エクジェイド(デフェラシロクス):枠囲警告
血液腫瘍科医などの医療従事者向け
2010年2月18日 ノバルティスオンコロジー社とFDAは、エクジェイドの添付文書における最新の変更事項を医療従事者に通達した。エクジェイドは、2歳以上の患者を対象として輸血に因る慢性鉄過剰症の治療に使用される。添付文書の禁忌、警告および薬物相互作用の項(枠囲警告を含む)に新しい文章が追加された。その内容は、本剤によって下記の疾患が引き起こされるかもしれないということである。[pagebreak]・腎不全などの腎障害 ・肝不全などの肝障害 ・胃腸出血 これらの疾患で致死的な症例も報告されている。これらの疾患は、高齢患者、リスクの高い骨髄異形成症候群の患者、腎障害や肝障害の基礎疾患または血小板数減少を伴う患者にて高頻度で認められた。エクジェイドを用いた治療では、添付文書に記載されているように、血清クレアチニンやクレアチニンクリアランス、血清トランスアミナーゼやビリルビンなどについて慎重に患者をモニタリングすることが必要である。
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