバイオマーカーで特定

高リスク神経芽腫患者の中で、特定の組み合わせの遺伝子型を有した患者は、イソトレチノイン治療に免疫療法を追加することで十分な利益を得たが、その組み合わせを欠いた患者では免疫療法の利益を受けたかどうかは不明であるとのランダム化第3相臨床試験の結
HER2標的薬併用がHER2陽性大腸がん患者に有効の画像

HER2標的薬併用がHER2陽性大腸がん患者に有効

HER2標的治療剤トラスツズマブ(ハーセプチン)およびラパチニブ(タイケルブ)の併用で、多種類の抗がん剤前治療を受けたHER2陽性転移性大腸がん患者に臨床的有用性がみられたという、HERACLES 第2相臨床試験の最終結果が、2017年4月