2007/06/26号◆注目の臨床試験「前立腺癌に対する放射線治療の比較試験」 | 海外がん医療情報リファレンス

2007/06/26号◆注目の臨床試験「前立腺癌に対する放射線治療の比較試験」

更新日

Facebookでシェアする Twitterにツィートする LINEに送る print

2007/06/26号◆注目の臨床試験「前立腺癌に対する放射線治療の比較試験」

同号原文

NCI Cancer Bulletin2007年6月26日号(Volume 4 / Number 20)
____________________

◇◆◇注目の臨床試験◇◆◇

前立腺癌に対する放射線治療の比較試験

臨床試験名

リスクの高くないステージ2の前立腺癌患者における3次元原体照射(3D CRT)または強度変調放射線治療(IMRT)を用いての小分割照射(寡分割照射)Vs.通常分割照射を比較する第3相ランダム化試験(RTOG-0415)。試験プロトコルの要旨は以下を参照のこと。
http://cancer.gov/clinicaltrials/RTOG-0415

臨床試験責任医師

W. Robert Lee医師 (米国腫瘍放射線治療グループ(RTOG))

試験の概要

放射線治療は前立腺癌において標準的な治療である。一般に、放射性シード埋め込みの場合とは対照的に、限局性前立腺癌で外部照射を受ける患者は週5日の治療を8-10週間受けるが、その場合、単に照射する総線量を治療日数で割った線量で一回の治療が行われる。

一般的な8-10日の放射線治療コースは、これらの患者において最も効果的で経済的な方法ではないことが、いくつかの試験で示唆されており、したがって、研究者らは、一日の照射線量を増加して、より短期間で総線量を照射(小分割照射と呼ばれる)する方法が前立腺癌の治療アプローチとして同じく有効であるかどうかを調査する。

この試験では、低リスクの限局性前立腺癌の男性を、8週間(治療日数41日)のコースで通常分割放射線療法を行う群と、5週間半の期間(治療日数28日)、小分割放射線療法を行う群に無作為に割り付ける。

「これまでに行われた小分割放射線療法の試験のデザインでは、この療法が、再発なしに生存期間を延長するかという点で、通常レジメンと同等に有効であるかどうかを判定することができなかった。今回の試験はその答えを出せるように設計されている。」と、Lee医師は言う。

「同等の有効性でより短期間の放射線治療が可能であると判明すれば、コストと患者の利便性においてメリットとなるだろう。」

試験の参加基準

低リスクのステージ2の前立腺癌である18歳以上の男性1,067人を募集予定である。適格基準については以下を参照。
http://cancer.gov/clinicaltrials/RTOG-0415

試験を行っている施設と問合せ先
この試験に参加する患者の募集は米国の複数の施設で行われている。問合せ先一覧は以下を参照。
http://www.cancer.gov/clinicaltrials/RTOG-0415

または、詳細はNCIの癌情報サービス1-800-4-CANCER (1-800-422-6237)まで。このフリーダイヤルへの通話内容については秘密厳守。

過去の「注目の臨床試験」については以下を参照。
http://www.cancer.gov/clinicaltrials/ft-all-featured-trials

******
野中 希  訳
平 栄  (放射線腫瘍医)  監修
******

printこの記事を印刷する Facebookシェアする Twitterツィートする LINE送る

免責事項当サイトの記事は情報提供を目的としてボランティアで翻訳・監修されています。翻訳の記事内容や治療を推奨または保証するものではありません。

注目キーワード

新着ドキュメント

一覧

arrow_upward