【泌尿生殖器がんシンポジウム】 前立腺/腎臓/膀胱がんの発見と治療の最新アプローチ

【泌尿生殖器がんシンポジウム】 前立腺/腎臓/膀胱がんの発見と治療の最新アプローチ

米国臨床腫瘍学会(ASCO)

前立腺がん、膀胱がん、腎臓がんの発見と治療のための革新的アプローチを探究する最新の研究が、2024年米国臨床腫瘍学会(ASCO)泌尿生殖器がんシンポジウムの公式プレス発表で注目を集めるだろう。プレス発表に掲載された試験は、同学会で発表される700以上の演題の一部である。

同シンポジウムは、1月25~27日にカリフォルニア州サンフランシスコで開催され、オンラインでも公開される。世界の泌尿生殖器(GU)がん研究者が一堂に会し、すべての泌尿生殖器疾患の部位および治療法に関する患者ケアの最新の進歩について議論する。

大半の演題抄録は、2024年1月22日(月)午後5時(米国東部時間)にASCO.org/gu-abstractsで一般公開される。レイト・ブレーキング・アブストラクト(LBA:当日発表演題)は、シンポジウムでの発表当日の午前10時(米国東部時間)に一般公開され、その時点で公開制限が解除される。以下のアブストラクトに関するプレスリリースが、本シンポジウムを取材する記者に公開される。

  • 腎明細胞がんに対するペムブロリズマブ(販売名:キイトルーダ)術後療法を検討した第3相KEYNOTEー564試験の全生存期間結果(アブストラクトLBA359)
  • 転移性去勢抵抗性前立腺がんに対するカボザンチニブ(販売名:カボメティクス)+アテゾリズマブ(販売名:テセントリク)併用療法を別の新規ホルモン療法と比較検討した第3相CONTACT-2試験の結果(アブストラクト18)

また、以下の試験に関する著者およびASCO専門家によるさらなる知見を記載した刊行物も、本学会を取材する記者に提供される予定である。

  • 高リスク前立腺がん患者における長期アンドロゲン除去療法と用量漸増併用療法に関する長期的な結果を検証したランダム化第3相GETUG-AFU18試験の結果(アブストラクトLBA259)
  • 腎摘出術後の再発リスクが高い限局性腎細胞がんに対する二ボルマブ(販売名:オプジーボ)単剤術後補助療法を検討した第3相CheckMate914試験のパートB結果(アブストラクトLBA358)
  • 治療歴のある、進行性または遠隔転移を有する腎明細胞がん患者を対象に、二ボルマブ皮下投与と二ボルマブ静脈内投与を比較評価したCheckMate67T試験の結果(アブストラクトLBA360)
  • 筋肉浸潤性または局所進行性の尿路上皮がん患者を対象にペムブロリズマブに関するランダム化第3相AMBASSADOR Alliance A031501試験の結果(アブストラクトLBA531)
  • 遠隔転移を有する前立腺がんの退役軍人におけるがん遺伝子検査の遠隔提供を検討する前向き研究(アブストラクト60)
  • 感染性合併症を予防するための経会陰前立腺生検と経直腸前立腺生検を評価する多施設ランダム化試験の結果(アブストラクト261)
  • 多民族コホートにおけるStockholm3血液検査による前立腺がん検出を評価する前向き研究(アブストラクト262)
  • 前立腺がん財団による包括的な文献再調査の結果に基づく、米国の黒人男性に対する前立腺がん集団検診の推奨(アブストラクト264)
  • 積極的発生動向調査で前立腺がんと新たに診断された男性における治療の質に関する、米国公的保険メディケア/メディケイド二重資格の恩恵効果を調査した研究(アブストラクト266)
  • 監訳 小宮武文(腫瘍内科/Penn State College of Medicine)
  • 翻訳担当者 山口みどり
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  • 原文掲載日 2024/01/10

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