リツキサン[Rituxan] (リツキシマブ)安全性情報
原文
腫瘍医、リウマチ専門医、医療従事者および消費者向け
適応:他の治療に対して不十分な反応のCD20陽性、B細胞非ホジキンリンパ腫および中等度から重度活性リウマチ関節炎
FDAとジェネンテック社は、今回のリツキサンの重要な安全性情報について医療専門家に通達した。リツキサンで治療した全身性エリテマトーデス(SLE)の患者のうち二人が死亡した。リツキサンは上記の適応に対して承認されているが、SLEのような上記以外の重い疾病にも適応外で処方されている。死亡原因は進行性多病巣性白質脳障害(PML)と呼ばれる脳のウィルス感染であった。PMLは成人のおよそ80%にみられる再活性化JCウィルスによって引き起こされる。医師は、リツキサン治療中の患者において、PMLの発症の可能性を常に念頭に置くべきである。
[December 18, 2006 – Healthcare Professional Sheet – FDA]
[December 18, 2006 – Public Health Advisory – FDA]
[December 18, 2006 – Drug Information Page – FDA]
【免責事項】
当サイトの記事は情報提供を目的として掲載しています。
翻訳内容や治療を特定の人に推奨または保証するものではありません。
ボランティア翻訳ならびに自動翻訳による誤訳により発生した結果について一切責任はとれません。
ご自身の疾患に適用されるかどうかは必ず主治医にご相談ください。
リンパ腫に関連する記事
意図せぬ体重減少はがんの兆候か、受診すべきとの研究結果
2024年2月19日
ダナファーバーがん研究所意図せぬ体重減少は、その後1年以内にがんと診断されるリスクの増加と関連するという研究結果が、ダナファーバーがん研究所により発表された。
「運動習慣の改善や食事制限...
「運動習慣の改善や食事制限...
【米国血液学会(ASH)】マントル細胞リンパ腫、イブルチニブ+ベネトクラクス経口薬併用で予後改善
2024年1月14日
MDアンダーソンがんセンターMDアンダーソン主導の第3相試験が、無増憎悪生存率と寛解率の有意な改善を示すアブストラクト:LBA-2
イブルチニブ(販売名:イムブルビカ )とベネト...
イブルチニブ(販売名:イムブルビカ )とベネト...
リンパ腫(DLBCL)の二次治療としてCAR-T細胞療法の費用対効果が低い現状
2023年12月25日
ダナファーバーがん研究所研究概要表題
びまん性大細胞型 B 細胞リンパ腫の二次治療、キメラ抗原受容体 T 細胞療法:費用対効果の分析出版物Annals o...
びまん性大細胞型 B 細胞リンパ腫の二次治療、キメラ抗原受容体 T 細胞療法:費用対効果の分析出版物Annals o...
再発した白血病、リンパ腫にネムタブルチニブが有望
2023年12月22日
オハイオ州立大学総合がんセンターオハイオ州立大学総合がんセンター・アーサーG.ジェイムズがん病院リチャードJ.ソロベ研究所(OSUCCC – James)の研究者らが研究している新しい...