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術前化学療法と局所領域治療を受けた臨床的多発性もしくは多中心性乳癌の局所領域制御率
投稿日時: 2006-11-06

J Clin Oncol . 2006 Nov 1;24(31):4971-5.
Oh JL, Dryden MJ, Woodward WA, Yu TK, Tereffe W, Strom EA, Perkins GH, Middleton L, Hunt KK, Giordano SH, Oswald MJ, Domain D, Buchholz TA. Department of Radiation Oncology, The University of Texas M.D. Anderson Cancer Center

目的:マンモグラフィ、超音波検査、理学的検査により臨床的多発性もしくは多中心性乳癌と診断された患者が、臨床的に単発病変の患者と比較して予後が悪いかどうかを評価することが目的である。




患者と方法:1976年から 2003年にかけて M.D. Anderson Cancer Center (Houston, TX) で術前のアントラサイクリン系の化学療法を行ったうえで乳房温存手術、乳房切除術のみ、もしくは乳房切除術に術後放射線療法を施行した一連の stages I-III 乳癌患者 706名をレトロスペクティブに解析した。

結果:経過観察期間の中央値は 66ヵ月である。診察時、706例中 97例が臨床的に多発性乳癌であった (13.7%)。5年局所領域再発率は単発性乳癌では 10%、多発性乳癌では 7% であった (P = .78)。治療群間のサブセット解析では、局所領域における治療手段の種類に関わらず局所領域制御率における統計学的な有意差は確認されなかった。乳房温存術で治療された多発病巣を有する患者では、乳房内再発症例はなく、1例の鎖骨上窩再発を認めたのみであった。多発乳癌患者と単発の乳癌患者での 5年無再発生存期間と全生存期間は同等であった。

結論:診断時に臨床的多発乳癌とされ、術前化学療法後に局所領域治療を受けた患者は、単発性の乳癌と同等の 5年局所領域制御率、無再発生存期間そして全生存期間である。臨床的に指摘された多発性乳癌は予後不良を予測するものではなかった。
PMID: 17075114

(平 栄(放射線腫瘍科) 翻訳寄稿)
免責事項
米国臨床腫瘍学会(ASCO)の許諾を受けて翻訳されたものです。ASCOは翻訳文書における誤訳や省略に関して責任を負いません。
Translated with permission from American Society of Clinical Oncology. ASCO is not responsible for errors or omissions in translation


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