Tositumomabとヨード131TositumomabのFDA承認 | 海外がん医療情報リファレンス

Tositumomabとヨード131TositumomabのFDA承認

更新日

Facebookでシェアする Twitterにツィートする LINEに送る print

Tositumomabとヨード131TositumomabのFDA承認

原文 2003/06/27掲載 2013/07/03更新

・濾胞性非ホジキンリンパ腫に対する承認(2003/06/27)

臨床試験情報、安全性、投与量、薬物間の相互作用および禁忌などの全処方情報がFull prescribing information(英文)で参照できます。

TositumomabとIodine I 131 Tositumomab(ベキサール)は、2014年2月に製造中止となり、入手不可能となりました。

2003年6月27日、FDAはモノクロナール抗体をベースとした放射免疫療法レジメンに含まれるTositumomabとヨード131Tositumomab(Bexxar、Corixa Corp社製)を、形質転換の有無にかかわらず、Rituximab(Rituxan®)で治療不能かつ化学治療後の再発がみられた、CD20陽性、濾胞性非ホジキンリンパ腫の治療に対して承認しました

Bexxar療法レジメンは放射性核種(ヨード131)に結合させたマウスモノクロナール抗体(Tositumomab)に関する多段階治療です。Tositumomabは正常と悪性のリンパ球の表面で見られるタンパク質(CD20)を標的とするマウスモノクロナール抗体です。

Bexxar療法レジメンは放射線測定段階と治療段階のふたつの異なる段階で投与されます。 治療段階は放射線測定段階終了後7-14日目に投与されます。 各段階はTositumomab 450mgを60分以上かけての持続静注と、その後の20分以上かけての持続静注から成り立っています。 放射線測定段階で投与されたヨード131Tositumomabの量は35mgTositumomabと5mCi ヨード131を含んでいます。治療段階で投与された、ヨード131TositumomabはTositumomab 35mgを含み、投与素されたヨード131の量は全身線量として75cGy照射した量と等価と計算されます。

軽度の(NCI CTCグレード1)血小板減少症の患者に関しては、ヨード131Tositumomabの治療量を減らします; 血小板減少患者のヨード131の投与量は全身線量として65cGyを全身照射した量と等価と計算される量とします。照射線量は第一段階(測定線量)に基づき計算されます。 これは多くの計算と特殊な測定が必要な複雑な手順です。 会社(Corixa)は、医師と医療スタッフが製品の適切な処方と投与ができるよう訓練プログラムを開発しました。Bexxar療法レジメンは訓練プログラムを完全に終了した医師にのみ配布されます。

Bexxar療法レジメンの効能は、低悪性度の患者、低悪性度になった患者、Rituximab治療後効果が見られなかった、または進行した濾胞性大細胞リンパ腫の患者による、多施設でのシングルアーム試験で評価されました。Bexxar療法レジメンの臨床的恩恵は延命効果への確証はありませんが、その効能持続の確証に基づいています。全体的な奏効率は63%で、奏効持続期間の中央値は25カ月でした。完全寛解率は29%でした; 完全寛解の持続期間の中央値は特定されていません。

これらの結果は、追加された4つの多施設のシングルアーム試験での、軽度の患者、軽度になった患者、濾胞性大細胞リンパ腫の患者における永続的な完全寛解と他覚的な部分寛解が得られたことで裏付けられました。これらの試験では、奏効持続期間の中央値が12カ月から18カ月で、全体的な寛解率は47%から64%でした。

臨床試験で見られる最も重篤な副作用は、重度で長引く血球減少(好中球、血小板、赤血球の減少)、感染(敗血症)を含む血球減少による影響、血小板減少の患者の出血、アレルギー反応(気管支痙攣と血管性水腫)、二次性白血病、および骨髄異形成でした。

臨床試験で起こる最も一般的な副作用は以下のとおり。

・重度で長引く血球減少(好中球、血小板、赤血球の減少)
・感染(敗血症)を含む血球減少による影響、血小板減少の患者の出血
・アレルギー反応(気管支痙攣と血管性水腫)
・二次性白血病
・骨髄異形成

臨床試験で起こる最も一般的な副作用は、重篤で長引く好中球減少、血小板減少、および貧血でした。一般的ではありませんが、重篤な副作用は肺炎、胸水、および脱水でした。追加すべき副作用としては静注時の反応、遅発性甲状腺機能不全、およびヒト抗マウス抗体(HAMA)の発現を含んでいました。

-----------------
HAJI  訳
林 正樹 監修(血液/腫瘍内科医)
-----------------

この薬剤情報のサマリーは、FDA抗腫瘍薬製品室長のRichard Pazdur医師により作成されています。米国食品医薬品局(FDA)とは米国保健社会福祉省(HHS)の一部門で、新薬その他の製品の安全性と有効性を確保するための機関です。 (FDA:医薬品・医療機器の承認方法の理解(原文)を参照。
FDAの使命は、安全かつ有効な製品の迅速な市場流通を促し、流通後も継続的に製品の安全性を監視することによって、国民の健康を守り、推進することです。
printこの記事を印刷する Facebookシェアする Twitterツィートする LINE送る

免責事項当サイトの記事は情報提供を目的としてボランティアで翻訳・監修されています。翻訳の記事内容や治療を推奨または保証するものではありません。

注目キーワード

新着ドキュメント

一覧

関連薬剤情報

一覧

週間ランキング

  1. 1BRCA1、BRCA2遺伝子:がんリスクと遺伝子検査
  2. 2非浸潤性乳管がん(DCIS)診断後の乳がんによる死亡...
  3. 3卵巣がんの起源部位は卵管であることが示唆される
  4. 4若年甲状腺がんでもリンパ節転移あれば悪性度が高い
  5. 5コーヒーが、乳がん治療薬タモキシフェンの効果を高める...
  6. 6がん領域におけるシームレス臨床試験数が近年増加
  7. 7治療が終了した後に-認知機能の変化
  8. 8アブラキサンは膵臓癌患者の生存を改善する
  9. 9ルミナールA乳がんでは術後化学療法の効果は認められず
  10. 10乳がん化学療法後に起こりうる長期神経障害

お勧め出版物

一覧

arrow_upward

ユーザー 病名 発信元種別 発信元名 治療法別 がんのケア がんの原因・がんリスク がん予防 基礎研究 医療・社会的トピック 注目キーワード別 薬剤情報名種別

女性のがん
消化器がん
泌尿器がん
肉腫
血液腫瘍
その他
民間機関
その他