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Zactima、進行非小細胞肺癌(NSCLC)に有効

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Zactima、進行非小細胞肺癌(NSCLC)に有効

キャンサーコンサルタンツ
2009年5月

ランダム化第2相国際臨床試験に携わった研究者らにより、局所進行非小細胞肺癌(NSCLC)またはIV期NSCLC患者の二次治療として、Zactima〔ザクティマ〕(バンデタニブ)はイレッサ (ゲフィチニブ)よりも有効である可能性が高いことが示唆された。この試験の詳細は2009年5月20日発行のJournal of Clinical Oncology誌に掲載されている。

 

Zactimaは血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)、上皮増殖因子受容体(EGFR)およびRETチロシンキナーゼを標的とする1日1回の経口剤である。これら3つの標的に対する活性から、Zactimaは期待できる新規薬剤であると考えられる。

 

イレッサは、プラチナ製剤やドセタキセルを含む化学療法がうまくゆかなかったNSCLC患者に対して継続的に経口投与する薬剤として米国で承認されている。イレッサは選択的EGFRチロシンキナーゼ阻害薬である。上皮増殖因子受容体は、NSCLCを含むヒトの固形腫瘍の多くに発現、過剰発現し、ときに調節不能な状態となっている。この受容体が活性化すると、アポトーシスを阻害し、細胞増殖、細胞接着、浸潤能、運動能を増大させることにより、腫瘍増殖を促進すると考えられている。肺腺癌や気管支肺胞上皮癌に奏効する場合が多く、非喫煙者により奏効の可能性が高い。

 

今回の研究には一次治療がうまくいかなかった局所進行NSCLCまたはIV期NSCLC患者168人が登録された。患者はZactima群またはイレッサ群に無作為に(またはランダムに)割り付けされ、癌の進行または毒性が認められるまで治療を継続した。Zactimaまたはイレッサがうまくいかなかった場合、投与群をもう一方の投与群に変更することが可能である。最初にZactimaの投与を受けていた19人の患者がイレッサ群に移行し、最初にイレッサの投与を受けていた37人の患者がZactima群に移行した。本試験の最初の段階で、Zactimaは無増悪生存期間の延長においてイレッサよりも有効性が高かった。無増悪生存期間中央値は、Zactimaの投与を受けていた患者では11週間、イレッサの投与を受けていた患者では8週間であった。クロスオーバーの段階では、イレッサの投与後にZactimaの投与を受けた患者の無増悪生存期間は65日、Zactimaの投与後にイレッサの投与を受けた患者については28日であった。全体的な生存期間は2群間において差はなかった。

 

コメント:これらのデータは、局所進行およびIV期NSCLCの二次治療としてイレッサよりZactimaの有効性が高い可能性を示唆している。

 

参考文献:[1] Natale RB, Bodkin D, Bovindan R, et al. Vandetanib versus gefitinib in patients with advanced non-small-cell lung cancer: Results from a two-part, double-blind, randomized phase II study. Journal of Clinical Oncology. 2009;27:2523-2529.

 


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翻訳滝澤 美樹

監修久保田 馨(胸部腫瘍医/国立がんセンター中央病院)

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