2020年08月の記事一覧

【子宮頸がん検診】パップテストとHPV検査の画像

【子宮頸がん検診】パップテストとHPV検査

◆子宮頸がん検診とは何ですか? 子宮頸がん検診は女性の日常の健康管理のひとつとして不可欠です。子宮頸がんのほぼ全症例は、発がん性の性感染性である高リスク型ヒトパピローマウイルス(human papillomavirus:HPV)感染により引
臨床試験参加の費用の画像

臨床試験参加の費用

米国国立がん研究所(NCI)が制作した動画に、一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT/ジャムティ)が日本語字幕を付けたものです。 ◆─────────────────◆ 臨床試験に参加する場合にかかる、さまざまな種類の費用、および誰がど
小児がんの放射線治療は、心臓血管および代謝に長期的影響を与える可能性の画像

小児がんの放射線治療は、心臓血管および代謝に長期的影響を与える可能性

腹部および骨盤の小児がんの成人サバイバーのうち、放射線治療を受けたことがある人は、一般集団と比較して身体組成に異常があり、心臓や代謝の健康状態が悪いという結果が、米国がん学会(AACR)の定期刊行ジャーナル、Cancer Epidemiol
AYA世代のがんサバイバーの健康問題に関する研究の画像

AYA世代のがんサバイバーの健康問題に関する研究

AYA世代(思春期および若年成人)にがんと診断されたサバイバーは、がんに罹患していない同世代の人々よりも、広範囲に及ぶ慢性的な健康問題を生じる可能性が高いことが大規模の新しい研究で明らかになった。 また本研究では、特定のがん治療とAYA世代
新治療の普及により、肺がんの死亡率が急激に低下の画像

新治療の普及により、肺がんの死亡率が急激に低下

NCIプレスリリース 2020年8月12日 最も一般的な肺がんである非小細胞肺がん(NSCLC)の死亡率が米国で急激に低下しており、主な原因は最近の治療の進歩であるとの新規研究が報告された。 本研究は、米国国立衛生研究所(NIH)の一部であ
NCIが支援するコロナウイルス臨床試験リスト2020年8月更新の画像

NCIが支援するコロナウイルス臨床試験リスト2020年8月更新

臨床試験とは、ヒトを対象にする研究試験のことです(*日本では一部を「治験」と呼びます)。臨床試験を通じて、医師は治療法や患者の生活の質を向上させる新たな方法を見出します。 米国国立がん研究所(NCI)は、新型コロナウイルス(SARS-CoV
若年成人の急性白血病(AML)、予後分類と治療法により生存の改善が示唆の画像

若年成人の急性白血病(AML)、予後分類と治療法により生存の改善が示唆

・急性骨髄性白血病(AML)患者の60~65%は長期生存に至らない。 ・国際的なガイドラインでは、AML細胞における特定の遺伝子変異の有無に応じて、AMLに最も効果が高い治療法を決定している。 ・本研究は、これらのガイドラインの改良と、若年
がん専門医の管理および安全手順のない在宅抗がん剤治療は、外来の代替として安全ではないの画像

がん専門医の管理および安全手順のない在宅抗がん剤治療は、外来の代替として安全ではない

ASCOは患者の安全を最優先に考えることを何よりも強く主張 米国を代表するがん団体の一つは、在宅での抗がん剤点滴治療は、現時点において外来治療に代わる安全な手段ではないと述べている。米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、最近ではCOVID-19パ
アザシチジン+ベネトクラクス併用療法は急性骨髄性白血病の生存を有意に改善の画像

アザシチジン+ベネトクラクス併用療法は急性骨髄性白血病の生存を有意に改善

分子標的療法併用の化学療法は安全性の高い治療法であり、その完全寛解率は66%に達することが第3相試験で明らかとなる テキサス大学MDアンダーソンがんセンターが主導した第3相試験(VIALE-A試験)によると、急性骨髄性白血病(AML)の特定
がんのリハビリテーションとはの画像

がんのリハビリテーションとは

がんとその治療は、身体的、心理的、認知的な問題を引き起こすことがよくあります。 これらの問題により、日常の活動や、仕事への復帰が困難になる可能性があります。さらに健康への影響が持続することもあります。 がんのリハビリテーションは、治療中や治
白血病のFTOタンパク阻害剤として2薬剤が再評価の画像

白血病のFTOタンパク阻害剤として2薬剤が再評価

今では使われなくなった古い薬剤2種が、血液腫瘍の一種である急性骨髄性白血病(AML)の治療薬として有望であることを研究者らが発見した。再評価されたbisantrene(ビサントレン)、 brequinar(ブレキナル)という2薬剤は、マウス
乳がん転移に免疫細胞の再プログラミングが関与の画像

乳がん転移に免疫細胞の再プログラミングが関与

ジョンズホプキンス大学キンメルがんセンターの研究者らは、浸潤性乳がん細胞が免疫系を回避して身体の他の部位に転移する新たなメカニズムを発見したと報告した。このプロセスを標的とする治療法を開発できれば、転移を阻止または予防して、乳がんによる死亡
一部の「不活性」医薬品成分が、生物学的に活性である可能性の画像

一部の「不活性」医薬品成分が、生物学的に活性である可能性

医薬品成分に対するより厳格な再調査の必要性が、包括的な実験室での研究により指摘される 着色料や防腐剤など、一般的な医薬品に含まれると考えられる不活性成分の一部は、生物学的に活性である可能性があり、予期せぬ副作用を引き起こす可能性があることが
マントル細胞リンパ腫に承認された初のCAR-T細胞療法を実施の画像

マントル細胞リンパ腫に承認された初のCAR-T細胞療法を実施

・臨床試験によると、CAR T細胞療法により患者の62%に完全奏効が認められた。 ・同療法は、再発または治療抵抗性のマントル細胞リンパ腫に対する現行の標準治療である。 2020年7月24日、米国食品医薬品局(FDA)は、マントル細胞リンパ腫
全身照射による乳がんリスク上昇:血液骨髄移植サバイバー研究の画像

全身照射による乳がんリスク上昇:血液骨髄移植サバイバー研究

幹細胞移植および骨髄移植の長期転帰を検討した新たな研究で、30歳以下で全身照射(TBI)を受けた患者は、一般集団と比較して、後の人生で乳がんを発症するリスクが4.5倍に増加することがわかった。2020年7月16日にJournal of Cl
FDAが多発性骨髄腫にベランタマブ・マフォドチンを承認の画像

FDAが多発性骨髄腫にベランタマブ・マフォドチンを承認

2020年8月5日、米国食品医薬品局(FDA)は、抗CD38モノクローナル抗体、プロテアソーム阻害薬、免疫調節薬を含む4レジメン以上の治療歴のある再発または難治性多発性骨髄腫の成人患者を対象に、ベランタマブ・マフォドチン(販売名:Blenr
健康な人に対する肺癌予防薬の画像

健康な人に対する肺癌予防薬

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「健康な人に対する肺癌予防薬」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファレンス』(https://www
歯周病とそれに伴う歯の喪失は大腸がんの前がん病変に関連の画像

歯周病とそれに伴う歯の喪失は大腸がんの前がん病変に関連

米国がん学会(AACR)のジャーナルCancer Prevention Research誌で発表された研究結果によると、歯周病は大腸がんの2種類の前がん病変のリスク増加と関連していることがわかった。 「成人では歯周病が非常に多く、米国人口の
HER2陽性乳がんワクチンと免疫チェックポイント阻害薬の併用で有効性が向上の画像

HER2陽性乳がんワクチンと免疫チェックポイント阻害薬の併用で有効性が向上

デュークがん研究所で臨床試験中のHER2陽性乳がんワクチンは、免疫系の働きでがんに対抗する、有効な治療戦略の一部であることが示された。デュ―ク主導の本研究結果は、米国がん学会誌Clinical Cancer Researchに掲載された。
ソーシャルディスタンスで新型コロナウイルス感染が大幅に減少の画像

ソーシャルディスタンスで新型コロナウイルス感染が大幅に減少

米国50州と134カ国を対象とした研究で、ソーシャルディスタンスが効果的な公衆衛生政策であることがより明確に テキサス大学MDアンダーソンがんセンターの研究者らによると、米国内外を問わずソーシャルディスタンス政策の実施と一致して、新型コロナ
FDAがBRAF V600変異陽性メラノーマにアテゾリズマブを含む3剤併用療法を承認の画像

FDAがBRAF V600変異陽性メラノーマにアテゾリズマブを含む3剤併用療法を承認

2020年7月30日、米国食品医薬品局(FDA)は、BRAF V600変異陽性の切除不能または転移メラノーマ患者を対象としたアテゾリズマブ(販売名:テセントリク、Genentech, Inc.社)とコビメチニブおよびベムラフェニブとの併用療
小児がん治療後の重度の疲労感の画像

小児がん治療後の重度の疲労感

コクランレビュー記事が コクラン 日本語版ウェブサイト に掲載されました。 「小児がん治療後の重度の疲労感」 《実施組織》一般社団法人 日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT:ジャムティ) 『海外癌医療情報リファレンス』(https://ww
膨張ストレスは乳がん細胞の増殖と遊走を促進の画像

膨張ストレスは乳がん細胞の増殖と遊走を促進

膨張ストレス(膨張応力)は、乳がん細胞に驚異的な影響を与える可能性があり、乳がんの危機的な進行につながる場合があることをアラバマ大学バーミンガム校の共同研究チームが明らかにした。 乳がん細胞の成長に伴い、腫瘍微小環境(TME)内の生体力学的
FDAがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫にタファシタマブを迅速承認の画像

FDAがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫にタファシタマブを迅速承認

2020年7月31日、米国食品医薬品局(FDA)は、再発・難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)に対して、レナリドミドとの併用でtafasitamab[タファシタマブ](販売名:MONJUVI、MorphoSys US Inc