2016年02月の記事一覧
腫瘍DNA検査はリンチ症候群の検出率を向上させる―検査の年齢制限に異議
2016年2月24日
オハイオ州立がんセンター オハイオ州立大学総合がんセンター、Arthur G. James Cancer Hospital and Richard J. Solove Research Institute(OSUCCC)の新たな研
米国臨床腫瘍学会(ASCO)が乳がん治療後ケアに関するガイドラインを公表
2016年2月22日
キャンサーコンサルタンツ 米国臨床腫瘍学会(ASCO)は、米国がん協会(ACS)と共同で乳がんサバイバーのための治療後のケアに関する最新版のサバイバーシップ・ガイドラインを公表し、その詳細がこのほどJournal of Clin
ホルモン療法剤アナストロゾールは、閉経後乳がんのリスクを半減させる
2016年2月22日
キャンサーコンサルタンツアロマターゼ阻害剤であるアナストロゾールは、高リスク閉経後女性の乳がんリスクを53%減少させることが発見された。アロマターゼ阻害剤は、閉経後女性のエストロゲン産生を遮断し、ホルモン受容体陽性乳がんの治療に広く用いられ
パニツムマブが大腸がん患者の生存を改善し、大腸がんにおける組織検査の重要性を示す
2016年2月18日
キャンサーコンサルタンツ化学療法が奏効しなくなった大腸がん患者では、支持療法(BSC)へのパニツムマブ(ベクティビックス)併用は、支持療法単独に比べて生存を改善する。しかし、有用性が得られるのはRAS 遺伝子変異のない患者あるいはKRAS遺
卵巣がんにおける薬剤耐性の新たな原因
2016年2月18日
ダナファーバーがん研究所 卵巣がんの中には、標準化学療法や分子標的薬剤が奏効しない、あるいはこれらの治療作用を回避するようになるものがある。ダナファーバーがん研究所の研究者たちはその原因に新たな光を当てた。「今回の発見は、卵巣がん
低温電子顕微鏡法を用いて、薬剤ががんを抑制するしくみが明らかに
2016年2月17日
米国国立がん研究所(NCI)プレスリリース原文掲載日:2016年1月28日 低温電子顕微鏡法(cryo-EM)という技術により、がん治療に有望視されている小分子薬ががん細胞の鍵となるタンパク質に結合する様子を原子レベルで確認できることが示さ
HPVワクチン接種率低迷の「危機」― Noel Brewer博士との対談
2016年2月17日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~ 先週、米国国立がん研究所(NCI)指定がんセンター全69施設は、米国におけるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種に関する合同声明を発表した。本合同声明はHPVワクチンの低接種率
終末期ケアの改善を研究者らが主張
2016年2月17日
ダナファーバーがん研究所 本日発行のJAMA特別号に寄稿したダナファーバーがん研究所の3人の研究者は、末期患者がどのように、そしてどこで死を迎えるかについて、より大きな主導権を患者に与える政策と実際の運用について論証している。&n
動画による教育が、患者のがん臨床試験参加への準備に有用
2016年2月17日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~原文掲載日:2016年1月28日 がん治療医との初回面談前に、がん患者が臨床試験に関する教育を受けることで臨床試験参加についての意思決定能力が向上することが、新たな研究で明らか
Atezolizumabは進行膀胱がんに対し、長期間持続する抗腫瘍効果を示す
2016年2月16日
キャンサーコンサルタンツ現在、研究段階である免疫療法薬atezolizumab[アテゾリズマブ]は、進行膀胱がん患者において高い確率で抗腫瘍効果を示す。これらの結果は、米国臨床腫瘍学会2016年泌尿生殖器がんシンポジウム(ASCO GU)で
局所進行直腸がんに対する術前の短期間放射線照射+化学療法は、標準化学放射線療法と同等の効果で毒性が低い
2016年2月15日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「われわれは手術に先立ち、有効性を最大限に高め副作用が最小限に抑えられるように、患者に行う治療法をきめ細かく調整している。本研究はこれまでより短期間の放射線照射後に化学療法を行うことで腫瘍の縮小が可能
FDAが脂肪肉腫および平滑筋肉腫の治療にトラベクテジンを承認
2016年2月14日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は本日、外科手術による切除が不可能または進行した特定の軟部肉腫(脂肪肉腫および平滑筋肉腫)を治療する化学療法として、トラベクテジン(商品名:ヨンデリス) を承認した。本治療法は、アントラサイクリンを
非浸潤性乳管がん(DCIS)に対するホルモン療法の種類は、QOLが決定の助けとなる
2016年2月13日
キャンサーコンサルタンツ非浸潤性乳管がん(DCIS)を有する60歳以上の閉経後女性において、治療に伴う生活の質(QOL)の問題やさまざまな副作用によって、最適なホルモン療法の種類が決まる場合もある。この結果がこのほどLancet誌で発表され
欧米型の食事に含まれる砂糖は、乳がんの増殖および転移リスクを高める
2016年2月12日
マウスを用いたMDアンダーソンの研究により、砂糖の炎症経路への悪影響が指摘されるMDアンダーソンがんセンター 典型的な欧米型の食事に多く含まれる砂糖が、乳がんおよび肺への転移のリスクを高める可能性があることが、テキサス州立大学MD
2015年画期的がん新治療薬〜最重要研究ハイライト~
2016年2月11日
ダナファーバーがん研究所 2015年、ダナファーバーがん研究所で最も重要な研究と臨床開発のリストの上位を占めたのは、白血病、大腸がん、脳腫瘍、肺がんおよび乳がんの新規治療薬であった。 特に注目されたのは次のとおり。&nb
多発性骨髄腫に対する3種類の新薬を承認
2016年2月11日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~原文掲載日:2016年1月6日 米国食品医薬品局(FDA)は、前治療後に再発した多発性骨髄腫に対する3種類の新薬を承認した。 11月6日、FDAはdaratumumab[ダラツ
177Lutetium-DOTATATEを用いた放射性核種標識ペプチド療法は、中腸神経内分泌腫瘍の増殖を抑制
2016年2月11日
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の見解 「新規療法は腫瘍の増殖に対して有意な抑制効果を示し、特に治療の選択肢が限られている患者に効果が認められることは大きな喜びです」と、本日の報道発表の議長でありASCO専門委員のSmitha Krishnam
今までにない治療法でマウスの卵巣腫瘍が縮小
2016年2月11日
米国国立がん研究所(NCI)/ブログ~がん研究の動向~原文掲載日:2016年1月25日 変異型p53タンパク質を発現している腫瘍に対する、これまでにない治療法が開発された。この変異タンパク質はすべてのがんの半分以上に見つかる。研
FDAが脂肪肉腫の治療にエリブリンメシル酸塩を承認
2016年2月9日
速報 米国食品医薬品局(FDA)は1月28日、手術で取り除くことができない(切除不能)もしくは進行性(転移性)の脂肪肉腫(軟部肉腫の一種)の治療として、化学療法のひとつであるエリブリンメシル酸塩(商品名:ハラヴェン)を承認した。こ
局所進行直腸がんに対する新たな治療法は、現行の標準治療法よりも副作用が少ないことを確認
2016年2月8日
キャンサーコンサルタンツポーランドで実施された第3相比較臨床試験の結果、局所進行直腸がん患者に対する新たな治療選択肢が確認されたとの報告が、2016年消化器がんシンポジウム(サンフランシスコ)で発表された。 この臨床試験の結果、術
ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤acalabrutinibは慢性リンパ性白血病治療において安全かつ有効
2016年2月8日
キャンサーコンサルタンツ新規薬剤acalabrutinib(ACP-196)は、慢性リンパ性白血病(CLL)患者において、忍容性が良好であり、長期にわたり高い寛解率をもたらすという臨床試験結果がNew England Journal of
Atezolizumabとアブラキサンの併用治療はトリプルネガティブ乳がんの新規治療法として有望
2016年2月4日
キャンサーコンサルタンツ治験薬アテゾリズマブ[atezolizumab]を化学療法薬剤ナブパクリタキセル(アブラキサン)と併用すると、トリプルネガティブ乳がんの患者に高い抗腫瘍効果が認められる。2015年度サンアントニオ乳がんシンポジウムに
術前化学療法へのカルボプラチン併用がトリプルネガティブ乳がん患者の生存を改善
2016年2月4日
キャンサーコンサルタンツトリプルネガティブ乳がん患者の術前化学療法にカルボプラチンを併用投与すると患者の無病生存率が改善することが、サンアントニオ乳がんシンポジウムで発表されたドイツの臨床試験の結果によって明らかになった[1]。
鎌状赤血球症の治療法として幹細胞移植の有効性が裏づけられる
2016年2月4日
キャンサーコンサルタンツこのほど、HLA適合血縁同胞(兄弟姉妹)間幹細胞移植(SCT)を受けた鎌状赤血球症患者のうち90%を越える人が、治療後3年間、再発なく生存しており、おそらく治癒したとされるとの報告があった。 本報告では、1